蛇紋岩は滑り易い・・・今回は逆に危険になるかもしれないストックは封印。
「早池峰山への道中、彼方此方(2014.7.27)」「早池峰神社・岳(2014.7.27)」の続きです。
明けて7月28日、峰南荘にて3時30分起床。
窓の外を覗くと、まだ暗く前日と違って風で木々が揺れていない♪
先ずは、携帯トイレのお世話に絶対なるものかと (^^ゞ
次いで、ロビー?に用意されていた朝食用のオニギリを胃ではなくザックに詰め込んで・・・
未だ腹が空いていないので、ここはアミノバイタルゼリースーパースポーツを。
そして準備完了!まだ4時30分。
残念ながら周りの山々の山頂部は雲の中。
峰南荘の前の公衆トイレがある駐車場で準備体操をしてからバス(シャトルバスではありません)に乗り込み・・・
主要地方道25号紫波江繋線(花巻市大迫町内川目岳~宮古市江繋)の
2014年の早池峰山車両交通規制は6月8日から8月3日までの土日祝日
今回は平日なので規制なし。
車窓からいくつかの滝を眺めながら、先ずは河原の坊バス停留所で停車。
クラブのメンバーの約半分がここで降車しましたが、私はここでは降りません!
というのも・・・
※健脚の方は、河原の坊登山口から登り小田越登山口に下りるコースをおすすめします。
※足や体力に自信のない方は、小田越登山口と頂上の往復をおすすめします。
この注記は花巻市のホームページ「早池峰国定公園トップページ」より引用。
なぜなら小田越登山口から小田越コースを登るから (^^ゞ
河原の坊コースより高山植物が多いらしいし、健脚ではないから。
それに次の日の仕事の事も考えなくてはならないし・・・
小田越バス停留所 5:25
早池峰国定公園
早池峰山は北上山地の最高峰で、日本百名山や花の百名山に選ばれています。
個人的な判断で、ストック?トレッキングポール?2本はザックに括り付けたままで今回はただのお飾りに。
いろいろと予習してきたんだから、持ってこなければ良かった・・・などと思いながら
小田越登山口出発 5:35
今回は班長ではないのに先頭を任されまして・・・
ここから山頂までは標高差約700mを約2.7kmで登ることに。
頑張ろう!
最初の木道はすぐに終了。
風もなくユルユル登りの湿気ムンムンの登山道を
テレビでよく見るガイドさんのように胸の前で腕を組んで一歩ずつゆっくりゆっくり(楽かも♪)
そして、道中花が咲いていればその名をレクチャー!
・・・速い?
ならば、いつものように写真を撮ってスピード調整♪
所々に、熊除けのためのボコボコになった一斗缶が木からぶら下がっていて・・・
前方に誰かが歩いている気配が全くないので、それを備え付けのバチでガンガン鳴らす。
もちろん?後続もガンガン!
これから咲くカニコウモリ。
葉っぱをめくってその裏側を見てみれば由来がわかリます。
他にもツクバネソウとか色々咲いていましたが、急いで撮ったのでブレブレに (-_-;)
再び短い区間の木道を経て、携帯トイレブース(テント)がある
石積みの
三里塚?
ウェアの調整小休止 5:57~6:00
ここからは若干傾斜が増して、樹林帯を抜ける頃には
蛇紋岩の、しかも濡れた大きな石がゴロゴロしてきて・・・辺りにはコメツツジがチラホラと。
小田越登山口から800m。
ここが御門口の
まだ一合目 6:13
ここからは高山帯。
森林限界を超えて、本当は眺めが良いんでしょうけれどもガスガスのうえに強風。
自宅を出る前に調べておいたこの日の風速は10m/sオーバーだったので、その風の強さは承知していましたが
初めての山で景色が見えないのは悔しい (T_T)
ちなみに27日は風速20m/sオーバー!
十数メートル先が見えない事がほとんどでしたが、時々ガスが風で流された時がシャッターチャンス!
蛇紋岩は乾いていても滑り易く、濡れていれば尚更。
平らな場所に足を置くと滑りにくい・・・トレッキングブーツをこの山のために新調した甲斐があったかな♪
これは予習済みのウスユキソウ(ミネウスユキソウ)
初見のイブキジャコウソウ。
強風でガスが一瞬だけとれて、見えそうで見えない景色に悶々。
早池峰山固有種のナンブトラノオ♪
ずぶ濡れのタカネナデシコ (T_T)
ウスユキソウよりも背が高く、あきらかに大きく・・・密集していない。
これがハヤチネウスユキソウ?
今年は早くに終わってしまったと聞いていたので、しょうがないけれど希望は捨てぬ。
ガスがとれる気配がすれば皆振り向く。
ちなみに彼らは・・・やっぱり福島県からの団体さん (@_@。
岩場の急坂は手も使ってなんのその。
とにかく先頭を任されているので・・・
目印にもなる登山道のロープから絶対にはみ出さず、なるべく登り易い場所を見極めて一歩一歩。
攻略している感じで・・・正直、辛いというより面白い♪
面白いけれども、登っても登っても身体が温まらない。
風が避けられる大きな岩があれば何度も小休止して列がノビノビにならないように。
ついでに再度の衣類調節を・・・雨は降っていないけれども湿気でいろいろ湿っぽいからカッパ着よう。
小さなホソバツメクサに
ミヤマアケボノソウ♪
強風に靡く花々をなんとか撮りながら黙々と。
(心の中ではもちろん風に向かってコン○クショー!)
視界の隅に標柱が・・・
二合目 6:56
続きます。