*[海外の反応コーナー]
-ヒラリー「慰安婦の代わりに『日本軍性奴隷』と書け」2012年当時国務長官だったヒラリーが「日本軍性奴隷」と言う表現を使用! 韓国の反応。
-ドイツ「韓国は公共の場を勝手に道具化するな、少女像の撤去を命令する」=韓国の反応。
-海外「被害者ムーブの押し付け…」ベルリンの『慰安婦像』撤去の報せに海外議論(海外反応)。
-韓国人「こうなったらドイツ車不買しかありません」。
-遠洋漁船で働く韓国人さん、ベトナム人船員さんを差別しまくったことがバレる「日本と変わらないじゃないか!」。
-韓国人「外国人にとって日本はかなり美化されていたんですよ」。
-[韓国の反応]東南アジアで韓国よりも日本のほうが人気があるというのが理解できないです[韓国ネット民]イメージを洗濯するために多額のお金や広告を注ぎ込んでいるのだ。
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-ドイツ「韓国は公共の場を勝手に道具化するな、少女像の撤去を命令する」=韓国の反応。
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-韓国人「こうなったらドイツ車不買しかありません」。
-遠洋漁船で働く韓国人さん、ベトナム人船員さんを差別しまくったことがバレる「日本と変わらないじゃないか!」。
-韓国人「外国人にとって日本はかなり美化されていたんですよ」。
-[韓国の反応]東南アジアで韓国よりも日本のほうが人気があるというのが理解できないです[韓国ネット民]イメージを洗濯するために多額のお金や広告を注ぎ込んでいるのだ。
*[海外の反応コーナー]
-韓国人「日本と中国が推すナイジェリアのWTO事務局長候補の不正告発報道が出ましたw」。
-韓国人「韓国裁判所が日本の戦犯徴用企業の株式現金化を公示送達、12月9日から効力」 韓国の反応。
-【悲報】韓国人「現代自動車の電気自動車『コナ』が韓国に続き海外でも7.7万台リコール!」 韓国の反応。
-韓国「韓国は日本の失われた20年を踏襲する!文在寅が大韓民国を粉砕した!」。
-【韓国の反応】仁川空港、免税店売り上げ90%減!韓国→「誰も経験がない危機、大恐慌の始まり」「国を立て直す気がない文政権」。
-韓国「メイド・イン・ジャパンが没落!後進国の日本は答えがない!!!」の声。
-韓国人「NAVERのGDPランキングが更新されたが…韓日間の経済格差がさらに広がってるwww」。
-韓国人「韓国の子育て環境を見てみよう」。
-【韓国】「女性優先」駐車場は必要ですか? ソウル麻浦区の実験。
-海外「日中韓の発音はほぼ同じだ!」日中韓の言語の類似性に外国人興味津々!!!。
-初めてのソウル旅行で日本との違いを体験 海外の反応。
-【祝】ヨーロッパ「和紙に続き韓紙を文化財復元用用紙に認証!」韓紙の優秀性がヨーロッパで認められる! 韓国の反応。
-韓国人「1965年生まれの日本最高の美人を見てみよう」。
-韓国人「日本のアニメやゲーム等の大衆芸術産業が韓国より先に発展した理由とは?」→「日本人には韓国人の血が流れている」 韓国の反応。
-韓国人「日本が4次韓流を恐れている理由が分かりますね」。
-韓国人「日本国の近況」。
-韓国人「日本の文化財を復元する方法をご覧ください・・・」。
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-韓国人「韓国裁判所が日本の戦犯徴用企業の株式現金化を公示送達、12月9日から効力」 韓国の反応。
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-韓国「メイド・イン・ジャパンが没落!後進国の日本は答えがない!!!」の声。
-韓国人「NAVERのGDPランキングが更新されたが…韓日間の経済格差がさらに広がってるwww」。
-韓国人「韓国の子育て環境を見てみよう」。
-【韓国】「女性優先」駐車場は必要ですか? ソウル麻浦区の実験。
