こんにちは
前回の英語編はいかがでしたでしょうか。
少しでも一橋を志望する方々のお役に立てたのであれば幸いです。
さて、今回は国語の対策法を紹介していきます!
担当するのは法学部1年木島です。
【一橋入試 国語】
○現代文
過去についての知識があることを大前提とした文章が出題されることが多いので、一橋の過去問に限らずたくさんの文章に触れて幅広い知識をつけておくといいです。
・漢字、語句
漢字の書き取りや語句の意味は難しいことはあまりないので、基本的な知識があれば大丈夫です。
・文章読解問題
「どういうことか」と問われている内容説明問題では、問題になっている文章をとりあえず区切ってみるといいと思います。例えば、
「幸福という言葉をつかってものをかんがえてゆく。思考のそうしたみちすじが、いまは容易にみいだしにくくなった。」とはどういうことか。という2014年度の問題では、
幸福という言葉をつかって/ものをかんがえてゆく。/思考のそうしたみちすじが、/いまは容易にみいだしにくくなった。
という風に区切ってみることをおすすめします。この区切ってみたまとまりごとに、わかりやすく説明して、最後につなぎ合わせるイメージです。この「わかりやすく説明する」とは、内容圧縮、具体化説明、理由の説明、比喩の説明、具体例一般化、文脈補足などです。内容説明問題は文章の全体像を把握することが欠かせないので、一橋の過去問に限らず現代文を読むときは構造図を書くようにするなどして、どんな文章の全体像も掴めるように訓練しておくと自然と点が取れるようになると思います。
○近代文語文・現古融合文
古文の重要単語がよく使われているので、古典の勉強をしっかりしていれば、文章の意味は理解できるはずです。また、古文だけではなく漢文訓読の文体も多いので、漢文の基本的な知識もつけなければいけないです。近代文語文も現古融合文も書かれた当時の世間に対する批判が題材になっていることが多いので、なぜ批判しているのか、どのような解決策を提示しているのかに注目して読むと後々問題を解きやすくなります。近代文語文・現古融合文も結局は文章の全体像を把握する必要があるので、数をこなすのがいちばんの近道だと思います。
○要約
一橋国語最大のポイントです。
まずは経験値を上げることが大切です。構造図を書いて文章全体の展開を掴むことから始めて、必要な部分を順番にまとめていけばそれなりに良い要約はできるはすです。具体例を要約に含めるかどうかは文章の長さや内容の濃さにもよるので、とにかくたくさんの文章を要約して練習を繰り返してください。現代文を解くたびに要約してみるくらいの気持ちで。自分で採点できるようにするのも大事ですが、学校や塾の先生に添削してもらうといいと思います。
○復習
解いたら一週間以内に復習していました。もう一度文章を読んで、構造図を書いて、問題を解くだけでいいです。解答例を一度読んでいるからものすごく解きやすくて復習した気にならないと思いますが、それだけでも全然違うので大丈夫です。
○回答順
自分がやりやすいのからやればいいと思います。ただ、要約を最後に残すのだけはやめた方がいいです。要約が最後まで残っていると精神的に辛いので。
○過去問の使い方
共通テストが終わるまでは共通テストの国語の勉強に集中して息抜き程度に過去問をやってみるくらいでいいと思います。共通テストが終わったら過去問に集中するべきですが、1日に一年分とかはやらない方がいいです。できても復習が雑になるだけなので、3日に一年分くらいがちょうどいいのでは。入試直前になっても過去問だけをひたすら解いていては触れられる問題に偏りが出てしまうので、国公立入試向けの問題集をたまに解いてみるといいと思います。
○過去問以外の問題集
河合塾 入試現代文へのアクセス
現代文に苦手意識がある人はこれをやると苦手意識はかなりなくなると思います。基本的なものが多いので、やるとしたら秋頃には終わらせておいた方がいいです。
河合塾 得点奪取現代文
それなりに難しかったですが一橋国語対策にはぴったりの問題集でやってよかったなと思いました。私は現代文しかやっていませんでしたが、古文編や漢文編もやっておけばよかったかな、とも思いました。
駿台 近代文語文問題演習
かなり難しかったですが、近代文語文に慣れることができました。これをやっておけば近代文語文の過去問がかなりやりやすくなると思います。
京都書房 日本語チェック2000
時間とやる気があればやっておくと一橋以外の大学の対策にもなると思います。ただ、全部完璧に覚えるのは無理な話なので、暇な時に読んでみるくらいでいいです。語句の意味を説明する問題で絶対に役に立ちます。
↑どれも本屋さんで買えるはずなので是非
次は数学編です。ぜひそちらも読んでください!
文責:木島
キジマサンも部活ガンバルマス!