さて、久しぶりの植物園です
相変わらずのっぺらぼうの大池
ここの蓮池(大池)に魅せられてデジカメ散歩を続けていたのに寂しい限りだ
春夏秋冬を通してハスの姿の移り変わりを観察するのが好きだった
夏の花、百日紅(サルスベリ)も行く夏を惜しむかのようにまだ花を付けていた
この何もない大池を見ると気が滅入る
あんなにあっけなく無くなってしまうものなのか
蓮池も白鳥も、当たり前のようにいつもいた景色はもうない
ハスの間を縫うように泳いでいた色々なカモたちが懐かしい
今日はアオサギもシロサギの姿もない
自分がどうしようもなく落ち込んでいた冬のある日
この大池に広がる冬枯れたハスの姿が目に飛び込んできた
大きな葉が風にあおられ生き物のように大きくうねっていた
その姿に感動ししばらくその場を離れられなかった
暗く物悲しい風景は、時に人の心を癒すものなのだと知った
公園内のお店は混んでいたが、園内は思いのほか人が少なくガランとしていた
この独り占め感は有り難い
コキアを近づいて見ると面白い
小さな花が咲いていた
紅葉する秋も楽しみ
5cm以上もあるかと思われるシナアブラギリの大きな果実
オレンジ色と黒の斑模様のオオキンカメムシを見たこともある
雌雄同株5~6月に咲く花はなかなか味わい深い花で
花柄から落ちる雄花が散らばっている様子がまた目を引く
ここにハスが少し植えられたことはどなたかのブログで知っていたが
このまま元気に育っていってハス池を復活させてほしいものだ
潜望鏡(花托)の先に目をやるとまた何やら見慣れぬものが・・・後ほど
こんな立て看板も置かれた
今までこの園内で混雑していた時を知らないので何か違和感を感じる
何かトラブルでもあったのだろうか
植物園を美しく維持したい気持ちはわかるが
な~んか、窮屈だな・・・
睡蓮池手前にオニバスが出現
情報センター前にもありましたよね
花の蕾が上ってきてましたが開花前で残念でした
葉の裏側も観察できるように一枚だけ裏返していた
鶴見緑地の「咲くやこの花館」にあるオニバスはもっと大きくて圧巻です
カンレンボクの木は果実でいっぱいでした
その先の芝生広場がまた変貌していた
カピラリス(ミューレンベルギア)というイネ科の多年草で埋め尽くされていた
以前はイベント広場になっていたがコロナ禍以降、変更せざるを得なかったのでしょう
色々変わってため息つきながら歩いていたが、その中でも一番引いたのが
私のお気に入りのユーカリ園
なになに?卵のお化けのようなものがいっぱいおる・・・
事前にチェック済みでしたが、さすがに実際目の当たりにするとギョッとしました
長居植物園でハス池の次に好きだったのがこのユーカリ園
30mにもなる大木が並んでいる様子は圧巻で
日常を忘れさせてくれる癒しの場所でした
滑らかな質感をもった独特の木肌
今は剥がれた皮があちこちに落ちていた
ユーカリの実を久しぶりに見つけた
5月頃に花を咲かせるらしいがまだ見たことはない
どこからも卵が見える
夜のライトアップされた様子がよくわかります
池に浮かぶランプ
ライトが付いている夜、人が近づき立ち止まっていると明るさが強くなり音色を響かせる
とても幻想的でなかなかロマンチックなムード溢れる演出です
まだ他にもいろいろありますよ
ご興味のある方はいらしてください
ただし夜の入園料は大人1600円(子供500円)とちょっとお高めです