ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇ 冬の旅

 「そろそろ、冬の旅にでかけようかと、迷っているんだよね〜」と、息子からの電話にそう言うと「迷ってる? なにそれ、ほんとはもう決めてるんでしょう」と言われてしまった。

 そう、ほんとは、とっくに前から行くつもり、の気分。
 でも、なんとなく、家族に、気を遣っている気配って、大事でしょう。(^_^;)

 にも関わらず、
 息子に、追い打ちをかけるように「自分の稼ぎで行きたいから、真面目に書く、とか言っていたけど、あれ、どうなったの?」と言われてしまった。

 息子は、ツレアイが触れないことまで、ビシバシ、言う。
 もう、まったく!!である。
 「私も、そろそろ、死期が近い年齢だから、真面目な努力はしないことにしたんだよね」と、減らず口で息子に言い返してやった。



   冬の旅、11/25から12/25の一ヶ月プラン。

   ツレアイは、階段の上り下りができるうちに行きたいところへ行った方がいいよ、という。
   ほんと、イイ人だ。(^_-)(^_-)


   
 
 4月に10日間ほどドイツの旅をして、その後6月に3週間ほど、再度ドイツへ行ったとき、前々日に、息子に「ドイツへ行くから泊まらせて」と言った。
 息子「え、ドイツ? 全然、聞いてないんだけど」
 私 「言ってないも〜」

 という成り行きで、
 成田発の前日、息子のところに泊まった。
 その時、晩ご飯の焼き肉やさんで、息子が、「はい、これ」と言って、封筒をくれた。
 十万円、入っていた。
 その十万円、ユーロに替えて、そのまんま、とってある。

 
 親が常軌を逸してると、存外子どもはまともに育つみたいだ。



 <追記>
 息子が社会に出た年の、その年の瀬、家に帰ってきた息子が「はい、これ」と言って、ツレアイと私に、くれたのし袋。

                

 十万円、入っていた。
 今も、お守りのように、中味もそのまんま、のし袋がヨレヨレだけど、私のお財布に、入っている。

 


 







 

 
 

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