HINATA-YA NEWS

神保町のカレー屋さん、ヒナタ屋のお知らせ

本ほん本

2007-07-05 | Weblog
相変わらず、のんびりすぎるヒナタ屋ですが、来ていただくお客さんが本に関係する方が多いのに驚きます。
場所が場所だし、ハタナカ店長にいろいろ助けていただいているし、予想できることではありましたが、それでもやっぱり「本の街」なんですね、ここは。

私は昔、美術洋書店で働いて西武文化にどっぷり浸かっていたのですが、今では読むのは娯楽小説、たまに娯楽映画をみる程度(最近観たのは『ゲゲゲの鬼太郎』)。
今、実際本を書いたり、作ったり、売ったりしている方々と話すのは正直冷や汗ものです。
無理するつもりはありませんが、昔の記憶を必死にたどりながら、ハナシについていったりしています。
「ちゃんと本読もー」と思う毎日なのです。

そんな私に、今月の『彷書月刊』は面白かった!
特集 坪内祐三のアメリカ文学玉手箱
私はちっともアメリカ好きではないはずなのに、「アメリカ文学」なんとなく好きで読んでいました。
坪内祐三さんの「英語が読みこなせなかった頃…」のような文章を読むと、読めなくてもペーパーバックを買ってしまう私は、とても嬉しい。
『彷書月刊』はいつも書肆アクセスのカウンターに鎮座ましましているので「この雑誌は立派な本好きの人が読む本で、自分には関係ないだろうな」と思っていたのですが、あらびっくり。
隅々まで楽しんでしまった。
そしてヒナタ屋に出勤するまでの電車で『彷書月刊』を読んで、お店に着いたら、この雑誌に連載していらっしゃる石田千さんが、来店されていてアイスコーヒーを飲んでいたのです。
すごいぜ神保町!って感じですねぇ。

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