※HISAMITSU エンジョイエイジングより借用
https://www.hisamitsu.co.jp/hrt/about/symptoms.html
本日、NHKのあさイチで「ひとりでガマンしないで家族や社会と乗り切る更年期」が放送されました。
更年期障害で苦しむ女性の方、またその症状などが特集されておりました。
特に印象に残ったことは
「産婦人科や婦人科へ受診に行くことへの壁」
でした。
症状から「病院に行くほどでもない」と考えてしまう
ですとか
「婦人科、特に産がつく産婦人科へは40代後半以降、行きにくい」
などのお話をされている方がおりました。
また症状が軽い方もおられることから友人、知人など同姓からも理解されずに苦しんでおられる方もいるようです。
お医者さん側も診療報酬の課題があることを初めて知りました。
更年期障害の場合は、背景やその他の病気の可能性の排除のために1時間近くもヒアリングする必要があるとのこと。
つまり時間がかかるが診療報酬は基礎しかもらえないということらしいのです。
精神科の診療の場合は、時間による診療報酬の加算があるそうです。しかし同じように背景やヒアリングが必要な更年期障害の場合は診療報酬の加算がないという制度上の問題もあるようです。
私はいままで「化学物質過敏症」の方や「電磁波過敏症」の方の相談を受けることがあり、その方たちが過去に病院で受診しても「更年期障害」や「精神疾患」と診断された、というお話を聞くことがありました。
今回、「化学物質過敏症」の方が間違って診断される場合もある「更年期障害」でさえも、病院に行くほどではないと考えたり、受診にいくことへの精神的な壁があることから病院へ受診するかたが少ないとの情報は、更年期障害で苦しんでおられる方が多いことに加えて、その陰で更年期障害と思い込んでいる「化学物質過敏症」の方も多いのではないか?と想像します。
HISAMITSUのHPに掲載されている「更年期障害」の症状をご覧ください。
ホットフラッシュやイライラなどは比較的わかりやすい症状ではありますが、その他の症状は風邪やストレス、つかれなど理由が不明瞭な症状が多く見受けられます。
化学物質過敏症の方の症状もご覧ください。これがあったら化学物質過敏症という症状はありませんのでその判断は非常に難しいと言われています。ですので化学物質過敏症と診断されないまま、苦しんでおられる方もおられます。
ここで注意していただきたいことは、のぼせ/顔がほてる などの症状もあることです。
更年期障害と思われている方ももしかしましたら知らず知らずのうちに化学物質過敏症を発症しておられる方もおられるかもしれません。
もしかしたら?と思われましたら、化学物質過敏症支援センターのHPに掲載されている医療機関などを受診されることをおススメします。
http://www.cssc.jp/link.html#iryo
ひとりで苦しまず、まずはみんなの理解を得るためにも「更年期障害」、「化学物質過敏症」などきちんと診断を受けた上で、ご家族や友人、知人の理解を得てよりよい生活を送りましょう。
その上でお家のことに関しましてはお力になれると思いますので、お気軽にご相談ください。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所