有難う ドーリー

ドーリーが天に召された。

昨晩、エサと水を替えた際に異常は感じられなかった。
寒くなって来たので、ケージの冬支度を進めている矢先だった。
何と言う事だ………………。
まだこんなにも若いのに………………。
ペアの ぴよ を守るため飛び掛かって来るほど強かったのに………………。

ぴよは、気温が下がって産卵が止まってからも、産卵用の手製の皿巣で寝ており、ドーリーは一緒に入らずその前で寝ていた。
冷えてしまったのかもしれない。
もう一日冬支度が早ければ、間に合ったのかと思えば、残念でならない。

彼を、沢山の兄弟の中から選んで買って帰って来た日の事を思い出す。

メスが欲しかったので、何の根拠もないのだけれど、厳選して、本当に少し心配なくらい繊細な印象の「彼」(笑) に決定。
そして、女の子らしい名前をつけた。

少し神経質な所もあったが、1羽で育てた事もあってか良くなついて、遊んでやると、服の間に入り込んだり、布団で一緒にうたた寝したり。のどをなでると目を細め、そのまま首をどんどん後ろにそらしてひっくり返ったり……可愛い思い出は数えきれない。

ぴよ とペアになってからは家族を守る良き夫を貫いた。
砂浴びなども手早く済ませ、あとは ぴよ の傍らで、まるで彼女を守るかのように、じっと終わるのを待っていた。

砂浴びする ぴよ を見守るドーリー(左)


今回の孵化計画では、入卵した彼らの卵3つ全てが孵った。

大丈夫。皆凄く元気な子達。ドーリーの替わりに大事に育てるよ。
ドーリー、本当に有難う！！！！！