11月10日(土)、ボーン・クレイン初の単独来日ツアーの東京公演1stステージを観に、東京ミッドタウンに今年8月18日にオープンしたばかりのビルボードライブ東京に行ってきました。
雰囲気としては、ブルーノートのような感じのビルボードライブ東京ですが、フロアは3層構造になっていて、しかも開演前はステージ後方の高透過ガラスに広がる夜景も楽しめる、というとてもゴージャスな会場で、個人的には大変気に入りました。
さてさて、本題に入ります(とは言っても、今回は、ビルボードライブ東京の下見も兼ねていたのです)が、その前にまず、ボーン・クレインを軽くご紹介したいと思います。実は、初めてボーン・クレインを知ったのは、レコード店頭の試聴コーナーにて偶々、このボーン・クレインのアルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』を聴いたのがきっかけでした。ベルギー出身ながら、ダニエル・パウターのようなピアノ・マンでシンガーソングライターということで、実際、エルトン・ジョンやベン・フォールズを彷彿とさせつつもヨーロピアン・テイストも漂うピアノによる流麗な心地良いメロディーが聴いていて心地よかったので、即購入に至りました。
実際、本国ベルギーでは、ReBornという名義で活動しているそうで、2006年にリリースした1stアルバム『FOOLS RUSH IN』(このアルバムが、日本では今年ボーン・クレイン名義でリリースされたアルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』)では、ベルギー国内で最高位10位を獲得し、2006年末にゴールドディスクを獲得。また、そのアルバムからのシングル「DON’T EVER GO」では、ベルギーの人気TV番組のテーマ曲でもあったこともあり、シングルチャートで最高4位を獲得しているとのことで、まさに、本国ベルギーのブライテスト・ホープと言っても過言ではないと思います。
で、ライブですが、バンド・メンバーが順番に登場して、最後にボーン・クレインが登場したのですが、実に爽やかな好青年という風貌で、にこやかに演奏されていたのが印象的でした。また、アルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』収録曲以外にもDaniel Powterの「Bad Day」やBen Folds Fiveの「Song For The Dumped」を(一部最初のサビだけJapanese Versionの「金を返せ」という歌詞で)カヴァーしたのには驚かされましたし、アンコールではThe Commodoresの名曲「Easy」を、オーディエンスに合唱でコーラス参加させて歌ったのにも、(残念ながら日本での洋楽アーティストのライヴでよくあるように、この演出は失敗に終わってしまいましたが)驚きました。他にも、KUBBの「Wicked Soul」やアルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』収録のCyndi Lauperの「Girls Just Wanna Have Fun」のカヴァーや未発表の新曲1曲も織り交ぜての約70分程度のライヴでしたが、「Captivated」や「Right Back To Me」でのオーディエンス席や階上席への駆け込みといった一生懸命盛り上げようとするサプライズな演出もあり、会場は時折盛り上がりました。
ただ、日本では知名度もまだまだのようで、唯一ある程度知られているタイトル曲の「Walking In The Sun」ですら、日本テレビ(NTV)系「oha4」エンディング(お天気コーナー)テーマ曲として流れていただけということもあり、オーディエンスに合唱でコーラス参加させて歌ったものの失敗に終わるなど、会場の雰囲気もあり、全体的にもなかなか今一歩盛り上がりきれなかったのは残念でしたが、ボーン・クレインとそのバックバンドによるパフォーマンス自体は本当に素晴らしいものがありましたので、次回の来日ツアー実現の際には、是非とももっと小さいオールスタンディングの会場での、オーディエンスとの一体感溢れるライブを期待したいです。(個人的には、ビルボードライブ東京という会場自体は気に入りましたが、ボーン・クレインには、まだ身の丈に合わない会場かな、と感じました。)
終演後、ロビーに行くと、ボーン・クレインが出てきていて、写真とかにも気軽に応じていましたし、サインにも(その場ではなく一旦預ける形式で)応じていて、人柄の良さを感じました。(因みに、写真については、カメラを持ってなかった為、断念したのですが、握手と軽く挨拶はできましたし、サインも宛名入りで戴けたので感無量でした。)
因みに、その日のセットリストは下記の通りです:
1.Fools Rush In
2.Julie
3.Bad Day (Daniel Powterのカヴァー)*
