ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇『一葉のきもの』  近藤富枝/森まゆみ 著   河出書房新社

一葉にふと興味が湧いて、一葉の作品を始め数多くの書籍を読んだなかの一冊。
森まゆみさんが、彼女の叔母という近藤富枝さんとの共著である。
なかなかユニークで面白い。



森まゆみさんは、いわゆる『谷根千』と言われる谷中、根津、千駄木のエリアについて、その地勢、文化についての冊子を創刊したことでも有名だが、一葉や鷗外の研究者としても多くのが著作がある。
その研究の視点(論点)は、『一葉のきもの』と同じように、どれもユニークで、私にはとても刺激的だ。

森まゆみさんは、およそ30年か40年ぐらい前に、岩波の『図書』にエッセイを連載されており、それで彼女を知った。
当時から、現在に至り尚、彼女の著書は、いつも興味深く、私は多くのことを啓発されている。

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