家族での団欒雑談。
北海道方言の際上級はなんだろう? と言う話しになった。
いずい (いわば、違和感とでもいうのでしょうか)
あずましくない (安寧じゃない、落ち着かないなどが近いでしょうか)
投げる(捨てる。因みにボールも「投げる」です)
うるかす(水に浸す)
手袋を履く(靴下と同じく「履く」と言う)
〜さる(ex.食べらさる⇒自分の意志が働いていない、或いは想定していない状況に自分が遭遇すること。
この辺は、現役感がある方言なので、上級レベルということで、家族三人一致。
それで、いよいよ最上級!!
これしかないと家族三人大納得の決定!!
「へなまずるい」
「ずるい」→「なまずるい」→「へなまずるい」と、「ずるい」のレベルが増すと言うか濃くなる。
英語の「bad」「worse」「worst」の用法と似ていますが、英語の場合単語が変化しますが、北海道方言の「ずるい」は、比較級、最上級には、原級の単語に修飾語がつくのが特異。
「へなまずるい」は、完璧人格否定と言っても言い過ぎではないほどの表現で、陰でしか言われない悪口の最上級。
改めて「へなま」という凄い修飾語の表現に、家族、大爆笑でした😂
因みに「へなま」は「「ずるい」にのみ、修飾する語。
憶測するに、「なま」は、現在は殆ど死語になっているのにも関わらず北海道方言として有名な「なまら」(「とっても」とか「超」とかの意味)の「なま」で、「へ」は「屁理屈」などに使われる「屁」ではないかと思われる。
方言は、標準語に変換しきれない微妙なニュアンスを表現していて面白い。