4.Best Thing In My Life
5.Money In My Pocket*
6.One True Lover
7.Good Times
8.Girls Just Wanna Have Fun(Cyndi Lauperのカヴァー)
9.Don't Ever Go
10.Wicked Soul(KUBBのカヴァー)*
11.Walking In The Sun
12.Captivated
13.Song For The Dumped(Ben Folds Fiveのカヴァー)*
14.Right Back To Me
(Encore)
15.Easy(The Commodoresのカヴァー)*
*印:新曲、或いは未発表カヴァー曲。
ほかはアルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』日本盤収録曲
最後に、今回のバンドのメンバーを、下記にご紹介します:
ボーン・クレイン/Born Crain(Vocals/Piano)
シガート・デ・ジョーン/Sigert De Jean(Keyboards)
ワード/Ward(Guitar)
ダゴベルト・デ・スメット/Dagobert De Smet(Bass)
ウーター・ヴァン・トーンハウト/Wouter Van Tornhout(Drums)
※ ReBorn's (unofficial) Fan club Siteによると、ボーン・クレイン一行の公式(?)日本公演道中記がこちらでご覧になれるとのことですので、興味のある方は是非ともチェックしてみて下さい。(他にも動画編もYouTubeのこちらでご覧になれますので、そちらも良かったらチェックしてみて下さい。)
雰囲気としては、ブルーノートのような感じのビルボードライブ東京ですが、フロアは3層構造になっていて、しかも開演前はステージ後方の高透過ガラスに広がる夜景も楽しめる、というとてもゴージャスな会場で、個人的には大変気に入りました。
さてさて、本題に入ります(とは言っても、今回は、ビルボードライブ東京の下見も兼ねていたのです)が、その前にまず、ボーン・クレインを軽くご紹介したいと思います。実は、初めてボーン・クレインを知ったのは、レコード店頭の試聴コーナーにて偶々、このボーン・クレインのアルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』を聴いたのがきっかけでした。ベルギー出身ながら、ダニエル・パウターのようなピアノ・マンでシンガーソングライターということで、実際、エルトン・ジョンやベン・フォールズを彷彿とさせつつもヨーロピアン・テイストも漂うピアノによる流麗な心地良いメロディーが聴いていて心地よかったので、即購入に至りました。
実際、本国ベルギーでは、ReBornという名義で活動しているそうで、2006年にリリースした1stアルバム『FOOLS RUSH IN』(このアルバムが、日本では今年ボーン・クレイン名義でリリースされたアルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』)では、ベルギー国内で最高位10位を獲得し、2006年末にゴールドディスクを獲得。また、そのアルバムからのシングル「DON’T EVER GO」では、ベルギーの人気TV番組のテーマ曲でもあったこともあり、シングルチャートで最高4位を獲得しているとのことで、まさに、本国ベルギーのブライテスト・ホープと言っても過言ではないと思います。
で、ライブですが、バンド・メンバーが順番に登場して、最後にボーン・クレインが登場したのですが、実に爽やかな好青年という風貌で、にこやかに演奏されていたのが印象的でした。また、アルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』収録曲以外にもDaniel Powterの「Bad Day」やBen Folds Fiveの「Song For The Dumped」を(一部最初のサビだけJapanese Versionの「金を返せ」という歌詞で)カヴァーしたのには驚かされましたし、アンコールではThe Commodoresの名曲「Easy」を、オーディエンスに合唱でコーラス参加させて歌ったのにも、(残念ながら日本での洋楽アーティストのライヴでよくあるように、この演出は失敗に終わってしまいましたが)驚きました。他にも、KUBBの「Wicked Soul」やアルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』収録のCyndi Lauperの「Girls Just Wanna Have Fun」のカヴァーや未発表の新曲1曲も織り交ぜての約70分程度のライヴでしたが、「Captivated」や「Right Back To Me」でのオーディエンス席や階上席への駆け込みといった一生懸命盛り上げようとするサプライズな演出もあり、会場は時折盛り上がりました。
