ペンギン通信

一橋大学体育会バスケットボール部 公式ブログです。
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三商特別企画〜スティール王の源〜

2019-07-04 23:58:50 | 2019
こんにちは。
 
 
 
現在求職中の堀池です。
 
 
6月に入り同期が続々と来年4月からの職場を見つけていくなか、私はと言うと未だに見つかっておりません。俗に言うNNTってやつです。
 
 
このままでは来年も大学生をやっているかもしれません。いや、限りなくその可能性が高いでしょう。いかんせん私のやる気はゼロに近いですから…
 
 
 
 
 
 
 
そんなことは置いといて…
 
 
 
我がRed Penguinsは本日から大阪にて三商戦に臨んでいます。私にとって三商戦と言えば記憶に新しいのが去年のスティール王です。
 
 
 
 
とはいえ、私の体格は180cm75kgと至って平凡であり、ウイングスパンが特別長いわけでもありません。また50m走は7秒台と足が遅く、敏捷性もほぼ無いに等しいでしょう。反復横跳びとか大っ嫌いです。
 
 
 
ではこんな私がなぜスティール王の称号を得ることができたのか?
今回はその秘密を少しだけご紹介したいと思います。
 
 
 
 
その秘密は遡ること10〜15年、サッカー少年だった私に隠されています。
 
 
 
私は幼稚園の頃からサッカーを始め、まさにサッカー少年として幼少期を過ごしていました。
 
 
 
当時渋谷区に住んでいた私は、渋谷区を中心に活動するFCトリプレッタというチームに所属していました。
 
 
 
このチームが中々に強いチームであり、なんと現役のJリーガーを何人も輩出しています。また、私の2.3個上には現在ドイツ3部リーグにて、プロ選手として活躍している人もいます。今から考えると中々の強者と練習していたものです。
 
 
 
 
 
さて、幼稚園からFCトリプレッタにてサッカーに明け暮れていた私ですが、小学生になる頃には自らのポジションをキーパーに決め、練習に励んでいました。
 
 
 
また、週末には小学校の校庭開放を利用して、原子力ファーザーからマンツーマンで厳しい特訓を受けていました。原子力ファーザーが至近距離から上下左右に蹴り込むボールを、私はひたすらに止めるという過酷な練習を数時間にわたって行っていたのです。この特訓により、ボールに対する反応速度が速くなったことは間違いありません。
 
 
 
私の父親は大学院まで合わせて6年間原子力について学んでいました。一説には3.11のとき、福島第一原発にいてもおかしくなかった模様。そのため、我々は敬意を表して彼のことを原子力ファーザーと呼ぶ。そんな原子力ファーザーの修士論文のタイトルがこちら。
 
"フェライト法によるHLWの郡分離"
 
 
また原子力ファーザーは現役サッカー選手であり、東京都シニアリーグの1部チームで、不動のボランチとして活躍している。本人曰く、"俺がチームを動かしている"とのこと。そのため、平日は定時退社するやDAZNでサッカーを見て戦術を学び、週末は練習や試合に精を出すというサッカー漬けの日々を送っている。そして、試合の愚痴を聞くのが私の週末のルーティーンである。
 
 
 
 
このように、堀池少年は日々サッカーに明け暮れた生活を送っていました。
 
 
 
そして、順調に成長した堀池少年は小学6年の時、渋谷区選抜に選ばれるまでになりました。まさに渋谷区の守護神となったのです。そんな私を当時、人々はこう呼びました。
 
 
 
 
"渋谷区のオリバーカーン"
 
 
 
オリバーカーンとはドイツサッカー界で最も多くのタイトルを獲得した選手の一人であり、まさにレジェンドキーパーである。
 
 
 
 
そして、このキーパーの経験が私のスティール王の源泉となったことは間違いありません。
 
 
 
 
相手のクロスに対する飛び出しは、バスケットで相手の横パスをスティールすることとほぼ同じであり、この感覚が活きています。
 
 
 
キーパーに必要なハイボール処理は、バスケットで主にセンター陣に出される高いパスをスティールすることや、速攻のロブパスをスティールすることとほぼ同じであり、空間把握やジャンプの感覚が活きています。
 
 
 
ディフェンスラインの裏へのボールに対する反応と飛び出しは、バスケットでルーズボールにダイブしてスティールすることとほぼ同じです。私は原子力ファーザーから"キーパーは岩にならなければならない"と教わり、幼少期からこの裏へのボールに対して、相手にぶつかろうとも身体を投げ出して飛び込んでいました。それゆえ、躊躇なくルーズボールにダイブできるのです。
 
 
 
相手の強烈なシュートへの反応は、バスケットで自分のマークマンのパスをスティールすることとほぼ同じであり、反応速度や瞬間的な動きが活きています。
 
 
 
 
 
このように、全てのスティールのシーンには、キーパーの経験が活かされているのです。つまり、幼少期のキーパーの経験こそが、現在私がスティールを連発できる源であるのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、話はここまでです。
いよいよ4年生として最後の三商戦が始まります。
今年はリバウンド王を獲得して、爆速でビールを飲み干してやりたいと思います!乞うご期待!!
 
 
 
 
 
次回は台湾からやってきたユジェちゃんです!
 
 
 
文責:堀池
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