本議会と委員会
政治に関心を持つ方は議会傍聴もされて大体の流れはご存知かもしれないが、
本議会前に各委員会が議論して本会議になる、という事を私は知らなかった。
当然本議会が議論の場と思っていた。
委員会は地方自治体によって名称が多少変わるが
我が村は産業と総務、二つだった。
委員会は本議会前に議案と予算配分が決められて、
それに対し意見疑問を呈する会でほぼ全員が賛成する。
反対したい人はここで反対するが、
丁々発止の議論展開にはならない。
何故なら、そんな反対議論はその他大勢の賛成で決められてしまうのが
ほとんどである。
反対もそれ程強力に反対するわけではなかった。
その事を知らず(笑)議論は本議会でするものと思っていた。
本議会になって何の議案か忘れたが、
反対討論に回った時、「委員会でそのような事言っていなかったのに、
どうしてここでいうのか、」という。
ここは議論の場だから当然反対意見は言う、と返した。
両討論は回数が決められていて、最後に採決となる。
そのことから、本議会とは議事録記入のためのセレモニーであると分かった。
何か特別な事を言うと議事録ストップがかかった。驚きである。
議会を侮辱、議会を混乱させた、、
というのは議事録記入がスムースにいかない時のこと、、
国会も酷いが地方も同じである。
ほんとに傍聴する必要があるのは各委員会なのである。
国会でも居眠りしている議員が居るが、
結局何もする事がないのである。
採決のための要員、、
選挙運動演説で何を言ってきたのかは色々だと思うが、
本気でやる気になって議会当選したとして
このような議会のあり方を目の当たりにし、
だんだん慣れてしまうのでは無いだろうか?
定例議会は日程はほぼ4、5日、年四回、
間に臨時議会、何かあれば臨時議会が開かれるが、
一度あったかどうか、、。
2年もすれば議会で緊張感は無い。我が家の延長のような感じ、
いねむりする長老議員もいる。
議員バッチは必ずする様に、、議会とは神聖な場所である、、とかは
議員としての存在感を示すためにある。そして、、、
なんと、議会終了日は打ち上げがあるのだった。
税金の無駄使いを無くす、を掲げている私としては欠席したい。が、
先ずはその内情を、と、参加を決める。
行けば、議会で答弁のために出席した役場課長クラス、村長、議員全員ズラリ、
なあんだ、これで議員の役職「行政の監視」は無理だわ〜、自ら無駄遣いしてるし、
私の心情を察したのか、今日は村長の出資で開催、モニョモニョ、、と誰かが弁解するともなく弁解。
途中退席する。
私退席でホッとした空気が流れるのがわかる。
議会改革、税金の無駄遣いを無くす、という政策信条はやはり必要なのだ、
と、静かに闘志を燃やす私だった。
2021 6/2