毎週土曜日は【援農の日】
私が援農させていただく理由は、安心安全な食べ物を確保するための知識を得ること、安心安全な食べ物をつくる人たちとの人脈をつくることです。
先週の土曜日も予定がありましたので農家さんにお願いして日曜日にお手伝いしてきました。
昨日はいろいろな作業がありましたが午後は大根の種まきでした。
「種の上に種の直径の2倍程度の土をかけて指で軽く抑える」
種自体の大きさは1㎜×2㎜程度ですので、4㎜程度の土をかけて軽く抑える。
この作業、中腰での作業となりますことから太ももに余分な力が入ってしまったようで、昨晩から太ももが筋肉痛です(笑)
昨日もいろいろな話を伺いました。
その中からひとつ。
作物に必要な栄養素は
「窒素」「リン酸」「カリ」
と言われています。これは近代農法上では広く知られています。
しかしこれらの栄養素ですが、人工的につくられた化学肥料の場合、土中の金属類と結合して植物には吸収されない場合もあったとのこと。
土中検査で測定すると確かに土中の成分として「窒素」「リン酸」「カリ」は検出されるのですが、植物にはその栄養素が吸収されずに栄養失調状態になっていたことがあったそうです。
不思議なことに昔ながらの米ぬかなどの肥料を使用した場合はそのようなことはなかったそう。
この話を聞いたときに思い出した話があります。
化学物質過敏症の方のお話しを聞いたときのお話です。
これはあまり知られておりませんが、人体からも例えば皮膚や呼気から化学物質はでています。
喫煙者の呼気からはホルムアルデヒドが、お酒を呑んだ後には皮膚からアセドアルデヒドが、筋肉疲労で皮膚からアンモニアが揮発することなども知られています。
皮膚や呼気からはたくさんの化学物質が放出されております。100種類くらいの化学物質が出ているという研究もあります。
これはあくまで私の経験ですが、化学物質過敏症の方とお家の相談をさせていただいていた際に、人体から出る化学物質はさほど苦痛ではないのだけど、同じ成分でも人工的な化学物質はとてもつらく感じるというお話を聞いたことがあります。
理系の私からしますと化学的に同じもの。自然界のものと人工的につくられたもので何が違うのでしょう?
と思ったことを今でも覚えています。
自然界に存在するものと人工的につくられたものではなにかしら違いがあるのでしょうか?
それとも濃度やその他含まれる成分構成が影響しているのでしょうか?
これは私がなるべく人工的につくられた建材を使用しない家づくりをしている理由のひとつではあります。
なるべく自然界にあるもので家づくりを行う。
将来的には土に還る、土に還っても地球環境に害をなさない。そんな家づくりをしています。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所