Waterfalls Blog

The Blog of "Waterfalls: Taka's Hemisphere"

中 孝介 全国ツアー「ユライ花」@九段会館

2007-10-08 | Live Report
9月23日(日)、中 孝介のデビュー・アルバム『ユライ花』を引っさげての初の全国ツアー『ユライ花』東京公演を観に、レトロな昭和の雰囲気が漂う九段会館に行ってきました。

初めて中 孝介を知ったのは、こちらにも書いた通り、「さつま白波」TV CMで初めて「」を耳にした時で、どこか郷愁を誘う曲調と中 孝介のファルセットで声を振るわせる奄美の島唄独特の歌い方、そして一言一言噛み締めるように唄われる歌詞にグッときまして、まずは3rdシングル「」の購入に至りました。

実際、“地上で最も優しい歌声”と称される中 孝介の唄には、こちらにも書いた通り、言霊が宿っているように感じますし、聴き手の心に入り込んでくるものがあります。

そして、この度、待望のデビュー・アルバム『ユライ花』を引っさげての初の全国ツアー『ユライ花』がついに実現したということで、漸く中 孝介の歌声を生で聴くことができた訳ですが、アコースティックな編成でスタートした前半では、歌の上手さや歌声の魅力が最大限に引き出されていて、まさにのっけから鳥肌モノで、息を呑むほどでした。また、中盤では「なつかしゃ」をキーボードの弾き語りで披露してくれたり、後半ではエレクトリックな編成でアップテンポの曲も織り交ぜたりと、緩急のバランスのとれたセット・リストでしたので、飽きもきませんでしたし、一曲一曲を丁寧に歌う姿勢にも、平原綾香同様、好感が持てました。他にも、中盤ではトーク・コーナーも設けられていて、少なくとも10分以上、出身地の奄美のことや東京の印象、最近増えているTV出演時のエピソード等を話されていたのですが、中 孝介のおちゃめな一面が垣間見れて、楽しかったです。

そんな中でも個人的に特に印象に残ったのは、メランコリーなギターが印象的な、アップテンポなR&B調の「Goin'on」でした。勿論、「」も言うまでもなく素晴らしかったですが、できればアコースティック編成で更に情感たっぷりに歌い上げてもらいたかったです。

とにかく、客層も幅広く、平原綾香同様、老若男女幅広い世代がユラっていたのも印象的でしたし、日本の原風景というかどこか懐かしい景色が脳裏に思い浮かぶような、“なつかしゃ”の風景をリアルに感じさせる、新しくもノスタルジックでスピリチュアルな音の空間で、自然の空気と同じようなどこか新鮮な気持ちいい空気を運んでくれるライヴでした。

最後に、終演後に会場に貼りだされてあったその日のセットリストを、下記にご紹介します:

1.真昼の花火**+
2.思い出のすぐそばで**+
3.サヨナラのない恋+
4.恋の栞+
5.Ave Maria+
6.白と黒の間に*
7.ホノホシの風~
8.なつかしゃ~
9.路の途中****
10.ひとさし指のメロディ+
11.moontail^
12.星空の下で+
13.Goin'on+
14.種をまく日々****
15.それぞれに*+

アンコール

16.花***+
17.家路^~+

+:アルバム『ユライ花』収録曲
*:シングル 「それぞれに」収録曲
**:シングル「思い出のすぐそばで/真昼の花火」収録曲
***:シングル「」収録曲
****:ニューマキシシングル「種をまく日々」収録曲
^:ミニ・アルバム『マテリヤ』収録曲
~:ミニ・アルバム『なつかしゃのシマ』収録曲


最新の画像もっと見る

post a comment