ひまわり進学ルーム

実力テストは実力勝負!?

「再来週には岐阜新聞第2回テストだよ。
 みんな過去問やり始めてる?
 この連休の間にやりすすめないかんよ。」
「はーい。」
「高校生のテスト対策で14:00~18:00までは開けてるから、
 質問とかあったら来なさいよ。
 自習もOKだからね。」
「え~~、いいわ、自分でできるもん!」
「ホントかて。」

先週末の中3生たちとの会話です。
しかしここで、Nちゃんの素朴な疑問。

N:「ねえ、先生、このテストで順位とか、合格できそうかとかわかるんやよね?」
H:「うん、そうだよ。まだ一回目だと、受けていない子もいるし、
  志望校を高めに設定している子もいるから、
  志望校内順位に入っていても安心はできないけどね。
  偏差値が目安になるよ。」
A:「あー、それ誰かも言っとったあ。上のほう希望しとった人がだんだん降りてくるんやろ。」
H:「そうそう。」
N:「あんさあ、じゃあさあ、対策とか勉強して受けたらいかんのやないの?」
A:「は?どういう意味やて。」
N:「だって、自分の実力をはからないかんのやろ?
  勉強して実力よりいい点とってまったらいかんやん。」
H:「いやいやいや。みんな勉強して受けとるんよ。」
N:「うちのお兄、勉強してなかったよ。」
H:「まあ、そういう人もいるだろうけど、普通は『勉強したら』どのくらいの点数が取れるかを試すんだよ。
  だって、ホントに何にも勉強しなかったら、みんな0点やん」
N:「ふーーん。」
H:「一生懸命勉強して、自分が最大限努力したらどんなくらいの点数とれるかな?っていうの知っておかないと、
   『私はまだ実力出してないだけ。本番になったら頑張る』なんて勘違いで受験したらエラいメに合うよ;;;」
N:「ふ-ーーーん。」

わかったような、わからんような返事をしてくれましたが、
Nちゃんのように「実力テストだから実力で受ければいいんでしょ?」
という生徒、たまにいます。
せっかく時間を割いてテストを受けるのに、なんてもったいない!!!!

人間は忘れる生き物なので、一度学習したことでも、繰り返し繰り返し復習しないと忘れてしまいます。
そうはいっても、なかなか機会がないと1年の復習なんてする気がおきないでしょ?
実力テストはその「機会」です。

そして、自分の弱点を探ったり、
時間配分、ゲン担ぎ、いろんなことを本番前に試せるチャンスでもあります。
朝食はしっかりとった方がいいのか、
前の晩はどうやって過ごすべきか、
緊張してしまったときはどうするかetc・・・

これを試すには、本番と同じ気持ちで受けないと意味が無いですね。
思ったほど点数がとれなかったとしても、
「アタシはまだ本気出してないもん」
って、自分に言い訳の余地を残していると、改善できません。
「本気でやったけど、ダメだった」時にはじめて「さてどうする?」と思えるのです。

そして、さらに困ったことには、本番にさえ本気を出さない人もいます。
本気を出してダメだった時が怖いのでしょうか。
本気の出し方がわからないのでしょうか。
一生自分の「実力」を知らずに生きていくつもりなのでしょうか。


オリンピックの選考会だって、
ワールドカップの予選だって、
練習しないで出場する人がいますか?

岐阜新聞テストも、学校のて実力テストも同じですよ。
もう、勝負は始まっているのです。

「本気」
みせてください。
   
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