-海外「日中韓の発音はほぼ同じだ!」日中韓の言語の類似性に外国人興味津々!!!。
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-【祝】ヨーロッパ「和紙に続き韓紙を文化財復元用用紙に認証!」韓紙の優秀性がヨーロッパで認められる! 韓国の反応。
-韓国人「1965年生まれの日本最高の美人を見てみよう」。
-韓国人「日本のアニメやゲーム等の大衆芸術産業が韓国より先に発展した理由とは?」→「日本人には韓国人の血が流れている」 韓国の反応。
-韓国人「日本が4次韓流を恐れている理由が分かりますね」。
-韓国人「日本国の近況」。
-韓国人「日本の文化財を復元する方法をご覧ください・・・」。
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」は11日、ドイツの首都ベルリンの中心部にあるミッテ区が同区内に設置された慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の撤去を指示したことに抗議し、国連特別報告者などに書簡を送った。
少女像はベルリンの韓国関連市民団体のコリア協議会を中心とする日本軍慰安婦問題対策協議会が設置を推進し、正義連が製作を支援したもので、先月25日に設置された。しかし、日本政府が同少女像の撤去を要請した数日後に、ミッテ区はコリア協議会に文書を送り、今月14日までに撤去するよう指示した。
正義連は「ミッテ区の文書は旧日本軍の性奴隷制の問題を記憶するための努力を損ねるとともに、表現の自由を侵害した」と訴えた。また、ミッテ区が何の議論もせず、撤去を指示する文書を送ったことは不当な行政手続きだと指摘した。
ミッテ区は文書で、「ミッテ区が韓国と日本の間で対立を招き、日本に反対する印象を与える。公共の場の道具化を拒否する」と説明した。
少女像はベルリンの韓国関連市民団体のコリア協議会を中心とする日本軍慰安婦問題対策協議会が設置を推進し、正義連が製作を支援したもので、先月25日に設置された。しかし、日本政府が同少女像の撤去を要請した数日後に、ミッテ区はコリア協議会に文書を送り、今月14日までに撤去するよう指示した。
正義連は「ミッテ区の文書は旧日本軍の性奴隷制の問題を記憶するための努力を損ねるとともに、表現の自由を侵害した」と訴えた。また、ミッテ区が何の議論もせず、撤去を指示する文書を送ったことは不当な行政手続きだと指摘した。
ミッテ区は文書で、「ミッテ区が韓国と日本の間で対立を招き、日本に反対する印象を与える。公共の場の道具化を拒否する」と説明した。
判事出身の与党議員が発議した法案 独裁者の司法掌握方式に等しい
既に法律を揺るがす金命洙大法院 法律家、法治破壊の先鋒となるのか
判事出身のある法律事務所代表が最近、食事の席で「判事が法服を脱いですぐに政界入りすることは非常に危険だ」と話した。法律が政治に汚染される道を整えることになりかねないからだという。人間の本性を考えた言葉だった。五欲七情を持つ判事が政治家として属そうとする特定政党に有利な判決、意向に沿った判決を下したい誘惑から自由でいられるだろうか。退任直前にそういう判決を下し、政党とその支持層にラブコールを送ろうという誘惑を振り払えるだろうか。その判事が法服を脱ぐ直前に下した判決の純粋性を疑わずにいられるだろうか。
今与党には法服を脱いですぐに公認を受け、国会議員になった3人がいる。李誕熙(イ・タンヒ)、李寿珍(イ・スジン)、崔基相(チェ・ギサン)の各議員だ。3人とも梁承泰(ヤン・スンテ)前院長率いる大法院を積弊扱いした人物だ。彼らが国会入りしてやったことがある。約束でもしていたように「法院(裁判所)組織法一部改正案」を提案した。李誕熙議員が発議した法案は大法官を現在の14人から48人に増やすことが骨子だ。李寿珍議員の法案は法院行政処を廃止し、裁判官と非裁判官の委員数を同数とする司法行政委員会を新設する内容だ。崔基相議員の法案は法官(裁判官)人事委員会の委員を11人から21人に増やし、うち10人を一般人から任命しようとしている。
