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2017.06.06
クリーンルームも2回目となると、部屋の雰囲気にも慣れてくるもの
である。
とは言えず、
内装はわかる。
ベッドの様相もわかる。
滅菌水道装置の形状もわかる。
最初にクリーンルームに入った時に、滅菌水道装置のセンサーが
過剰反応し、水が頭に降り注ぐので電源を抜いておくこともぬかりは
なく、事情を知らない看護師さんが、それを見るなり一回一回指摘する
ので、これまた一回一回説明をするのも、怠らない。
点滴柱に常駐している抗がん剤とそれを体外に排泄する用の生理食塩液を
引っ張って歩くこと。
シャワーを浴びれずに、1日何回かタオルで清拭すること。
朝昼晩、3食の後のパイン味のうがいも忘れない。(忘れたいが…)
もちろん、24時間営業の尿計量もである。
すべては一度経験していることだ。
体調変化と精神状態保持以外は。
その日の夜。
いきなり高熱が出た。
38℃だったが、この日以降2週間、熱は出なかった。
抗がん剤投与による体の反応だとの主治医の説明。
しかしこれは、1回目の抗がん剤投与の時には無かったことだ。
5日間の抗がん剤投与が終わり、洗浄のための生理食塩液の投与のみに
なった。
1回目の経験によれば、この後1週間後あたりから熱が出てくるはずで
ある。
抗生剤と生理食塩液の投与が続く。
1日置きの採血がありその結果次第で、輸血を検討する。
予想通り血液中の各成分が、抗がん剤の影響で日々数値が変わって行く。
この週もみるみるうちに数値が下がって行き、血小板の減少に伴って
赤血球の減少も始まっていた。
この血液結果を受け、赤血球の輸血が予定された。
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