南極の氷が溶けて、不思議な建造物(巨大ピラミッドとか…)が姿を現わしはじめたというニュースは聞いていましたが、NASAが 「南極の氷床がイエローストーン級巨大火山の熱によって内側から溶かされている」と発表していたのは、知りませんでした。
その上で、海外の(世紀末的)ニュースに詳しいIn Deepさんの記事の中で紹介されているFlood Map (洪水地図)で、是非ご自分が住んでいる地域をご検索ください。海岸沿いの都市(東京・大阪・名古屋…日本中の都市と云う都市)周辺はほとんど水没することがわかります。(もちろん世界中の都市もです!)
北朝鮮危機やら地震やらテロやら…あらゆる地域であらゆる災難が起こっているようにも見える昨今、そんな災難も一瞬にして飲み込んでしまうようなとてつもない危機 「人類(現代文明)存亡の危機」を引き起こす活動が、南極の地下深くで進行中らしいのです。
姿を現わした南極の巨大ピラミッドを面白がっている場合じゃないようです。
そうやって何万?年も知られることなく凍結された古代文明があり、今それが姿を現わしたということは、地球上での人類の歴史は、現代人が考えるよりはるか昔にさかのぼるというコト。
大規模な天変地異によって文明がリセットされることがあるという何よりの証拠であります。
唯物論科学信仰が古い宗教を凌駕してきた現代文明の最先端を行くNASAが神に変って?人類に警告を発しはじめたと云えるのかも知れませんが、NASAが出来るのは南極の氷が何故溶けるのか?溶けたらどうなるのか?を説明してくれるだけで、現代文明がリセットされない為に何をするべきか?ということについては、NASAにも答えはありません。
警告を信じた人だけが生き延びるということを繰り返すだけなら、人類は進歩したと云えるのでしょうか?
世界中の都市と云う都市をすべて飲み込む程の大洪水が迫っていると分かっているなら、今度こそ「THE DAY AFTER」を全人類の課題とする覚悟が問われている時代なのだと思いますが…、こんな重大なニュースをNASAが発表しても、日本では話題にもなりません。
ネットで拡散し、共有していくしかないようです。
https://indeep.jp/antarctic-supervolcano-is-melting-ice-by-her-own-heat/
In Deep 地球最期のニュースと資料
ノア級の洪水の原因…? : 「南極の氷床がイエローストーン級巨大火山の熱によって内側から溶かされている」とNASAが発表。なお、南極の氷が全部溶けた場合、世界の海水面は今より60メートル上昇
2017/11/13 2017/11/14
南極の氷床の崩壊に気温は関係ないことがわかり、そして「南極の氷はいつでも全溶解する」可能性が浮上
2017年11月10日のロシアRTの報道より
・‘This is crazy’: Antarctic supervolcano melting ice sheet from within
やはり南極は地球の環境を牛耳っているのかもしれないと実感させてくれた発見
今月の最初の頃に、
・南極という場所の真実 : 地球で最大の重力異常の場を持ち、地球で最も火山が密集する地帯であることがわかった南極。そして最近そこに地球で最も大きな氷の穴が誕生
という記事を書かせていただきまして、そこでは、
「南極の氷の下には、全部で 138個の火山があるということが発見された」
ということをご紹介しました。この発見により、南極の西部は「世界で最も火山が密集した場所」だということになりました。
この記事を書いた数日後、NASA が驚くべき発見を記事に載せました。
「南極大陸の下からイエローストーンと同等の地熱が発生し、それが南極の氷床を溶かしている」
という初めてとなる発見をウェブサイトで発表したのです。
下が NASA のニュースリリースのリンクです。
・Hot News from the Antarctic Underground
NASA 2017/11/07
そして、人工衛星の解析などで得られた「南極大陸の氷の下の現在の真実」は、以下のようになっているのでした。
何と、南極大陸の氷床の下を、おびただしい川や湖が走っているのです。
11月8日にNASAが発表したニュースリリースより
・NASA
ここ最近、南極で「観測史上最大規模の氷の崩落や消失」が相次いでいますが、どうやら、その原因はこれだったようです。
まずは最初に、その NASA の発表をわかりやすく説明していました冒頭のロシア・トゥディの記事をご紹介します。
