空くには訳のある映画館

先週の日曜日のこと、前売りを買った映画『ジャンパー』が既に公開され３週間ということに気付き、慌てて観に行った。いつもの空いていて自由に座れる初回を目指し、上映３０分前に着く。入り口には既に１５名ほど・・・もっとかも知れない？・・が並んでいた。入れるのは２０分前からと書いてあったが、早く座らせろよ。入場を早めたらぼったくりサンドの売れ行きも少しは良くなるというものだ。

本来ならはプラスαを取られる、ど真ん中白カバーの特別席に座る。皆さん意外に遠慮しており、一列に３人しか座っていない。遠慮というよりは観客が少ないんだ（笑）。３週間目といえばこんなもんか。映画は視覚的には面白かったが、ストーリーはいまいちであった。

帰ってからYahooの素人さん映画評を読むと同じような感想が並んでいた。どうも特殊効果画像、ＳＦＸを楽しむべき映画らしい。観客が少ないのもそのせいかも知れない。そもそも映画ファンは待ち切れない人が多いので、普通の人は初日には行かないようにした方がいい。混むだけでなく怪しい奴が多いのだ。ターミネーターの初日には同じ格好した奴等が真ん中の１列を占めていた。その中にはターミネーターの被り物までしている奴も（但し、貧弱な体がＬＡの知事とはかけ離れ、どちらかというとジョークになっていた）

映画の上映期間にもよるのだろうが、終了間際に行っても結構混んでいる映画もある。あれは好評が新たな観客を呼んでいるのだろうか、それとも一人で複数回観る人が多いのだろうか？気になって調べるとぼーずがやられたと怒ったトランスフォーマーを十数回観たという人の話を見つけた。そーか、やっぱり同じ映画を見る人はいるんだ。（しかし、なんでトランスフォーマー・・分からん）

ぼーずが子供の頃、映画館は入れ替えではなかったので、その場に残っても料金はそのまま、勢いでもう一回ということもあった。但し料金を２度払ってまで観るということは滅多になく、複数回観に行ったのはイージーライダーとウッドストック位だろうか。それもロードショーではなく、３本３００円という格安のリバイバル専門館、今は無き三宮ビック映劇での話だ。

最近ＤＶＤで古い映画を観て思うのだが、やっぱり映画館の大画面はいい。家のＴＶサイズとは迫力が違う。格安でリバイバル上映してくれたら結構観客は入るんじゃないだろうか。前述のビックという映画館はそれなりに客が入っていたと思う。まぁ、儲からんから閉館になったのだろうが、それは神戸の話だ。人口の多い関東なら充分ペイすると思うのだが、誰かやらんかな？