ただ、日本では知名度もまだまだのようで、唯一ある程度知られているタイトル曲の「Walking In The Sun」ですら、日本テレビ(NTV)系「oha4」エンディング(お天気コーナー)テーマ曲として流れていただけということもあり、オーディエンスに合唱でコーラス参加させて歌ったものの失敗に終わるなど、会場の雰囲気もあり、全体的にもなかなか今一歩盛り上がりきれなかったのは残念でしたが、ボーン・クレインとそのバックバンドによるパフォーマンス自体は本当に素晴らしいものがありましたので、次回の来日ツアー実現の際には、是非とももっと小さいオールスタンディングの会場での、オーディエンスとの一体感溢れるライブを期待したいです。(個人的には、ビルボードライブ東京という会場自体は気に入りましたが、ボーン・クレインには、まだ身の丈に合わない会場かな、と感じました。)
終演後、ロビーに行くと、ボーン・クレインが出てきていて、写真とかにも気軽に応じていましたし、サインにも(その場ではなく一旦預ける形式で)応じていて、人柄の良さを感じました。(因みに、写真については、カメラを持ってなかった為、断念したのですが、握手と軽く挨拶はできましたし、サインも宛名入りで戴けたので感無量でした。)
因みに、その日のセットリストは下記の通りです:
1.Fools Rush In
2.Julie
3.Bad Day (Daniel Powterのカヴァー)*
4.Best Thing In My Life
5.Money In My Pocket*
6.One True Lover
7.Good Times
8.Girls Just Wanna Have Fun(Cyndi Lauperのカヴァー)
9.Don't Ever Go
10.Wicked Soul(KUBBのカヴァー)*
11.Walking In The Sun
12.Captivated
13.Song For The Dumped(Ben Folds Fiveのカヴァー)*
14.Right Back To Me
(Encore)
15.Easy(The Commodoresのカヴァー)*
*印:新曲、或いは未発表カヴァー曲。
ほかはアルバム『ウォーキング・イン・ザ・サン』日本盤収録曲
最後に、今回のバンドのメンバーを、下記にご紹介します:
ボーン・クレイン/Born Crain(Vocals/Piano)
シガート・デ・ジョーン/Sigert De Jean(Keyboards)
ワード/Ward(Guitar)
ダゴベルト・デ・スメット/Dagobert De Smet(Bass)
ウーター・ヴァン・トーンハウト/Wouter Van Tornhout(Drums)
※ ReBorn's (unofficial) Fan club Siteによると、ボーン・クレイン一行の公式(?)日本公演道中記がこちらでご覧になれるとのことですので、興味のある方は是非ともチェックしてみて下さい。(他にも動画編もYouTubeのこちらでご覧になれますので、そちらも良かったらチェックしてみて下さい。)
TBありがとうございました。
ボーン・クレインは2'dをご覧になったのでしょうか?
私は1stだったので、2'ndの方が盛り上がるだろうなーと思っておりました。
「スタンディングの箱で」とのお説ですが、彼の若さ的にはそれも良いとは思いますが、ビルボードも日を追うにつれ、かなり音が良くなって来ました。
大抵はドラムに音を合わせ、全体の音が上がりすぎてピアノボーカルは弱めになるのですが、そこはきちんと計算されて、音を上げずにボーカルがきちんと響く様になっています。
彼の様なピアノボーカルの場合にはスタンディングだと音が厳しいと思うので、ビルボードで良かったと私は思いました。
「ライブを楽しむ」というより「歌が聴きたい」場合にはこういう場所かな、と思う次第です。
演奏スペースも大きいですしね。
コリーヌ・ベイリー・レイをスタンディングで聴いて懲りた所為もあるかも。
ビルボードは、ブルーノート、コットンクラブ、モーションブルー等のライブの箱の中では、一番聴き易いのではないかと思います。
初めまして。コメントありがとうございました。
私も行ったのは、東京公演1stステージでした。確かに、ビルボードライブ東京という会場自体は、私も気に入りましたし、ライヴをじっくり堪能できる場所としては最高だと思いました。ただ、ボーン・クレインに関しては(あくまでも主観ですので、実際は違うかもしれませんが)もっとオーディエンス参加型のライヴをしたかったのでは、と感じた次第で、そういうライヴをするのであれば、スタンディングの箱の方がベストかも、と思った次第でした。でも、その日は、日本での(プロモーションを除くと)初公演だった訳ですし、彼も手探りのところもあったでしょうから、更に慣れてパワーアップした彼の次回を期待して、待ちたいと思ってる次第です。