なお、このタイトルにある「これは狂っている」(’This is crazy’)といいうのは、NASA の科学者が記事中で述べた言葉です。
‘This is crazy’: Antarctic supervolcano melting ice sheet from within
RT 2017/11/10
「これは狂っている」:南極のスーパーボルケーノが大陸の内側から氷床を溶かしている
NASAジェット推進研究所(JPL)の科学者たちは、南極の氷床に関しての新しい理論を支持する新たな証拠を発見した。
それは、南極大陸で起きている氷の崩壊は、巨大な地熱源、つまり内部からの熱によって引き起こされているというものだ。
その熱の出力は、アメリカのイエローストーン国立公園の規模に近い出力を伴っていることが考えられるという。
地球の地殻を上昇する大変高い熱を持つ溶融した岩の上昇流を「マントルプルーム」と呼ぶが、この地熱の熱源によって、南極大陸の西部にあるマリーバードランド(Marie Byrd Land)など大規模な氷床に沿って見える南極の氷の崩壊を説明できる可能性があるのだ。
このマントルプルームは新しい発見ではないが、最近の研究により、11,000年前の急速な気候変動で氷河期から温暖な気候になるより「以前」の時代に、なぜ大規模な氷床の崩壊が発生したのか、そして、なぜ今、大規模な氷床の崩壊が起きているのかを説明できることになりそうだ。
NASAのジェット推進研究所の科学者ヘレーネ・セロウッシ(Hélène Seroussi)博士は、以下のように述べる。
「これは狂っている、と私は思いました。その熱量がどのくらいで、そして、どのくらいの量の氷がいまだに残っているのかはわかりません」
今回の調査で JPL の科学者たちは、カリフォルニア大学アーバイン校で開発された氷床を物理学的・数学的に描写できる「氷床システムモデル(ISSM)」を使用した。セロウッシ博士は ISSM を調整し、溶けている鉱床を探した。地熱によって溶けている温かい水は氷床を下から潤滑しやすくしてているため、南極の氷河を海中に滑り落ちさせることに関係している(南極大陸の氷床の崩落と関係しているということ)。
南極西部の融解水の研究は、将来的に南極からどのくらいの氷が失われるかを見積もることに寄与する可能性がある。
南極の氷床の下にある、溶けた水の湖と川の水中システムは急速に満たされ、そして排水されることにより南極表面の氷を 6メートルも上昇または下降させることができる。この動きにより、科学者たちは、南極の地下の地形をより良く理解し、地下の水源の濃度をより正確に推定することができる。
南極の氷の平均の厚さは 2.6キロメートルだが、氷床の一部では 4.7キロメートルに達している場所もある。
JPLの科学者たちは、南極の氷床の表面の高さの変動を観測する NASA の地球観測衛星アイスサット(IceSat)によりこの研究内容を確証した。
チームは、南極のマントルプルームから放出される地熱は、1平方メートル当たり最大で 150ミリワットであることを発見た。
この地熱を他と比較すると、たとえばアメリカのイエローストーン国立公園では、全体にわたり地熱は 1平方メートル当たり平均して 200ミリワットだ。
研究者の計算によれば、この南極の地域で今回観察されたものと一致する溶けた水の流れを作り出すためには、少なくとも150 から 180 ミリワットの熱が必要であることが示された。現在の南極のマントルプルームの熱量がこの値を上回っているために氷床の溶解が起きていると考えられそうだ。
ここまでです。
南極の氷床の崩壊がさらに続いていく場合の可能性
今年は「過去最大級の氷山が南極から分離した(BBC)」ということがあるなど、南極の氷の崩壊は加速しています。
最近、ナショナルジオグラフィックが「南極 崩壊する氷の大陸」という特集を組んだことがありましたが、とにかく、やたらと南極の氷のシステムが崩壊し続けています。
しかし、その理由は科学者たちにも、よくわからなかったのですね。
地球温暖化というような言葉もありましたけれど、それによって南極の氷床の崩壊が進んでいると本気で考える科学者はほとんどいなかったはずで、圧倒的な量を誇る南極の氷が崩壊し続けている理由は、一種の「謎」でした。
それが、今回の NASA の発見で、おそらくは解決したと。
しかしながら、この発見は厄介な「予測」も含んでいるはずで、つまり、最近相次いで起きている南極の氷システムの崩壊は、
「今現在、南極大陸の氷床の下にある超巨大火山の地熱の発出が進んでいる可能性をあらわしている」