3人が発議した法案の内容は不気味なほどに独裁政権が取ってきた方式に従っている。大法官の定員を増やすこと、裁判官人事に外部から関与できるよにすることなどだ。ベネズエラの独裁者、ウゴ・チャベスは2004年、最高裁判事の定員を20人から32人に増やし、そこに政権の忠犬を据えた。その後、13年にチャベスが死去するまで、ベネズエラ最高裁が下した判決約4万5000件余りのうち、政権に反する内容の判決は1件もなかった。ポーランドの影の独裁者、ヤロスワフ・カチンスキが率いる政党「法と正義」は2015年、政権を取るとすぐに「司法改革」の旗印を掲げ、判事の定年を繰り上げ、判事人事を事実上議会が左右できるようにした。司法府の独立は崩壊し、判事は親政権の人物に入れ替わった。
野党の判事出身議員3人組が裁判所を「改革」するといって提出した法案にもそれなりの趣旨はある。「大法官1人が処理すべき事件があまりに多く、大法官の構成を多様化する必要がある」「司法行政と裁判官人事に外部の統制と関与を可能にすべきだ」という点だ。しかし、そうした裁判所改革の論理が現実では三権分立という民主国家の中核システムを崩壊させ、司法府を政権の召し使いに転落させる結果を生んだ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が任命した金命洙(キム・ミョンス)大法院長率いる体制で既に法律は揺らいでいる。李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事、殷秀美(ウン・スミ)城南市長、チョ・グク前法務部長官の弟など与党関係者についてはあらゆる無理な論理で無罪判決、減刑判決を下した。また、文大統領に批判的な壁新聞を大学キャンパス内に張った青年に対しては、大学が処罰を望まないと言っているにもかかわらず、有罪判決を下した。ハーバード大のスティーブン・レビツキー教授は著書「民主主義の死に方」の中で、「独裁者は法律を差別的に適用し、政敵を阻み、同志は保護する強力な武器を手に入れる」と指摘した。独裁かどうかは分からない。しかし、現在の韓国の裁判所が政権の敵を阻み、同志を保護しているわけではないと言えるだろうか。
独裁政権下では合法と不法がいつでも入れ替わる。合法の名の下で暴力が日常化した。そうやって法治を破壊した最高技術者は常に裁判官と法律家だった。
チョ・ジュンシク副局長兼社会部長
既に法律を揺るがす金命洙大法院 法律家、法治破壊の先鋒となるのか
判事出身のある法律事務所代表が最近、食事の席で「判事が法服を脱いですぐに政界入りすることは非常に危険だ」と話した。法律が政治に汚染される道を整えることになりかねないからだという。人間の本性を考えた言葉だった。五欲七情を持つ判事が政治家として属そうとする特定政党に有利な判決、意向に沿った判決を下したい誘惑から自由でいられるだろうか。退任直前にそういう判決を下し、政党とその支持層にラブコールを送ろうという誘惑を振り払えるだろうか。その判事が法服を脱ぐ直前に下した判決の純粋性を疑わずにいられるだろうか。
今与党には法服を脱いですぐに公認を受け、国会議員になった3人がいる。李誕熙(イ・タンヒ)、李寿珍(イ・スジン)、崔基相(チェ・ギサン)の各議員だ。3人とも梁承泰(ヤン・スンテ)前院長率いる大法院を積弊扱いした人物だ。彼らが国会入りしてやったことがある。約束でもしていたように「法院(裁判所)組織法一部改正案」を提案した。李誕熙議員が発議した法案は大法官を現在の14人から48人に増やすことが骨子だ。李寿珍議員の法案は法院行政処を廃止し、裁判官と非裁判官の委員数を同数とする司法行政委員会を新設する内容だ。崔基相議員の法案は法官(裁判官)人事委員会の委員を11人から21人に増やし、うち10人を一般人から任命しようとしている。
