以前上司が健康住宅や自然住宅は定義がないので難しいと言っていたことを思い出します。
上記写真は『自然素材』を売りにしたとある工務店の現場写真です。
しかし自然素材と言いながら、1階床、2階床には合板が使用されており、梁には集成材が使用されております。
もちろんこれらはF☆☆☆☆(えふのフォースター)と呼ばれる、建築基準のシックハウス対策上は問題ない素材です。
しかし一般の方は『自然素材』を前面に出した広告を信じ、設計事務所や工務店の【専門家】の言うことを信じて家を建てます。
このお家の建て主も完成したのち、友人・知人には『自然素材』で建てられた家として説明することでしょう。
自然素材の家、自然素材でつくる家に定義はございません。
ですのでこのお家も、このお家を設計した設計事務所や工務店が『自然素材の家』と言ってしまえば、自然素材の家なのでしょう。
しかし私は健康住宅を20年学んできたものとして、何とお伝えしたらよいのでしょうか、疑問が残ります。
お客様が自然素材の家を求めて依頼したのであれば、そのお客様の想いに対して誠意をもって、設計事務所や工務店の誇りもって、この家は『自然素材の家』です!と言えるお家が広がるとよいのですが、、、。
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