ペンギン通信

一橋大学体育会バスケットボール部 公式ブログです。
記事は部員たちが書いています。

あと42時間。

2006-08-31 23:45:13 | Weblog2006
今シーズンの締めくくりであるリーグ戦のスタートまで、いよいよあと2日。


自分が今まで3回リーグ戦を経験してきて思うこと。


それは、


『信じる気持ちの強さ』


が問われる戦いであるということ。


能力の高いチームでも、個々の気持ちがバラバラだと勝てない。
選手がお互いに信頼できていないと、土壇場で必ず競り負ける。
他人事だと思っている選手が一人でもいたら、いずれチームの雰囲気は悪くなっていく。

リーグ戦は、そういう場だと思う。


「あいつなら決めてくれる」

「あいつならここにパスくれる」

「あいつがリバウンドとってくれる」

「自分がバテてもあいつらがいる」

「あいつらのスカウティングを頭に叩き込んでれば絶対大丈夫」

「あの人の指示なら間違いない」

「あいつらが、信じて応援し続けてくれる」


こういう信頼関係を、これから7週間、全員が心から持ち続けなくてはならない。
そして、これができているチームは、絶対に大きく崩れることはないと思う。



『リーグ戦は、全員が本気で勝ちたいと思うからこそ難しい。』


これは昨日聞いた誰かの言葉。

どうしても勝ちたいから、がむしゃらになる。
それでも結果が出ないと、焦るし、イライラする。
周りのせいにして怒る、自分のせいにして落ち込む。
周りを、そして自分を、心から信じられなくなる。

この悪い連鎖が全員に広がってしまうと、立て直すことは非常に難しい。


3部という舞台は、生易しいものじゃない。
周りは格上だらけで、何としても勝ちたいのはどのチームも同じ。
理想どおりの展開なんてそう望めるものじゃない。


勝利は最大の特効薬。

でも、それは簡単に手に入るようなものじゃないし、手に入らないときこそ、チームの真価が問われるということを、全員が覚悟しておかなければならない。



何があっても諦めない。


何があっても油断しない。


調子が悪い奴がいても、信じてパスしてやる、スクリーンをかけてやる。


失敗して落ち込んでいる奴がいたら、声を出して励ましてやる。



最後まで、とことん信じ続けよう。



そして、一橋はコート上の5人だけで戦うチームじゃない。


試合に出る選手。
ベンチ・応援席で応援してくれる選手。
サポートしてくれるマネージャー。
俺たちを勝利へ導いてくれるコーチ、監督。
そして自分の弟、息子、孫のことのように応援してくださるOBの方々。

全員が一橋大学バスケットボール部として戦っている。


リーグ戦のうちの応援は、正直言って鳥肌が立つくらいすごい。


『勝ちたい』という気持ちを持つ人の数は、間違いなく3部で一番多いに違いない。


『これだけの人が自分達を応援してくれている』

という事実に感謝して、



全員で勝ちに行こう。



赤いペンギンの群れの強さを、見せつけてやりましょう。




以上、偶然ビデマで会ったレッドペンギンからの伝言でした。



≪文責 赤穂≫
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