3人が発議した法案の内容は不気味なほどに独裁政権が取ってきた方式に従っている。大法官の定員を増やすこと、裁判官人事に外部から関与できるよにすることなどだ。ベネズエラの独裁者、ウゴ・チャベスは2004年、最高裁判事の定員を20人から32人に増やし、そこに政権の忠犬を据えた。その後、13年にチャベスが死去するまで、ベネズエラ最高裁が下した判決約4万5000件余りのうち、政権に反する内容の判決は1件もなかった。ポーランドの影の独裁者、ヤロスワフ・カチンスキが率いる政党「法と正義」は2015年、政権を取るとすぐに「司法改革」の旗印を掲げ、判事の定年を繰り上げ、判事人事を事実上議会が左右できるようにした。司法府の独立は崩壊し、判事は親政権の人物に入れ替わった。
野党の判事出身議員3人組が裁判所を「改革」するといって提出した法案にもそれなりの趣旨はある。「大法官1人が処理すべき事件があまりに多く、大法官の構成を多様化する必要がある」「司法行政と裁判官人事に外部の統制と関与を可能にすべきだ」という点だ。しかし、そうした裁判所改革の論理が現実では三権分立という民主国家の中核システムを崩壊させ、司法府を政権の召し使いに転落させる結果を生んだ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が任命した金命洙(キム・ミョンス)大法院長率いる体制で既に法律は揺らいでいる。李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事、殷秀美(ウン・スミ)城南市長、チョ・グク前法務部長官の弟など与党関係者についてはあらゆる無理な論理で無罪判決、減刑判決を下した。また、文大統領に批判的な壁新聞を大学キャンパス内に張った青年に対しては、大学が処罰を望まないと言っているにもかかわらず、有罪判決を下した。ハーバード大のスティーブン・レビツキー教授は著書「民主主義の死に方」の中で、「独裁者は法律を差別的に適用し、政敵を阻み、同志は保護する強力な武器を手に入れる」と指摘した。独裁かどうかは分からない。しかし、現在の韓国の裁判所が政権の敵を阻み、同志を保護しているわけではないと言えるだろうか。
独裁政権下では合法と不法がいつでも入れ替わる。合法の名の下で暴力が日常化した。そうやって法治を破壊した最高技術者は常に裁判官と法律家だった。
チョ・ジュンシク副局長兼社会部長
国民統合ではなく分裂を目標に、あらゆる手段を動員する政権
72年前の李承晩は国を興し、今の文在寅は国を引き裂く
李承晩(イ・スンマン)政権の国興しプロジェクトの中核は農地改革だった。1949年の農地改革は国民の過半数に達する小作農を新しい土地所有者にした。仰々しい宣伝に終わった北の農地改革とは違い、地主たちを励まし、農民に実際に土地を分け与える「有償没収・有償分配」は新生国の国民統合において神の一手だった。南の農民たちは初めて大韓民国の国民になった。1956年に朴憲永(パク・ホニョン)を粛清した金日成(キム・イルソン)は「6・25(朝鮮戦争)時、南半分の人民たちが少しでも蜂起していたら釜山を解放し、米国のやつらの上陸を阻んでいただろう」と言った。農民の息子たちが蜂起どころか自分の土地・自分の国を守るために喜んで銃を手にしたから大韓民国は生き残った。国民が所属意識を持つ時、国は存在する。だから、どうすれば考えや理解が違う人々を国民という名で集めることができるのかに統治者は頭を悩ます。統治の目的は統合であり、統合は統治者の第一の責務だ。大韓民国の歴代大統領たちも常にそれを悩んでいた。
3年5カ月前、文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任演説の最初のテーマも国民統合だった。文大統領は「統合と共存の新たな世界」を誓って就任演説を読み上げた。このような話をすると「信じられない」という人がいるほど、今、現実は正反対だ。この政権は国民統合ではなく、分裂を目指して動いているようだ。一度も経験したことのない事態だ。秋夕(チュソク=中秋節)連休(9月30日-10月2日)に会った70代の元公務員は「一生、一つの国・国民のために奉職したと思っていたのに、最近は文在寅、チョ国(チョ・グク)、秋美愛(チュ・ミエ)が国民との間にバリケードを設けて対峙(たいじ)しているという感じだ」「あいつらに税金をかじり取られながら、こぶしを顔に突きつけられているような気がして、よく眠れない」と言った。このように感じる国民はこの元公務員一人だけだろうか。
