建築士だからわかる〇〇教えます

家賃収入で副収入

不労所得にもいろいろありますが、私は建築士ですので、その中でも賃貸での収入についてお伝えさせていただきます。
 
賃貸収入をお考えの方。
①賃貸で借り手のつきやすい物件は、築年数よりも駅からの距離が重要です。
 いまはリモートワークの関係もあり、ちょっとこの法則からはずれているところもありますが、築年数や素材、大きさよりも借り手がつきやすい物件は駅からの距離に大きく左右される傾向にあります。
 
②資金的に余裕がある方であればよいですが、資金的に余裕のない方も多いと思います。その際にはまずは自身が、ご家族が住む家として購入を考え、ゆくゆくは賃貸に貸して、副収入を得る方法も現実的です。
 
 その際、ぜひ確認していただきたいことが、周辺の相場とローンの返済額とのバランスです。
 
 例えば、画像はスーモの川越駅から徒歩5分圏内、70㎡以上の賃貸物件の切り抜きです。
 おおよそ、11万円くらいですね。つまりうまく借り手がつけば、月々11万円の収入が得られるということです。
 ここで確認していただきたいことが2つ。
 ご自身がこのマンションを購入した際にローンの返済額がいくらになるか? ということです。この際のローンの返済額は、中古マンションの場合は中古マンションの購入費+リフォーム・リノベーション費用すべてを含んだ額の返済額とお考え下さい。
 万が一、このマンションをローン返済中に手放さなければならない場合、売却することも一案ですが、貸し出して、ローンを返済しながら、そのマンションを持ち続けることも一案です。
 その場合、重要なことは、ローンの返済額と賃料収入のバランスです。
 もしもローンの返済額が月々8万円程度であれば、賃貸の相場は11万円ですので、その差額は3万円となります。
 逆に、返済額が13万円であれば、賃貸で貸し出しても2万円の足が出てしまうことになります。
 このローンの返済額と地域の相場を事前に調べておくことはとても大切です。
 このときに注意しなければならない、もう一つの点が、維持管理費・修繕積立費、固定資産税は持ち主が支払わなければならないことが多いということです。もちろん賃貸契約上で、管理費は借り手が支払うということもありえますが、その費用も併せてバランスを考えておくことが重要です。
また備品が壊れた際の修理費もオーナー負担です。
 
 つまり、
 地域の相場(仮に11万円/月と仮定) > ローンの返済額+修繕積立+管理費+固定資産税(年額)
 となるような地域、広さで物件を探されることをお勧めします。
 
 投資に絶対に大丈夫ということは言えませんが、上記2つのことはとても重要なことです。
 
 続いては、購入した物件が不良債権(借り手が見つからない、売却できない)にならないために確認しておいたほうがよい点をお伝えしたいと思います。

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