新しい船が出航する・２

おお！神前結婚式だ。

かなり、おごぞかな雰囲気。

先ず、入場する前の所から、
式の導入部が始まるのです。

介添え係の方が、
「新郎新婦様を先頭に、その後ろに、各お父様、次にお母様、
その後近い方から順にお並びになり、神殿に入場致します」とアナウンス。

皆、順番を譲り合ったりなんぞしてザワザワしつつも、
なんとか、２列縦隊に。

で、息を整え、イザ！

隊列は、ゆっくりと進む。
進むにつれ、その気になっていく。

神殿の扉の前に到着。

そして、静々と入場する。


立派な神殿だ。

皆が着席すると、いよいよ式が始まった。

神官が厳かに笙を演奏する。生で聞いたのは初めてかも知れない。

先ず、一同神前に向かって一礼した後
御斎主様から、新郎新婦、親族の順にお払いを受け
斎主が２人の結婚を神に報告をなさった。

その後、新郎新婦が三三九度の杯を交わす。
新郎緊張の余り、まだ、お神酒が注がれていない杯を
口にモッテ行きそうになりヒヤッとする。
まったく、親はドキドキするもんだねぇ…

そして、新郎は誓いの言葉を読み上げる。新婦は自分の名前を。
ああ、立派に出来た！夫唱婦随第一歩完了。

…なんだか知らないが、私の感情も高ぶっている。

神前に玉串を捧げ、二礼二拍手一礼の後、
新郎から新婦の指へ、新婦から新郎の指へ
結婚指輪の交換。

スルッといかず、やや焦る様子が
初々しくイイ光景だ。

それが終わると
列席者全員で杯のお神酒を飲み干すのだ。
もっと注いでくれても大丈夫なのに…
ホンの少しだったなぁ…

馬鹿な事を言ってる場合じゃなく
式を滞りなく取り納めたことを、斎主が神様に報告する。

斎主と一同が神前に拝礼し、祝いのあいさつ 。

ああ、大きなドジも無く、無事ここまで来たぞ！


その後、
その場で、親族紹介があり、
縁が広がった事を確認し、終わった。

ホッ！である。



そして、いよいよウレシハズカシ祝いの宴へと進むのです。
こう書くと、淡々と物事が進んでいる様ではあるのですが、
実際は、てんやわんや、大中小と色々なハプニングが起こるのが、
こういった大きい集まり事の常である事もご承知の通りでございます。
しかし、それまで事細かに書いていては、
大超長編になってしまいますので、
また、機会があったら書きますね。


と言う事で、今回はここまで！
写真、まだ、全部集まらず、なかなか格好なのが無いので、
もうちょっと、待っててね！