8年前の地図があります。 古いようですが、BBCの直近の報道で使用してましたので、便乗です。
空港のアイコンがあるところ、つまりウクライナ東部の、ロシア系住人が多数居住するドネスクとルガンスクの極超即の独立承認でした。
国際法上の認証はこれからでしょうが、中国や、北朝鮮にこの手法を暗示させる為の学習効果は絶大でしょう。
ロシア史で、13世紀にモンゴルの支配を受け、19世紀にはナポレオン戦争、20世紀以降では第一次大戦ではドイツ・プロイセン、第二次大戦でもヒトラー・ドイツによる侵攻というより蹂躙レベルの侵攻を受けるなど、時の西欧列国による侵略を経験している史実があります。
左(ひだり)リスト、左翼リベラル系はここで、ロシアは『「西側大国に侵略されて学習し、結果、構築した」のが、東欧諸国のブロック化という衛星国家』という説明をする傾向があって、限りないシンパシーをロシアに向けています。
しかし、かってチャーチルが名付けた鉄のカーテンを構成した衛星国家群はすべて、国際共産主義運動・コミンテルンの論理で構築された国からなり、そこに国際法的な基準である公開加盟権利というべき論理が完全に欠如していたことを指摘したい。
したがって、ロシアに、30年以上の間、独立国家として、国際的に認知、承認された国家であるウクライナの自由意思で、加盟の公開性を旨とするNATOへの加盟を阻止する権利が無いことは明白です。
今、ウクライナ問題を見る時、「五輪開催で世界に緊張が緩んだ時に一度ならず、二度もウクライナを侵攻するロシアは悪で、一方のウクライナは可愛そう
」という構図を描きがちですが、30年間に及ぶ長期間に、地政学的リスクが緩慢になり、安全保障思想、論理が欠如したという事実は非難、指摘されべき事項であることも指摘したい。
とにもかくにも、今回のロシアの侵攻は中国に、多くのことを学習させてしまったのは事実だ。 結果、今、自身が居住してる台湾のリスクが一気に上昇し、このリスク上昇に、アホな聞き上手の岸田政権には対応することが不可能だというのが、国民、識者の見解であることも併せて発信したい。