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FRP防水のメリット

2006年01月12日 16時20分12秒 | 製品工法の技術情報


■まずFRPとは

FRPとは、Fiber Reinforced Plastics の略で、Fiber=繊維、Reinforced=強化された、 Plastics=プラスチックのことです。強化材(主にガラス繊維)に低圧成形用樹脂(主に不飽和ポリエステル樹脂)を含浸させて成形することにより、機械的強度を著しく向上させた強化プラスチックの総称。

色々な繊維や樹脂の組合せにより、用途や目的に応じた製品として私達は利用しています。例えば、最近耐震補強で利用されている炭素繊維やアラミド繊維をエポキシ樹脂で張り付ける工法も広い意味でFRPといえます。

しかし、身近なFRP製品は、ガラス繊維や有機繊維とポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂との組合せが一般的です。プラスチック本来の特長である「錆びない」「腐らない」「電気を通さない」などのメリットを最大限に生かした複合材料である。宇宙・航空産業をはじめバイク、自動車、鉄道、建設産業、医療分野等さまざまな分野で用いられています。



■FRPの特性

・耐候性、耐熱性、耐薬品性にすぐれている。
・電気絶縁性があり電波透過性に優れている。
・断熱性に優れている。
・さまざまな形状の製作に対応でき、着色が自由である
・軽量かつ強度的に大変優れている。



■FRPの用途(97年度日本市場総出荷実績)

住宅機材(浴槽・浄化槽・キッチン洗面カウンター) 218千㌧
工業機材(パイプ・ハウジング) 52千㌧
建設資材(波板・平板) 48千㌧
雑貨(ヘルメット・スポーツ用品) 44千㌧
タンク・容器(耐食タンク・水タンク) 41千㌧
船舶・船艇(漁船・ヨット・トレジャーボート) 23千㌧
自動車・車両(エアロパーツ・新幹線内装品等) 23千㌧
その他 11千㌧
合計 460千㌧

■具体的な用途

ユニットバスや高架タンク・船舶・サーフボード・ヘルメット・F1やオートバイのカウル等
レジャーボート、FRP漁船、自動車のボディパーツ、バスタブ、浄化槽、ケミカルプラント



■FRP防水とは

FRP防水とは、母材となるコンクリート、金属や木部の表面にライニングすることで、FRPの被覆防水層を形成する工法です。ライニングとは防水・耐蝕のために合成樹脂(ゴム・ウレタン・エポキシ・ポリエステル等)ガラス繊維・シリカサンドを用い、積層により樹脂を厚く塗り皮膜を形成させることをいいます。軟質の樹脂で現場施工され、反応硬化して補強材と一体になったFRP層は防水機能をはじめ、耐食や耐熱、耐候性など種々の外的要因からの保護機能を発揮し、今までに無い耐久性のある新素材の防水材として注目されてきています。

一般ではプールや浴槽などに多く使われています。屋上防水等で使用する場合は、軟質の樹脂を使用して地震などの動きにも伸張できるようにしています。防水工事ではこの軟質FRP防水工法が使用されています。また硬質FRPに対して弾性FRPといいます。弾性FRPと硬質FRPの違いは呼んで字のごとく弾力性・柔軟性のある軟質のFRPと一般の形成品や加工品に使用される硬いFRPが硬質FRPです。硬質FRPを屋上防水として施工すると下地の動きにFRPが追従しませんので、割れや亀裂が発生します。また上から物を落としたりしても弾性FRPのように耐衝撃性がありませんのでFRPが割れます。

防水層自体が軽くて、さらに様々な形状(複雑な施工箇所)に施工でき、仕上げ色も豊富な点は、塗膜防水共通の特長ですが、FRP防水最大の長所はその『丈夫さ』にあります。FRP防水は、しなやかな強さ=強靱さであり、今までの防水にはない、全く新しい性能といえます。商業ビル(スーパー等)の屋上を駐車場にしようとすると、今までは防水層の上に保護層(コンクリートやモルタル)が必要となり、屋上全体が重くなり、建物全体の強度を上げる必要があります。


FRP防水では保護層が不要で、直接露出防水として施工することで、建物全体を軽くでき、さらに車輌の走行にも十分耐えられます。特に、近年は屋上駐車場露出防水として数多く採用されています。

住宅建築でFRP防水が採用されるようになってからは、木造住宅でもベランダが作られるようになり、現在木造住宅ではFRP防水が主流になっております。住宅品質確保促進法「瑕疵保証制度」の下に10年以上の瑕疵を認めない工法により責任を持って施行されている工事です。

FRP防水が採用された当初は、住宅の予想を上回る揺れや振動に耐えられず、FRPの防水層にクラック(亀裂)が生じ雨漏りの原因ともなっていましたが、フレキシブル(超軟質)不飽和ポリエステル樹脂の採用で、耐木造防水用ポリエステル樹脂として実績を上げております。

外部での防水は屋根扱いとなる条件が多くなりますので、飛び火に合格した工法の採用も重要ですし、成形品とは違いFRPの上を靴で歩く、あるいは駐車場床では車が走行出来るための強度と対応年数の確保が強く要求されますので、建築防水工事としてFRP防水を施行しなければなりません。また施工者の経験により積み上げられたノウハウも大切です。

近年では日本建築学会のJASS8防水工事にもFRP防水が参考仕様として改訂版(2000年版)に掲載されました。また、労働省で実施している技能検定にもFRP防水が平成13年度から開始されています。

■FRP防水のメッリト

1.ガラス繊維で補強されているので強靭で耐久性に優れ重歩行、車両の走行が可能。
2.継ぎ目のないメンブレン防水層(シームレス)ですから、防水性に優れている。
3.下地への密着性に優れている。
4.温度の変化による下地の膨張、収縮や地震による振動にも下地挙動追従性能に優れているので、下地の膨張・伸縮にも剥離の心配はありません。
5.パラペットにアゴ型状不要で雨仕舞がシンプルになります。またどんな形、色にでも、仕上げますので設計の自由度が広がり多様な色彩計画も可能です。
6.露出ですので防水層が眼で見えるので、不具合箇所も容易に発見でき、又、短時間で容易に補修が可能です。  
7.軟質F.R.P.が雨音を吸収するため、階下の部屋でも、パラパラ雨音が気になりません。
8.長期10年保証で、万が一の漏水事故にも安心です。実質経費節減につながります。
9.樹脂の硬化が早いので、従来の工法に比べて工期が短縮でき、現場経費節減が可能です。  
10.軽量で強靱な防水層が、煙草もポイステ・塩害・鳥害対策に適しています。
11.温水にも対応できるので浴室の床や壁に露出で防水できます。


防水工事費そのものだけをとらえるとFRP防水は高いというイメージがありますが、従来工法(押えコンクリート仕様)の場合これ以上に様々な費用が発生し、従来工法(押えコンクリート仕様)の1/30~1/15軽量化でコストダウンにつながります。(1つの職種(FRP防水工)で手配完了!面倒な多職種の手配が不要) トータルコストで比較するとFRP防水のコストメリットが出てきます。


また時系列的にも他の防水工法で8年や10年毎に大がかりな防水工事を行わなくても良いので、 25年や30年で防水工事を2回も3回も施工するよりもFRP防水工事ならトップコートの塗り替えだけで済みますのでコストダウンにつながります。


小社、有限会社ひかり化成では大阪府下の建物を所有または管理されている方々に、既存の屋上、バルコニー、浴室等をFRP防水で改修する場合の具体的な調査や改修仕様の提案を無料で行っております。
ご相談は年中無休 yonakan1215@yahoo.co.jp

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