分裂の政治は、1980年代に学生運動・市民運動をしていた人々が主軸の政権が持って生まれた属性だ。自分だけが正義で、バリケードの向こう側は打倒しなければならない敵だと考えるのが当時の運動だった。執権するやいなや積弊(過去の政権の弊害)清算を掲げ、流血の粛清劇を繰り広げた。自分の味方でなければ容赦なく切り、自分の味方を座らせた。敵味方の見極めは自分たちの恥部を隠す有用なツールでもあった。大統領の友人を当選させた選挙工作がばれると、支持層に向かって「検察改革」を呼びかけ、捜査チームを解散させた。チョ国前法務部長官の偽善と恥知らずな面が明るみに出たが、支持勢力は「チョ国守護」を叫んで(ソウル中央地裁がある)瑞草洞に集まった。最近は秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官もそれに倣っている。ウソやこじつけ、詭弁(きべん)を厚かましく並べて立てても支持層が守ってくれるだろうと信じている。
(ソウル)市長のセクハラ(性的嫌がらせ)疑惑も、自分の味方ならば隠さなければならないし、公務員が数千万ウォン(数百万円)横領しても味方ならば庇(かば)わなければならない。味方ならばテレビ討論に出てウソをつくのもご愛嬌(あいきょう)だ。敵味方の争いが起こっているのに、道徳と正義を問いただしている場合だろうか。野党を押しつぶして選挙法を一方的に改正し、国会常任委員長を独占することなど何でもない。大韓民国72年が作ったさまざまな原則や常識は既にゴミ箱行きになった。
敵味方に色分けすることに味を占めた政権は、これまでなかった確執まで作り出して争いを起こす。保守勢力を新型コロナウイルス感染拡大の主犯に仕立てたが、関連性は明らかになっていない。それでも「在寅長城」を築き上げて口をふさいだ。国民を引き裂き、二分しても、いくらでも再執権できるという自信にあふれている。かえって分裂を再執権の有用な手段だと考えているようだ。自分の味方だけを投票場に確実に来させれば勝利するという仮説は前回の総選挙で証明された。与党・共に民主党の総選挙得票率は49%だった。投票率(66%)を考えると、国民全体の32%支持だけで180議席に達したのだ。この公式通りならば、求心点のない野党を相手に次の大統領選挙で勝利することもそう難しくない。支持層を励まし、あおり、隊列さえ維持すればいい。72年前には李承晩(イ・スンマン)と国興しがあり、今は文在寅と国の分裂がある。
李東勲(イ・ドンフン)論説委員
72年前の李承晩は国を興し、今の文在寅は国を引き裂く
李承晩(イ・スンマン)政権の国興しプロジェクトの中核は農地改革だった。1949年の農地改革は国民の過半数に達する小作農を新しい土地所有者にした。仰々しい宣伝に終わった北の農地改革とは違い、地主たちを励まし、農民に実際に土地を分け与える「有償没収・有償分配」は新生国の国民統合において神の一手だった。南の農民たちは初めて大韓民国の国民になった。1956年に朴憲永(パク・ホニョン)を粛清した金日成(キム・イルソン)は「6・25(朝鮮戦争)時、南半分の人民たちが少しでも蜂起していたら釜山を解放し、米国のやつらの上陸を阻んでいただろう」と言った。農民の息子たちが蜂起どころか自分の土地・自分の国を守るために喜んで銃を手にしたから大韓民国は生き残った。国民が所属意識を持つ時、国は存在する。だから、どうすれば考えや理解が違う人々を国民という名で集めることができるのかに統治者は頭を悩ます。統治の目的は統合であり、統合は統治者の第一の責務だ。大韓民国の歴代大統領たちも常にそれを悩んでいた。
