建築士だからわかる〇〇教えます

富士山の噴火の可能性と火山灰の影響


【富士山の噴火の可能性と火山灰の影響】

今年2021年3月に「富士山噴火のハザードマップ」が17年ぶりに改定されました。

内閣府の富士山火山防災マップ - 富士山火山防災協議会

http://www.bousai.go.jp/kazan/fujisan-kyougikai/fuji_map/

 


富士山の噴火による影響はさまざま予想されています。

道路、鉄道、飛行機など交通インフラへの影響、水道・ガス・電気のライフラインへの影響
食糧・農作物への影響もあるでしょう。


お住まいに関して懸念されることは

・火山灰による影響でしょう。
 屋根への降灰による重さ(に加えて地震が重なるとお家に掛かる力はとても大きなものとなります)
 降灰による雨樋の詰まり。
 場合によりましては雨漏りに発展する可能性もあります。

※九州地方は降灰の被害が多いことから雨樋の対策などを調べてみましたが対策商品はみつけることはできませんでした。

→しかし地震保険に入っていることで降灰による被害は保険対象になる可能性があります。補償内容を確認しましょう。

・水道インフラへの影響で断水になる可能性もあるようです。飲み水や食糧の備蓄をしておきましょう。
 私のblog【電気ガス水道自給自足の家】も参考になさってください。

・また火山性地震の影響も忘れてはいけません。これから新築を建てられる方、揺れの影響を半減できるおススメのダンパーもございます。
 既存住宅でもダンパーの設置は可能ですが、内壁をはがしたり比較的大掛かりなリフォーム工事となります。
 ちなみに外部にとりつける地震対策は私はおススメしておりません。理由といたしましては外部にとりつける地震対策がきちんと梁や柱、土台や基礎に緊結されているか確認ができないためです。せっかく高額な費用を支払って取り付けたにもかかわらず地震の際にその役目を果たさなければ意味を成しません。特にシロアリ被害や雨漏りによる柱・梁・土台の腐食がある場合は注意が必要です。また基礎も無筋のコンクリートの場合は金物を取り付けたとしても耐力を発揮するかわかりません。
以前お伝えさせていただきました下記の地震対策のblogも参照ください。下記以外にも「我が家の地震対策」カテゴリーで情報をお伝えさせていただいております。ご一読ください。

OGPイメージ

我が家の地震対策(6) - 建築士だからわかる〇〇教えます

これは街中で見かけた事例です。外部から鉄骨のプレートと筋交いで地震対策をしている事例ですね。この工法のメリットは外部からの工事だけで済みます...

我が家の地震対策(6) - 建築士だからわかる〇〇教えます

 

 

ひと・すまい・くらし一級建築士事務所

OGPイメージ

ひと・すまい・くらし研究所

設計事務所のWebサイト

ひと・すまい・くらし研究所

 

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「暮らしのアイデア(防犯・ニオイ・結露・騒音など)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事