一年経って。

３月11日にRと友達二人の4人でKentにあるお城に行ってきました。

なぜこのお城に鎧兜や日本刀、漆塗りの道具類など日本の美術工芸品があり
日本とのつながりを感じさせるのか、行く前から非常に興味深かったのです。

このお城の元持ち主のDenys Bower氏は非常に日本とエジプトに興味を持っていたらしく、その二国に
ゆかりのあるもののコレクターでもあったそうです。
第二次世界対戦後１９５６年にこのお城をローンで手に入れ、そこに自分のコレクションを展示したのが今ある
このお城の初まりです。

その一年後、三番目の妻となるべく30歳年下の婚約者との破談に腹を立て
銃で殺人未遂を犯します。
出所した後、１９７７年に７０歳で亡くなりますが，その後このお城をプライベートトラストが管理し
Chiddingstone村はナショナルトラストが管理することになったそうです。




この日は、まさに小春日和で一年前のこの日に日本であんな恐ろしいことがあったなんて嘘のようでした。


水仙の花が咲き乱れ春の訪れを喜んでいるようです。


そこで神父さんが震災のあった2時46分に、ここに寄贈された5本の桜の木のそばで
祈りを捧げて下さいました。
震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された地域と皆様の一日も早い復興をお祈り申し上げています。


フランクフルトから運ばれてきたというこの桜の木がもっともっと大きくなって
たくさんのお花をつける頃は世界は今より愛ある場所になっていますように、
日本はもっと子供たちが安心して住める国になっていますように。





Chiddingstone castle








2年ぶりくらいにLEさんと再会できたのもすごく嬉しかったです。
そして”日本人の方ですか?”と話しかけてくださったこのお城近辺にお住まいだというの日本人の方，村の見どころをおしえてくださってありがとうございました