日本は住みやすい気候ですね。
もちろん北と南で細長い地形ですので、その地域特有の気候風土がありますが、温度にしましても湿度・適度な雨降り(最近は局地的な大雨もありますが)にしましても、とても過ごしやすい気候と思います。
この過ごしやすい気候、草木にとりましても同じことが言えると思います。
ですので散歩をしておりますと、駐車場やお庭に草木が繁茂しているお家を見かけることがあります。
日本は適度な「手入れ」が必要な文化と感じることがあります。
森(里山)にしましても住まいにしましても庭にしましても適度な「手入れ」が必要な文化。
私のお客さまは、庭に畑づくりをしたり、庭づくりをしたり、防草シートを敷いた上に砂利を敷いたり(防犯にも効果的)しておりますが、こまめに手入れをすることにより、快適に過ごされているようです。
手入れを省くためにコンクリートで固めてしまっているお家をたまに見かけます。
これはこれで庭の草木を防止するためには有効と思います。
ただ、その際に気をつけていただきたい点は、コンクリートが熱を蓄熱してしまい夏場は非常に熱くなること、またコンクリートが光や熱を反射してしまい室内が暑くなってしまうこと、です。
ですので私は極力、庭などにコンクリート敷き詰めることは行いません。
また安易に草木を枯らす薬剤を散布することはオススメしません。そのような薬剤が身体に与える影響を調べてみてください。環境にもご家族の身体のためにも、まずは調べてみてください。
私はまず知ることをオススメします。知った上でご家族のみなさんで判断して、コンクリートにする、除草剤を撒くことに対しては、個人の判断ですので、私からとやかくいう筋合いの問題ではありません。
ただ、知らないで撒いてしまった後に後悔したり、コンクリートを敷き詰めた後に暑さに参ってしまったりしてしまうことに対してはとても残念に思います。
庭づくり、畑づくりなど手をかけ、手間をかけて家だけでなく、敷地全体を愛情たっぷりに育ててください。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所