『リスボンに誘われて
(Night Train to Lisbon)』
リスボンへは、私も夜行列車で行ったことがある。
見たことのある風景が、随所に現れ、それだけでも興味津々だったけれど、内容も、なかなか良かった。
見たことのある風景が、随所に現れ、それだけでも興味津々だったけれど、内容も、なかなか良かった。
大雑把に言えば、独裁政治エスタド・ノヴォ時代の、レジスタンスに投じた青年男女のが生きた時代を、スイスの高校教師が、偶然読んだ本(当時のレジスタンスで医師の青年の遺稿書籍)を手に、その作者をリスボンに訪ね歩くという内容。
それで、その書籍の著者の妹役が、シャルロット・ランプリング。
この女優さんの映画は、偶然、よく観ていた。
いつも、どんな役でも、印象に残る。
特に、若い時の『愛の嵐 (The Night Porter )』では、強烈な印象を残した。
多分、シャルロット・ランプリングの作品好きの人には、どの人にとっても、強烈だったのではないかと思う。
有名指揮者の妻となった元ユダヤ人ダンサーの娘、元SS親衛隊の過去の出会いが、なんとも切なく、もの悲しく、心に痛みを感じ辛い、映画である。
【TRAILER】The Night Porter