唯一不愉快であったのが、最近は死語になりつつあるおっさんのポマード。何で金かけてあんな臭いを撒き散らすんだと不思議で仕方なかった。私鉄の阪急より国鉄(当時はそーゆーたんや!現在のJR)の方がより臭かった覚えがある。聞いた話ではあるが、扱いやすい植物性ポマードは、原料そのものにあまり芳しくない臭いがあるため、強めの香料を使って元の臭いを消していたというのだ。
それが深層心理に働いている訳ではないだろうが、どうも匂いのきつい香水類は苦手で、若い頃は夏に柑橘系コロンをひと吹きする程度であった。ところが最近は冬も付けるようになってしまった。というのも歳を食ったせいか、なんか自分が臭うような気がするのだ。これを加齢臭というそうだが、イタチの自家製香水と違い、自分で匂わせたり止めたりは出来ないのが辛い。
思うに、ある臭いに良い香りを加えて消すというのは難しい作業だ。かといってキムコ(活性炭消臭材)をぶら下げて歩きたくはない。体の芯から香る方法はないだろうか。ニンニクを多食すると翌日体から臭ってるとお袋に言われたものだが、実際に調べた学者によると、ニンニク臭は毛穴から出ていたという。これの芳香版があればいいのだ。海外で気になったのだが、中東系の人達が集まっているとスパイスの香りがする時がある。あれはひょっとして同じように体から匂ってるんじゃないのだろうか。
ぼーずは激辛が好きなので、社内食堂のカレー用にチリペッパーの小ビンを机に常備している。これにインドの総合スパイスであるガラムマサラを混ぜてみようかと思う。そう、賢明な読者は多分お気付きであろう。現在の悩みの種、加齢臭をカレー臭に変えようというのだ。
お後がよろしいようで。
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