検査の中には検便まである。と言っても消化器系疾患の検査であり、小さい頃にやったギョウ虫検査では無い。恐ろしい事に、こう言うと『なんですか?それ』と言われることがある。検査を受けてない世代が存在するんだ。未だに感染が騒がれていることがあるのに検査が不要とは。
もっとも、検査をした世代でも実体派とコピー派???に分かれる。実体派とはそのものをマッチ箱(現在、喫茶店でくれたりする平たいものを想像されては困る。金を出して買っていた奴は幅は狭いが高さは倍近いものだった。この写真でわかるかな?)に入れて学校まで持って行かされた連中を差す。
コピー派とはこーもんにセロテープのどでかい奴を貼り付けた後、はがしたものを持って行った奴らをさす。テープの粘着力でギョウ虫の卵を探り、親の有無を検査していたのだ。ま、コピーとは言えんかもしれない。漫画家の西原理恵子はこのシールをポキールと呼んでいたが、名前まで憶えるかね?
実体派は厳重にビニールでくるみ持って行くのだが、ランドセルに入れたら汚いだの、紙袋に入れて歩くのは恥ずかしいとかワイワイやりあった覚えがある。よく聞くのは当日どー頑張っても採取出来ず、しかたなくワンコにもらった奴?を入れて行って、後日大騒ぎになったとか、マッチ箱と言われ、徳用箱に一回分すべてを入れて行って、先生に怒られたというものだ。話には聞くが実際にやったという奴にお目にかかったことが無い。都市伝説の類かなぁ?
栄養が足りない時代に子供がかかれば確かに害があるあろうが、過食、飽食時代の我が国である。ちょっと位虫にくれてやってもいいような気がする。お医者さんの藤田紘一郎さんによると、寄生虫にはヤバイ奴もいるがギョウ虫くらいなら花粉症にかからなくなるメリットもあると言っておられた。
因みに、最近の検便とは容器の蓋と一体化した樹脂の棒で、検体(はい、己が身の分身ですな)の表面をこすり、薬液の入った容器にネジ込んで提出する。操作は簡単だが、実際にやる姿はマヌケである。現在主流の腰掛式便器では至難の業なのだ。また、容器に付いてくる採取法の取扱説明書が面白い。検体のイラストがめっちゃリアルなのだ。あんなもん、そっくりにせんでもいいだろうに。捨てるのももったいないから、いつも人にあげて喜ばれている。食事前に渡すのが一番受けるよーだ。
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