定期健診で病院内で年老いた親子、ご夫婦を目にすることが。
親御さん達は70~80?90代?
お子さんとはいえ、年齢も50~60代以降?
ご夫婦も私よりは年齢層はかなり上の方々。。
その様子を拝見すると(人間ウォッチが好きなもので )
優しく接する人もいれば、心配しながらも本人を動かそうとしている人。
えーなんで優しくしてあげないの?と思うような親子も。。。
この間見た親子は、娘さんらしき人がずーっとお母さんに小言を言っていた。
ご夫婦も手を繋いで見つめ合う(なかなか珍しい )
穏やかな空気が流れているご夫婦も。
でも、中にはツンケンしているお二人。奥さんについているだけの方。
奥さんが後ろから文句ばっかり言って歩いてるなんて光景も。。
たまたま見かけた一コマの事だから何とも言えないけれど、
それを見て考えてしまいましたね。。
親子の場合。
自分の子育てが大丈夫だったかどうかは、
我が子が育児をし、その子が成人した時に成果が見えると思ってる。
本当に子育てって、純真無垢で生まれてきた人間に、
生きる為の術を教え、して良い事、悪い事の基礎の基礎を教え、
挨拶を教え、日本の味、文化、アイデンティティーも教えていく。。
本当に一つ、一つを手取り、足取り。
例えば。。
料理一つにしても、食材の選び方、処理、切り方、出汁の取り方、
調味料の順番、音、匂いで入れるタイミングや進行状況を確認。
教え込むのにどれ程の時間と心を遣うか。。。
家族の体調を考えたメニューなんてのもね。。
色んな分野の詳細な事を多岐に渡り、
自分の中の持っている知識、技術、心を持って教え込む。。。
とてつもなく責任の大きな作業の連続。
その上、人格は別だしね。
子育てって自分の中にある常識、倫理観、知識etcを総動員して
自分自身とも向き合いながら、子供に教え、示していく作業。
結果が出るのなんて何十年も先だし、常に不安との戦い。
そして、一番のモデルになるのは自分の親からの教えと、
心に残っている残像、出会う方々との影響も。。
それが優しいものなら、子供にも同じように出来るけど、
そうでないなら。。。
何時か自分が年老いて、子供に面倒をみてもらう事があった場合、
今度は自分の行いの結果が表れる。。。?
双方共に笑顔で車いすを押す親子を見るとほっこりするけど。。
何もこんな場所で親を罵倒しなくても。。。
旦那さんに、奥さんに、暴言吐かなくても。。。
という光景をたまに目にするにつけ(病院だと如実に出る。。)
優しくできず、暴言吐くのは。。
きっとそんな扱いを受けた事があるからなんだろうなぁ。。。
優しくしたくても、
ちょっとした地雷が心に刺さり、できないんだろうなぁ~と。。。
親子だけでなく、夫婦の関係も。。。
結婚当初からお互いを思いやれる努力をしてきたか?
モラハラの旦那さんや、恐妻さんもいるし。。。
そう考えると、日々の生活の中でお互いを慈しみ、
大切にする習慣を身につけてるか、努力してきたかの結果が
年老いてから出てくる。。?
病気になって思うようにならずにって場合もあるし。。
基本はその方々が過ごしてきた家庭環境の集大成。
社会に出てから自分で身につけ、取捨選択した結果。。。
孫の成長と共に、老いていく自分達に子供達がどう接していくのか?
楽しみでもあり、怖くもあり。。
優しくありたい。。
『食育・娘と母の発見』
お母さんのお弁当覚えてる?