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これまで7匹のワンコと暮らしたが、主人を噛む犬などはいなかった。先代のハスキー犬ヤンなんか、怪しげなものを咥えたら口の中に手を突っ込んで取り上げられた。再度咥えようとすると後からケリを入れていたが、逆ギレされたなんてことは一度もない。
アサコは柴としては3匹目なのだが、前の2匹とは全然違う。まず全てのワンコにフレンドリーで彼らの飼い主さんがもっと好き。柴くらい他人に馴れない犬はいないと思っていたのに・・・なんじゃ?こいつは。ソトヅラのアサと命名した位、他人には愛想がいい。
それが家では気に食わないことをされると、鼻にシワを寄せて怒り出す。またその内、夜にアサをケージに入れて、ドアを閉めると狂ったように怒り出すようになった。気になったのはワクチン接種が生後4週で、これはペットショップがやったに決まってる。と言う事は4週で親から離しているのに違いない。
ワンコは短くても8週、出来れば12週を親と過ごすように言われている。そうしないと社会性が身に付かないのだそうな。確かドイツでは8週以内の売買は禁じられていたはずだ。ペットショップが可愛い子犬時代に売らんかなの悪習を止めな限り、この問題は起きると思う。
遺伝的なことを疑い、主治医に相談するが『問題ないし、頭のいい子だと思う』と言われる。さすがソトヅラNo1。当初、躾けが気に食わんから僕に対して反抗してると思っていたが、その内可愛がるだけの婆さんや妹までやられ、これは早いうちに何とかしないと大変なことになると気付く。
というのも、反抗が尋常ではなく『このままだと、いつかアサを殺すことになる』と怯えたためだ。これはもうプロに頼るしかない。それも警察犬系の体罰を肯定するトレーナーは絶対にダメと悟る。確かに彼らはかなりキツイ体罰を行うが、ワンコはシェパードやドーベルマンという大型犬。少々殴られても応えないワンコ達だ。
ネットであちこち探し回り、これはという人を見つけて電話した。なんとウチのすぐ近所で犬の幼稚園を運営してる人だった。電話をするとすぐに来てくれ『何が嫌なのか確認しますね』と言いながら薄い手袋だけでアサの首輪を掴む。センセ・・・か、か、噛まれまっせ。
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所がアサはちょっと唸っただけでトレーナーに甘えまくる。なんちゅうイヌたらしだ(笑)7月からその先生と一緒になって『アサは良いワンコに』『僕や妹は良い飼い主に』なるよう特訓を重ねる。当然アサへの体罰は一切なし。二ヵ月でアサの顔が本当に穏やかになった。戸塚ヨットスクールに預けなかったのは大正解だった。
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まだまだ先は長そうだが、兎に角お互いを信頼できるようになってきた。お座り・待て・ハウスはほぼ完ぺき。伏せやアウト(噛んでるものを離せ)は難易度が高いが、かなり習得できるようになった。トレーナー様々であるが、まだまだ頑張らないとなぁ。