gooブログはじめました!

金杯物語(その3)

六本木にあるトキさんの店を見つけたのと前後して(多分後だと思うが)、ギターのコウちゃん(エディ藩)が横浜でライブをやると知って、聴きに行ったことがあった。氷川丸の船内ホールで確かTバードというバンドをバックにやった時だった。

曲はオリエント=エクスプレスの(70年代)やソロアルバムBlue Jade(82年)からのオリジナルやカバーだった。映画Pretty Womanの主題曲Oh Pretty WomanなんてPopsめいたものもあったが、長い髪の少女のリクエストに対しては『聞きたい人は六本木のGolden Cupに行って』(笑)。まだカップス時代の持ち歌嫌いが残っていたのだろうか。

それからは事業に専念と聞いていたが、しばらくして関内に自分のライブハウスStormy Mondayを開き、そこで演奏するようになった。ぼーずが行った頃はたまにしかやらなくなった後期のようだ。ブレザーを着たブルースハープ奏者がいて『この落差はなんなんだ?』と思ったが演奏は上手だった。今思うと鈴木司さんだったような気がする。この頃は長い髪の少女が解禁?となり、ライブの度に歌っていたので、何か彼の中で変化があったのかも知れない。

この後コウちゃんはStormy Mondayを現オーナーのかずきさんに譲り、中華街にある鴻昌という中華レストラン経営に戻ったようだ。そのためライブはあまりやらず、やってもStormy以外の店だった。その頃、妹尾師匠は月一Seno-TeraでStormyに出演しており、鴻昌へは腹ごしらえに通ったものだった。

普段は着物姿のきれいな奥さんがレジを担当していたが、コウちゃんがいる時もあった。店にはライブのフライヤーや白のテレキャスが置かれ、ちょっと普通じゃない店という感じになっていた。蛇足だが、それまで鴻昌はショーウインドゥに古びた扇風機が置かれ、料理は美味いがこの店は何だ?みたいな言われ方をしていた。元々普通じゃなかったかも(笑)。

ぼーずの定番は白モツの蒸し物と海老の巻き揚げでまずビール。締めに豚の骨付きバラ肉の唐揚げがデンと乗った、餡かけ炒飯というものだった。炒飯は味、ボリューム共に最高なのだが、ビールを1本にしておかないと大食いのぼーずですら完食出来ない程のすごい量であった。残念な事に鴻昌本店は店をたたみ、現在は別館だけのようだ。もう一度あの“横浜ホンキートンク炒飯”(勝手に命名)を食べたいと思う。

最近では、2005年に加納秀人のコンサートへ彼は伸ちゃんとゲスト参加をした。憧れのギタリスト2人が共演。飛んでいったのは言うまでもない。古都奈良の中心街に奈良町と言う所があり、ここでは猿が手をつないでぶら下がっていたり、赤い飾りが吊るされているのをあちこちで見ることが出来る。庚申信仰の名残で、猿は庚申様のお使いなのだそうだ。

二大ギタリストのコウちゃんと伸ちゃん。そーか、ぼーずも“コウシン信者”だったんだ。

あと一回だけ(笑)、ここに続く

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ひげぼーずのつぶやき」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事