3年5カ月前、文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任演説の最初のテーマも国民統合だった。文大統領は「統合と共存の新たな世界」を誓って就任演説を読み上げた。このような話をすると「信じられない」という人がいるほど、今、現実は正反対だ。この政権は国民統合ではなく、分裂を目指して動いているようだ。一度も経験したことのない事態だ。秋夕(チュソク=中秋節)連休(9月30日-10月2日)に会った70代の元公務員は「一生、一つの国・国民のために奉職したと思っていたのに、最近は文在寅、チョ国(チョ・グク)、秋美愛(チュ・ミエ)が国民との間にバリケードを設けて対峙(たいじ)しているという感じだ」「あいつらに税金をかじり取られながら、こぶしを顔に突きつけられているような気がして、よく眠れない」と言った。このように感じる国民はこの元公務員一人だけだろうか。
分裂の政治は、1980年代に学生運動・市民運動をしていた人々が主軸の政権が持って生まれた属性だ。自分だけが正義で、バリケードの向こう側は打倒しなければならない敵だと考えるのが当時の運動だった。執権するやいなや積弊(過去の政権の弊害)清算を掲げ、流血の粛清劇を繰り広げた。自分の味方でなければ容赦なく切り、自分の味方を座らせた。敵味方の見極めは自分たちの恥部を隠す有用なツールでもあった。大統領の友人を当選させた選挙工作がばれると、支持層に向かって「検察改革」を呼びかけ、捜査チームを解散させた。チョ国前法務部長官の偽善と恥知らずな面が明るみに出たが、支持勢力は「チョ国守護」を叫んで(ソウル中央地裁がある)瑞草洞に集まった。最近は秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官もそれに倣っている。ウソやこじつけ、詭弁(きべん)を厚かましく並べて立てても支持層が守ってくれるだろうと信じている。
(ソウル)市長のセクハラ(性的嫌がらせ)疑惑も、自分の味方ならば隠さなければならないし、公務員が数千万ウォン(数百万円)横領しても味方ならば庇(かば)わなければならない。味方ならばテレビ討論に出てウソをつくのもご愛嬌(あいきょう)だ。敵味方の争いが起こっているのに、道徳と正義を問いただしている場合だろうか。野党を押しつぶして選挙法を一方的に改正し、国会常任委員長を独占することなど何でもない。大韓民国72年が作ったさまざまな原則や常識は既にゴミ箱行きになった。
敵味方に色分けすることに味を占めた政権は、これまでなかった確執まで作り出して争いを起こす。保守勢力を新型コロナウイルス感染拡大の主犯に仕立てたが、関連性は明らかになっていない。それでも「在寅長城」を築き上げて口をふさいだ。国民を引き裂き、二分しても、いくらでも再執権できるという自信にあふれている。かえって分裂を再執権の有用な手段だと考えているようだ。自分の味方だけを投票場に確実に来させれば勝利するという仮説は前回の総選挙で証明された。与党・共に民主党の総選挙得票率は49%だった。投票率(66%)を考えると、国民全体の32%支持だけで180議席に達したのだ。この公式通りならば、求心点のない野党を相手に次の大統領選挙で勝利することもそう難しくない。支持層を励まし、あおり、隊列さえ維持すればいい。72年前には李承晩(イ・スンマン)と国興しがあり、今は文在寅と国の分裂がある。
李東勲(イ・ドンフン)論説委員
1933年にドイツ・ベルリンの議会議事堂が火災で全焼した。衝撃を受けた大衆の動揺が強まると、ヒトラーは「悪辣な病菌に鉄槌を下せという天の啓示だ」と言い、政敵と知識人数千人を無差別に逮捕した。しばらくして行われた選挙で国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)は圧勝を収めた。ローマ帝国の皇帝ネロも自分が放火犯だと追及されると、キリスト教徒に放火犯の濡れ衣を着せ、政治的危機から脱出した。歴史上多くの独裁勢力が大災難を利用し、国民の口を塞ぎ、自由を抑圧してきた。
