五百夜話

白髪三千丈という言葉がある。一条は約３ｍ、そんなに髪が伸びる訳は無く、中国の大袈裟な表現として使われている。ぼーずも東洋史ゼミでこの言葉を聞いた記憶がある。それが我が国だとちとスケールが小さくなって嘘八百。もっとも八百万の神もおられるので一概に我が国はセコイと言えないかも・・・しかし、神さんがそんなにいたら有難味が無い・・・罰当たりめ？

ぐだぐだ書いたのは八百とは実際のカウント数ではなく多数の例えという事を言いたかったのだが、５００ならどうだろうか。そう、この駄文集『ぼーずのつぶやき』が、これで５００回を数えた。駄文とは知りつつ、やはりぼーずも人の子である。ちょっとは格調高い５００回目を書こうとしたのだが・・・。

そう思った途端にかけなくなった。生まれついての怠け者なので、毎月１０話書く事を自分に課してきたのだが、あかん（笑）。７月はおかげで６話しか書けなかった。ま、格調高くが無理だった。と、早々と諦め、ＰＣに向かっていると何やら破裂音がする。ぼーずのアパート北は自衛隊朝霞駐屯地。某国にミサイルを撃ち込むほどの金は無いし、クーデター・・？　朝霞は体育学校なので隊員は疲れ切り、それどころではないはずだ。

良く聞くと花火の音だ。そうか朝霞市がキャンプドレイクの跡地で毎年やってる花火大会は今日だったんだ。取り敢えず夕涼みがてら、音のする方に行ってみた。自衛隊の南に隣接する公園を通ると花火のてっぺんが見える。但し、目隠しの樹木が育ち過ぎ全体が見えない。一部だけ観てもなぁ。

そのまま歩くと人だかりが見えた。なるほど、テニスコートがあるため、そこだけは木が切られていて全体が見える。但し、コートがライトで煌々と照らされ、花火を見る所では無い。言い掛かりと承知で言わせてもらうが、うちらは予約したんだからねと言わんばかりの態度が気に入らん。

確かに市民コートであり、当然の権利かも知れないが、あれだけ大勢の人が見上げているんだから、と考えながら通り過ぎた。ま、文句を垂れる方がおかしいのだろう。ふと気になったのだが、駐屯地はたまに一般公開する、花火見物で敷地を公開と言うのもいいんじゃないかな。

しょうもない映画制作に協力するよりももっと市民が自衛隊を身近に感じるのではないだろうか。ぼーずが広報担当ならきっとやってるな（笑）。昔、見学の後、ここで昼飯をごちそうになったことがあった。鴨のグリルで味もさることながらボリュームがすごい。聞いて驚いたのは、昼飯のカロリーがなんと３５００Ｋｃａｌ（笑）。これが体育学校の訓練生だと５０００Ｋｃａｌだとか。一般用でも・・・一食で終わるやんけ。き、危険だ。

うーん。５００回に相応しい高尚な・・わはは・・・いつもの食い物ネタで締めてしまった。