11月21日、エルトン・ジョンの日本では初となるピアノ・ソロ・ライヴ日本最終公演を観に、日本武道館に行ってきました。
何気に1995年以降、毎回、エルトン・ジョンの日本公演には行っているのですが、私の中で強烈なインパクトを残し続けているのが、単独では21年振りの来日公演だった1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演です。1992年発表のアルバム『The One』収録のタイトル曲「The One」がきっかけでエルトン・ジョンもちゃんと聴くようになった私ですが、それでも後は90年発表の2枚組ベスト盤『The Very Best Of Elton John』くらいしか持ってなかった当時の私にとって、大阪城ホールで聴いた演奏曲の約半分は知らない曲ばかりだった訳ですが、それでも前半のピアノ・ソロ、後半のパーカッショニスト、レイ・クーパーとの共演といい、まさに息を呑む素晴らしさで、後日、雑誌でセット・リストを確認後、残りの知らなかった曲を求めて旧譜を買ったり借りたりしまくることになった位、圧倒的なパフォーマンスでした。
実際、その後も、1998年のビリー・ジョエルとの共演ツアー“FACE TO FACE”公演や2001年の“SONGS FROM THE WEST COAST TOUR”日本公演も行きましたが、個人的には、1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演の感動を凌駕することはなく、また、そのピアノ・ソロの感動を求めて、1999年10月16日のニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンでのピアノ・ソロ公演の模様とはいえ、『Live At Madison Square Garden Volume 1 & 2』という、一時、会員特典として配布されていた公式音源を入手したいが為に、一時、公式サイトであるeltonjohn.comの会員にもなっていた位、私の中では忘れられない伝説的なパフォーマンスだった訳です。
でも、もう日本では二度と観れることはないのかもしれない、と思っていた訳ですが、今回、60歳メモリアル・コンサートとして日本では東京・日本武道館での2回のみでしたが、ついにピアノ・ソロ・ライヴが実現したということで、期待に胸を膨らませながら会場へと向かいました。
実際、座席も日本武道館のスタンド1階ということで、エルトン・ジョンのピアノがよく見える好位置で良かった訳ですが、ライヴはというと、期待通りの素晴らしいパフォーマンスでした。MIDIピアノ一台だけで全29曲、2時間40分もの演奏を繰り広げたエルトン・ジョンには、今回も1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演の時と同様、圧倒されました。特に、感動的だったのは、1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演の時も、当時初めて聴いて痛く感動した曲「Ticking」や「Tonight」が、今回もその時以来に聴けたのが最高でした。(ただ、個人的には、「Skyline Pigeon」や「The One」が今回聴けなかったのは、少々残念でした。)それにしても、ピアノ・ソロ・ライヴでは、単なるピアノ引き語りではなく、アレンジも更に力強くピアノの旋律をより聴かせるものになっており、メロディーの美しさも一層引き立っていて、圧倒的な歌唱力と共に、本当に素晴らしく圧巻でした。ただ、1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演の感動と比べると、やはりパーカッショニスト、レイ・クーパーが居ない分ということになるのか、少々ですが(個人的には)トリ肌もののスリリングさには欠けました。(やはり、レイ・クーパーの派手なパフォーマンスも、ややもすれば単調になりがちなピアノ・ソロ・ライヴの良いアクセントでもあったんだなぁ、と改めて実感しました。)とはいえ、その他のバンド編成でのライヴよりは、エルトン・ジョンのピアノ演奏を十二分に堪能できたという点では、遥かに感動したのは言うまでもありません。また、来年春にでもライヴしに日本に戻ってきたい、とも語っていたので、(恐らく次はバンド編成となると思いますが)再来日公演を楽しみに待ちたいと思います。
最後に、その日のセットリストを(前日20日と同じだったようですが)下記にご紹介します:
1. ユア・ソング(僕の歌は君の歌)/Your Song
2. 60才の時/Sixty Years On
3. 驚きのお話/The Greatest Discovery
4. 君は譲りの天使/I Need You To Turn To
5. 人生の壁/Border Song
6. 赤い靴の少年のバラード/Ballad Of The Boy with Red Shoes
7. ダニエル/Daniel
8. ホンキー・キャット/Honky Cat
9. ロケット・マン/Rocket Man (I Think It's Going To Be a Long Long Time)
10. 可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)/Tiny Dancer
11. モナ・リザ・アンド・マッド・ハッター/Mona Lisas and Mad Hatters
12. 悲しみのニキタ /Nikita
13. フィラデルフィア・フリーダム/Philadelphia Freedom
14. サクリファイス/Sacrifice
15. ティッキング(母さんの言葉)/Ticking
16. 歌うカウボーイ、ロイ・ロジャース/Roy Rogers
17. 悲しみのバラード/Sorry Seems to Be the Hardest Word
18. キャンドル・イン・ザ・ウィンド(風の中の火のように)/Candle In The Wind
19. ブルースはお好き?/I Guess That’s Why They Call It The Blues
20. エレクトリシティ/Electricity
21. カーラのエチュード/Carla Etude
22. トゥナイト/Tonight
23. パイロットにつれていって/Take Me To The Pilot
24. ブルー・アイズ/Blue Eyes
25. リーヴォンの生涯/Levon
26. ベニーとジェッツ/Bennie and the Jets
27. 僕の瞳に小さな太陽/Don’t Let The Sun Go Down On Me
(Encore)
28. アイム・スティル・スタンディング/I’m Still Standing
29. サークル・オブ・ライフ/Circle Of Life