戦争研究者は年間の死者が1000人を超えると、特定地域の紛争を戦争と規定する。新型コロナウイルスでは104万人が死亡した。これほどの災難はない。案の定、コロナ独裁、コロナ権威主義が世界の至る所で浮上している。ハンガリーが代表的だ。ヒトラーが国家運営の全権を握った授権法を成立させたように、今年3月に議会の首相けん制権、既存の法律の効力を停止する法律を可決した。
権威主義政府は集団監視、情報統制がなければ機能しない。コロナウイルスの拡大防止にも感染源の調査、追跡が必須だ。しかし、常に過剰が問題になる。インドは民主主義国家で最初に位置追跡アプリをスマートフォンにインストールすることを義務付け、個人情報を無期限に収集できるようにした。パキスタン政府は武装勢力が国民を秘密監視、追跡するシステムを稼働。フィリピンの大統領はコロナウイルスに関する虚偽の情報を流した人には「銃を撃て」と述べている。
韓国も「コロナ権威主義」の例外地帯ではない。飲食店に入れば、個人情報を強制的に提供しなければならず、感染者の動線は皆が分かるように公開される。防疫当局はソウル・梨泰院の集団感染当時、携帯電話の基地局で信号を受信した1万人を超える個人の情報を収集した。西洋では考えられないことだが、政府はそれを誇っている。
ところで、今までは感染防止のためにしかたないと受け入れていたが、これ以上は耐えられないという人が増えている。政府のダブルスタンダードのせいだ。李石基(イ・ソッキ)元統合進歩党代表の釈放を要求する数千台の車両デモは許可され、文在寅(ムン・ジェイン)政権反対集会は車両10台による「ドライブスルー」も禁止された。大統領が「いかなる寛容もない」と述べると、警察のバス数百台を動員し、光化門の通行すら遮断してしまった。しかし、それよりも密な百貨店や娯楽施設の営業は認められている。大統領は「在寅山城」(野党が警察バス動員を皮肉った表現)を築いた警察を称賛した。今後もそうするようにと言った。コロナウイルスがこんなふうに利用されると予想した人は少ないはずだ。
パク・ウンホ論説委員
戦争研究者は年間の死者が1000人を超えると、特定地域の紛争を戦争と規定する。新型コロナウイルスでは104万人が死亡した。これほどの災難はない。案の定、コロナ独裁、コロナ権威主義が世界の至る所で浮上している。ハンガリーが代表的だ。ヒトラーが国家運営の全権を握った授権法を成立させたように、今年3月に議会の首相けん制権、既存の法律の効力を停止する法律を可決した。
権威主義政府は集団監視、情報統制がなければ機能しない。コロナウイルスの拡大防止にも感染源の調査、追跡が必須だ。しかし、常に過剰が問題になる。インドは民主主義国家で最初に位置追跡アプリをスマートフォンにインストールすることを義務付け、個人情報を無期限に収集できるようにした。パキスタン政府は武装勢力が国民を秘密監視、追跡するシステムを稼働。フィリピンの大統領はコロナウイルスに関する虚偽の情報を流した人には「銃を撃て」と述べている。
韓国も「コロナ権威主義」の例外地帯ではない。飲食店に入れば、個人情報を強制的に提供しなければならず、感染者の動線は皆が分かるように公開される。防疫当局はソウル・梨泰院の集団感染当時、携帯電話の基地局で信号を受信した1万人を超える個人の情報を収集した。西洋では考えられないことだが、政府はそれを誇っている。
ところで、今までは感染防止のためにしかたないと受け入れていたが、これ以上は耐えられないという人が増えている。政府のダブルスタンダードのせいだ。李石基(イ・ソッキ)元統合進歩党代表の釈放を要求する数千台の車両デモは許可され、文在寅(ムン・ジェイン)政権反対集会は車両10台による「ドライブスルー」も禁止された。大統領が「いかなる寛容もない」と述べると、警察のバス数百台を動員し、光化門の通行すら遮断してしまった。しかし、それよりも密な百貨店や娯楽施設の営業は認められている。大統領は「在寅山城」(野党が警察バス動員を皮肉った表現)を築いた警察を称賛した。今後もそうするようにと言った。コロナウイルスがこんなふうに利用されると予想した人は少ないはずだ。
パク・ウンホ論説委員