今朝のおはよう寺ちゃんの二人目のコメンテーター・森永康平氏の発信を、他のコンテンツと重なったことで、夕刻近くの視聴に。 内閣・官邸に岸田総理が提唱する「新しい資本主義」実現の本部ができて、そこでの発信内容のアウトラインが紹介された。
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全体のモードが、散漫的で、総花的で、パーケージはSDGsのレインボーカラーモード全開なので、いくつかの資料を読んでいて目眩がしてきた。
まず思ったのは、岸田総理は資料を読みとく理解力があるのかという点だ。 人の話を聞くのが上手とか、それが特技とか言っていたが、要は関係者の話を大方含み入れた結果、方向性は全方位になり、結果は真逆の選択肢を採用する意外観が全開でしたデス。
資料にしても、あの表記が今風なのか?
あれが当世風なら、資料の中身は、緑の厚化粧OBBが最も好きな表現スタイルで満ちている。
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高市早苗氏が総裁選に立候補記者会見した時の発信内容に感じたことは、鮮明なわかりやすさであった。
そのわかり易さは端的にいうなら明解で、保守政党の本質を全面に出した、パッケージに包まれていたという新鮮な衝撃を感じさせ、結果、日本中の保守系ネットユーザーの信頼を瞬時に掌握した現実があった。
それはまるで高市マジックのようだった。
その結果、後に先行した他の二人の候補者、当初の発信内容や発信スタイルまで大幅な変更を強いられる結果に、そして今日の岸田政権がある。
ここで再度強調したいことは、
高市早苗氏に先行して総裁選立候補した二人・岸田、河野両名は先行してそれぞれの立候補表明に付帯した所信を発信していたものが、後発に立候補した高市候補の強烈・鮮明な岩盤保守の支持層の琴線に触れる内容を、その後の公開討論での両氏の所信では、そっく高市氏の発信をパクった仕上がり、内容にスり替わっていたことだ。
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しかも、政権をとったとたん、伝統的な理解に難解な情報を内閣・官邸のHPで発信し始めたようだ。
中露艦隊が日本への挑発行動、示威行動に出た時とて、内閣は明確な情報とメッセージを内外に発信したのだろうか?
答えはノーだった。
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むしろ今朝著名なニュースコンテンツに出演された伊藤俊幸元海上自衛隊 海将が最も明確なコメントを発信した。
津軽海峡の公海部分は、とても狭く、そして直線では無い設定をしてあるので、潜水艦は潜航したままでは航行不能だから、今回は潜水艦は艦隊含まれていない。後の全ての水上艦艇群はすべて見えるターゲットであるから、完全に標的艦同様の状態下で通過した。つまり見えるということは、楽勝で標的艦としてのターゲットになり、それからは逃れられない。
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解り易い発信ではないですか。
論理的あるいは、明解明瞭な発信でなければ、もはや国民の理解は得られない時代になったことを政権・内閣はどれくらい理解してるのだろう?
「新しい資本主義」だって、岸田総理のおつむで考えたことではない。
総裁選の大本営に集まったZ系、T系、G系官僚を総動員して、今井尚哉前内閣参与が出ぱって行、差配した位の情報を、ネットユーザには周知の事項だデス。
宏池会の岸田御大にできる芸では無いことだけは確実だ。
注:Z系/財務、T系/経産、G系/外務