Waterfalls Blog

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リック・アストリー 東京公演@Bunkamura オーチャードホール

2014-11-16 | Live Report

2014年11月13日、リック・アストリーが8年ぶり、単独では1989年以来25年ぶりの来日公演を行うということで、渋谷Bunkamuraのオーチャードホールに行ってきました。

リック・アストリーについては、実は何気に隠れリック・ファンで、オリジナル・アルバムも配信限定リリース曲も全部持ってるくらいで、2006年3月12日にも80's DANCE POP SUMMITなるイベントにて、一度リック・アストリーを観ていますが、単独公演はまだ観た事がなかったので、その日を楽しみにしていました。途中、スペシャル・オープニング・アクトとして「愛が止まらない」(“Turn It Into Love”)のヒットで知られるヘイゼル・ディーンの出演も決定したとの報を受けましたが、その時は正直ピンとは来ませんでした。でも、ライヴ直前に予習として「愛が止まらない」をチェックして、よく知っている曲と判明したことで、期待感はさらに高まることとなりました。また、終演後にリックと会える「ミート&グリート(Meet & Greet)」企画も発表された辺りから、気合も入ってきました。

そして、当日、まずスペシャル・オープニング・アクトとして今回が初来日となるヘイゼル・ディーンが一人ステージに登場、「愛が止まらない」(“Turn It Into Love”)を含め、かなりエネルギッシュなステージを展開したことで、結構盛り上がりました。因みに、ヘイゼル・ディーンのセットリストは下記でした:

1. Who's Leaving Who
2. Turn It Into Love
3. Better Off Without You
4. Addicted To Love (Robert Palmer cover)
5. Living On A Prayer (Bon Jovi cover)
6. Whatever I Do (Wherever I Go)
7. Searchin' (I Gotta Find A Man)
8. We Are Family

そして、休憩時間にはミート&グリートの当選番号の発表がありました。(残念ながら私は当選しませんでした。)それから暫くして再び客電が落ち、まずバンドメンバーがステージに登場、前奏を開始してからリック・アストリー本人が登場しました。1曲目から大ヒット曲「Together Forever」ということで一気に盛り上がりました。その後、2012年配信限定リリースの現時点での最新曲「Superman」を披露した後、歌いだした曲がなんと今年世界中で大ヒットとなったPharrell Williamsの「Happy」。この予想外のカバーから会場は再び盛り上がることとなりました。また、バンドのキーボード担当のPete Faintがアカペラでクイーンの名曲「手をとりあって- Teo Torriatte (Let Us Cling Together)」を披露するコーナーがあったり、続く「Hold Me In Your Arms」では最前列のオーディエンスの男女数人にマイクを順に渡してさびのリフレインを一部歌わせたり、「My Arms Keep Missing You」では全曲歌詞を覚えていて歌えるというオーディエンスの男性をステージに上げ一緒に共演したりと、色々趣向を凝らしたライヴでした。後半は自身としてもアルバム内で発表しているものだけでなく未発表のものも含めたカバー曲のオンパレードで、本編最後はこれまた去年世界中で大ヒットとなった曲で今年グラミー賞も受賞したDaft Punkの「Get Lucky」のカバーでした。

アンコールでは、歌手になる前はドラマーだったということで、AC/DCの名曲「Highway  To Hell」のカバーをドラムを叩きながら披露。その後は、一気にリック自身の大ヒット曲で締めるステージでした。因みに、セットリストは下記でした:

1. Together Forever
2. It Would Take A Strong, Strong Man
3. She Wants To Dance With Me
4. When I Fall In Love (Jeri Southern cover)
5. Superman
6. Happy (Pharrell Williams cover)
7. Don't Say Goodbye
8. Take Me To Your Heart
9. Teo Torriatte (Let Us Cling Together) (Queen cover) [A Capella Vocal: Pete Faint]
10. Hold Me In Your Arms
11. My Arms Keep Missing You
12. Lights Out
13. Cry For Help / One Love (Bob Marley cover)
14. Ain't Too Proud To Beg (The Temptations cover)
15. Don't You Worry Child (Swedish House Mafia cover)
16. Everybody Dance (Chic cover)
17. Get Lucky (Daft Punk cover)

---encore---

18. Highway  To Hell (AC/DC cover)
19. Whenever You Need Somebody
20. Never Gonna Give You Up

以上、私自身が中高生時代に慣れ親しんだヒット曲のオンパレードでしたが、合間にリック自身のヒット曲ではないけれども、世界中で流行った最新ヒット曲のカバー等も織り交ぜることで、単なる懐メロ・ショーでは終わらせないものとなっていて、心底楽しめました。また、終演後には出待ちもし、出てきたリック・アストリー本人に一か八か最初に「私達ファンにもミート&グリートの機会を与えて下さい」と呼びかけてみました。すると、嬉しい事に快く応じていただけ、出待ちしていたファンは皆、整然と和やかに写真やサインに応じてもらえましたので、本当に素敵な一時でした。次回は是非とも、既に2年前には完成済の未発売の新作『My Red Book』でも引っさげての来日公演となって欲しいです。

最後に、今回のバンドのメンバーを、下記にご紹介します:

Rick Astley (vo,g)
Pete Faint (key)
Ray Fensome (g)
Dawn Joseph (backvo)
Julian Cox (b)
Simon Merry (ds)
John Maul (key)
Snake Davis (sax)

Special Opening Act
Hazell Dean (vo)

 



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3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
指摘はずばり (Taka@管理人)
2014-11-16 23:49:58
音楽ライターの金澤寿和氏による「単なるサーヴィスというよりは、80年代の自分のヒットがあってこそのファレル、ダフト・パンクであり、自分もシックのDNAを受け継いでいる、ということを伝えたかったのかも知れない」という指摘は、ずばり核心をついていると思いました。http://lightmellow.livedoor.biz/archives/52053341.html
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どうもありがとうございます!!! (Takaさん、ありがとうございます!)
2014-11-21 10:02:27
Takaさん、はじめまして。

ブログの内容
とっても参考になりました。

Takaさん、御身体に気をつけて
毎日エンジョイして下さい。

本当に どうもありがとうございます。
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ありがとうございます (Taka@管理人)
2014-11-22 16:10:06
コメント投稿、ありがとうございました。尚、Hazell Deanのマネジメントから回答を頂けたので、HazellのSetlistも追加致しました。
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