かもしれないからです。
それがどんどん進んでしまえば、どんどん南極の氷床や氷の維持システムは崩壊して、海に流れ込む。
そうなってくると、「海水面の上昇」ということが起きざるを得ない。
この「海水面が上昇」に関しては、かねてから、やはり地球温暖化という謎キーワードによって海水面が上昇するという概念が流布されていたこともありましたが、しかし今回の発見で、そのようなレトリックは消えていくと思われます。
今後、さらなる海水面が上昇があるするならば、その原因は今回のこと、つまり、「南極の地下に現実として存在するイエローストーン・レベルの火山の熱」だと思われます。
さて……。
もし、この南極の超巨大火山が「イエローストーンの大噴火のような大爆発噴火を起こしたらどうなるか」ということなんですね。
先ほどリンクしました過去記事では、南極の氷の下にある 138の火山が連動して噴火した場合、とんでもない量の氷が溶け、それは大量の水となり、海面レベルに必ず影響を与えると書きましたが、超巨大火山が本格的に活動を始めた場合、それよりも大変なことになるのかもしません。
そうなった場合……まあ、誰にもその結果はよくはわからないと思うのですけれど、「もしかして、南極の氷が全部溶けちゃう?」というようにふと思ったりもします。そのあたりはどうなのでしょうか。
海水面が今より60メートル上昇した世界
これに関しては、2013年のナショナルジオグラフィックの記事「氷が全部溶けたら、世界はどのような姿になるか(What the World Would Look Like if All the Ice Melted)」という記事によれば、
海面上昇は、約66メートル)に達する
と記されていました。
また、環境庁の「南極の氷が全部溶けたらどうなるの」というキッズ科学ページには以下のようにあります。
南極の氷が溶けてなくなると、氷の重さで沈んでいた大陸が浮き上がります。また、氷が溶けたことにより、現在より海面が40〜70m上昇すると考えられています。
というわけで、そういうことが本格化するかどうかはわからないにしても、今回のメカニズムがわかった以上は、「地球の海水面が 60メートル上昇する」という日が来るのは、夢物語ではないですし、それは「意外と早くに」やってくるのかもしれません。
なお、海水面が 60メートル上昇した場合、地形などはどうなるのかというと、日本の場合ですと、沿岸の主要都市は大半が水没します。
インターネット上に Flood Map (洪水地図)というサービスがあり、海面水位が上昇した時の地形を示してくれます。このサービスが、ちょうど「 1メートルから 60メートル」まで設定できますので、海水面が 60メートル上昇した日本の地形を調べてみますと、次のようになりました。青くなった部分が水没する場所です。
関東の首都圏がほとんど水没していまして、私自身もそのあたりに住んでいるので「このあたりも水没しちゃうのか……」と、もう少し詳しく見てみましたところ、個人的な話で申し訳ないですが、関東は拡大しますと下のようになっていました。
ちなみに、私は「所沢」という管轄県が今でもわからない自治区のような場所に住んでいます。
私の住む場所は、セーフでございました。私の家から 1キロメートルくらい離れたところまでが水没する感じのようです。
ちなみに、昔長く住んでいた東京の西荻窪という街は全部水没していました。
ちょっと驚いたのは 60メートルも海水面の水位が上昇しても、「皇居は水没しない」のです。海から近いのに。
地図を見ますと、上のように東京 23区がほぼ水没している中で、皇居とその庭園はそれなりの面積で陸地が残るのです。
皇居のかなりの面積が「海水面が60メートル上昇しても水没しない場所にあった」ことを初めて知るのでした。
何だかこう、皇居はあらゆることから守られている場所という感じがあります。
いずれにしましても、こういうような海水面の異常な上昇は、思っている以上に「早くに起きる可能性がある」ということを知らせてくれたような感じの NASA の発表でした。
そして、地球の海水面の上昇の本当の原因がわかったということにもなり、それは、南極の超巨大火山の「行動」次第で、今の地球の文明はすっかりと様相を変える可能性が高いということです。
そして、地球の本格的な海水面の上昇の原因は、地球の気温の推移とはほぼ、あるいはまったく関係ありません。
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