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2010Japan Blues & Soul Carnival(その2)

入り口にブルースギタリストのバーナード・アリソンは病欠で代役を立てたとあるではないか。こらぁ、ちょっとまて、あのギターの代役って・・・スティーヴィー・レイ・ヴォーンとジミヘン足したような音出す奴他にいるか?無理言うたらアカン。

最初のバンドはローラーコースター。元は師匠のバンドだったが、脱退後も度々一緒に演奏してきた人達だ。同じく元メンバーの吾妻光良さん、準メンバーと言ってもいい石川二三夫さんがゲスト参加。ひたすらブルースをやってきた人達が悪かろう訳がない。

続いて急遽代役にジョー・ルイス・ウォーカーが(と言っても代役を立てる位の余裕はあったようだ)登場。サンフランシスコ出身のブルースマンって珍しいんじゃないか?B.B.KingのBlues Summit最後の曲Everybody's Had the Bluesをデュエットしていたのが彼のようだ。(CD探しても出てこないので確信なし)なかなか渋い、いい声をしている。

確かにこれまでの内容はいいのだが、ローラーはルースターでも聴ける。アリソンの欠場は非常に痛い、野音に来た意味は・・・という迷いを最後にこの人がぶっ飛ばしてくれた、ソロモン=バーク。金ピカの玉座?にどっかと座りこんで、ラッパやストリングスまで入れたバンドをバックにド迫力で歌ってくれた。

圧巻はゴスペル(とぼーずは思う)のNone of us are free。コーラスがうなりを上げ、『誰も自由じゃない、鎖につながれた者もいる、誰も自由じゃない』と迫ってきた。また、オーティスの有名な曲のいくつかを演奏したりと、サービス精神に溢れたステージだった。

これは大事なことだと思う。マニアックなファンにはいいかもしれないが、余り知られていない演奏者がオリジナルだけというのは、やはり不親切だと思う。ほんの1~2曲、スタンダードを混ぜるだけでずっと取っ付き安くなるからだ。マディがいなくてもMojo Workin’は一気に盛り上がる。

バンドにはバークの息子や末娘(ぼーずの聴き違いでなければだが・・但し、このおっちゃんまだ現役で子供を作りそうな気配があるから怖い)が歌ったり、日本人のバンマス(ラメ入りミニの似合うトロンボーン奏者)紹介したり、せっせと花を配ったりと楽しさ溢れる趣向がさすがだった。なんたってカーニバルだからね。

閉場後の大盛り焼きそばからは首尾良く逃れたが、ドイツビールからは逃げられん。エルディンガーの小麦ドゥンケル(スタウトの一種、コクがありアルコール度数も高い)美味かったぁ。但し、500mlグラスが千五百円。ドイツ観光局!暴利を取り締まらんか。

※期間中ミュンヘンでは役人が陶器製のグラスに入れたビールの量をメジャーでチェックして、中身をちょろまかす違反を摘発している。ガラス製グラスには目盛りと容量が書いてあるので誤魔化しようがない。

グラスの保証金は日独大差ないのに、なんで中身はこんなに違う(笑)。
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