何気に1995年以降、毎回、エルトン・ジョンの日本公演には行っているのですが、私の中で強烈なインパクトを残し続けているのが、単独では21年振りの来日公演だった1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演です。1992年発表のアルバム『The One』収録のタイトル曲「The One」がきっかけでエルトン・ジョンもちゃんと聴くようになった私ですが、それでも後は90年発表の2枚組ベスト盤『The Very Best Of Elton John』くらいしか持ってなかった当時の私にとって、大阪城ホールで聴いた演奏曲の約半分は知らない曲ばかりだった訳ですが、それでも前半のピアノ・ソロ、後半のパーカッショニスト、レイ・クーパーとの共演といい、まさに息を呑む素晴らしさで、後日、雑誌でセット・リストを確認後、残りの知らなかった曲を求めて旧譜を買ったり借りたりしまくることになった位、圧倒的なパフォーマンスでした。
実際、その後も、1998年のビリー・ジョエルとの共演ツアー“FACE TO FACE”公演や2001年の“SONGS FROM THE WEST COAST TOUR”日本公演も行きましたが、個人的には、1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演の感動を凌駕することはなく、また、そのピアノ・ソロの感動を求めて、1999年10月16日のニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンでのピアノ・ソロ公演の模様とはいえ、『Live At Madison Square Garden Volume 1 & 2』という、一時、会員特典として配布されていた公式音源を入手したいが為に、一時、公式サイトであるeltonjohn.comの会員にもなっていた位、私の中では忘れられない伝説的なパフォーマンスだった訳です。
でも、もう日本では二度と観れることはないのかもしれない、と思っていた訳ですが、今回、60歳メモリアル・コンサートとして日本では東京・日本武道館での2回のみでしたが、ついにピアノ・ソロ・ライヴが実現したということで、期待に胸を膨らませながら会場へと向かいました。
実際、座席も日本武道館のスタンド1階ということで、エルトン・ジョンのピアノがよく見える好位置で良かった訳ですが、ライヴはというと、期待通りの素晴らしいパフォーマンスでした。MIDIピアノ一台だけで全29曲、2時間40分もの演奏を繰り広げたエルトン・ジョンには、今回も1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演の時と同様、圧倒されました。特に、感動的だったのは、1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演の時も、当時初めて聴いて痛く感動した曲「Ticking」や「Tonight」が、今回もその時以来に聴けたのが最高でした。(ただ、個人的には、「Skyline Pigeon」や「The One」が今回聴けなかったのは、少々残念でした。)それにしても、ピアノ・ソロ・ライヴでは、単なるピアノ引き語りではなく、アレンジも更に力強くピアノの旋律をより聴かせるものになっており、メロディーの美しさも一層引き立っていて、圧倒的な歌唱力と共に、本当に素晴らしく圧巻でした。ただ、1995年の“An Evening With Elton John And Ray Cooper”公演の感動と比べると、やはりパーカッショニスト、レイ・クーパーが居ない分ということになるのか、少々ですが(個人的には)トリ肌もののスリリングさには欠けました。(やはり、レイ・クーパーの派手なパフォーマンスも、ややもすれば単調になりがちなピアノ・ソロ・ライヴの良いアクセントでもあったんだなぁ、と改めて実感しました。)とはいえ、その他のバンド編成でのライヴよりは、エルトン・ジョンのピアノ演奏を十二分に堪能できたという点では、遥かに感動したのは言うまでもありません。また、来年春にでもライヴしに日本に戻ってきたい、とも語っていたので、(恐らく次はバンド編成となると思いますが)再来日公演を楽しみに待ちたいと思います。
最後に、その日のセットリストを(前日20日と同じだったようですが)下記にご紹介します:
1. ユア・ソング(僕の歌は君の歌)/Your Song
2. 60才の時/Sixty Years On
3. 驚きのお話/The Greatest Discovery
4. 君は譲りの天使/I Need You To Turn To
5. 人生の壁/Border Song
6. 赤い靴の少年のバラード/Ballad Of The Boy with Red Shoes
7. ダニエル/Daniel
8. ホンキー・キャット/Honky Cat
9. ロケット・マン/Rocket Man (I Think It's Going To Be a Long Long Time)
10. 可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)/Tiny Dancer
11. モナ・リザ・アンド・マッド・ハッター/Mona Lisas and Mad Hatters
12. 悲しみのニキタ /Nikita
13. フィラデルフィア・フリーダム/Philadelphia Freedom
14. サクリファイス/Sacrifice
15. ティッキング(母さんの言葉)/Ticking
16. 歌うカウボーイ、ロイ・ロジャース/Roy Rogers
17. 悲しみのバラード/Sorry Seems to Be the Hardest Word
18. キャンドル・イン・ザ・ウィンド(風の中の火のように)/Candle In The Wind
19. ブルースはお好き?/I Guess That’s Why They Call It The Blues
20. エレクトリシティ/Electricity
21. カーラのエチュード/Carla Etude
22. トゥナイト/Tonight
23. パイロットにつれていって/Take Me To The Pilot
24. ブルー・アイズ/Blue Eyes
25. リーヴォンの生涯/Levon
26. ベニーとジェッツ/Bennie and the Jets
27. 僕の瞳に小さな太陽/Don’t Let The Sun Go Down On Me
(Encore)
28. アイム・スティル・スタンディング/I’m Still Standing
29. サークル・オブ・ライフ/Circle Of Life
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