ちーむひじかた<管理人の小部屋>

ちーむひじかたのMIFが徒然にぼやくのだ。

大菩薩峠

2013-11-02 19:51:57 | トレッキングとか旅行とか
今回は山梨県の大菩薩峠~大菩薩嶺にチャレンジ。
当初は3日に行く予定だったが、3日の天気が芳しくなさそうってことで急遽1日繰り上げてのトレッキング。
4時半ごろ家を出て中央道へ。
…なんか最近やたら中央道を走っている気がするが、気のせいじゃ無いな。
8時ごろには上日川峠の駐車場いっぱいだよってどっかの登山者ブログの情報を信じて8時前に着く計画で出発し、だいたい予定通りの7時半に到着するもロッヂ長兵衛に近い2箇所の駐車場はすでにいっぱい。
うわ、どうすんの?って思ったけどRV系の車高高いクルマならなんとか通れる坂下のスペースに駐めて良いってことなので、駐車スペース確保出来て一安心、早速靴を履き替えリュック背負ってゴー。
まずはロッヂ長兵衛から福ちゃん荘を目指す。
ロッヂ長兵衛付近が標高1600mちょい、一番高い大菩薩嶺が2050mくらいなので、単純高低差は400mくらいなんだけど、地図見るとロッヂ長兵衛から福ちゃん荘まで行くだけで100mくらい登るみたいなんだよなぁ。
でもまぁスタートしたばかりで全然余裕あるんで問題ないかなってことで福ちゃん荘到着。
で、ここからは、福ちゃん荘→雷岩→大菩薩嶺と登って、大菩薩峠を経由して福ちゃん荘へ戻ってくるルートと、その逆回りとなる福ちゃん荘→大菩薩峠→雷岩→大菩薩嶺と登って雷岩から福ちゃん荘へ下山するルートが一般的のようだ。
福ちゃん荘から直接雷岩に行く道は距離は短いが急勾配、大菩薩峠を経由すると勾配はなだらかだが距離があるルート。
手元のガイド本などではどうも直接雷岩に行くルートが一般的みたいな書き方で道程時間もそっち基準だったり。
でも、どう見ても「急勾配」が気になって仕方ないので誠サンと申し合わせて大菩薩峠を経由して雷岩へ向かうことに。
まぁ結果的にはド素人な我々にとってはコレが大正解だったわけだけどね。
福ちゃん荘から大菩薩峠・介山荘までは軽トラが通れるような(実際に通ってる跡がある)整備された楽ちん道をだらだら登る。
あまりに楽すぎて「え、もう着いたの?」って思うくらい。
大菩薩峠から雷岩に向かう尾根は景色も良く好天だが、いかんせん風が強く冷たいので持参のモッズコート(中綿とか入ってないペラいヤツ)を羽織る…うむ、これで風対策は万全。
岩場(と言って良いレベルかどうかはしらんが)をよじよじと登って雷岩到着。
ここから10分ほど奥に行くと最高地点の大菩薩嶺のようだ。
…が、なんだが今までの道程でこの10分が一番きついと感じるぞw
で、そのキツい10分を乗り越えると大菩薩嶺に到着。
まぁ、とはいってもちょっとした広場があって木杭が立ってるだけで周辺は林なので眺望ゼロポイントなんだけどね。
ちょっと休憩して雷岩まで来た道を戻る。
雷岩から福ちゃん荘へ向かうルートで下山しようと思うんだけど、いきなりの急勾配にビビる。
つーか、こっちのルートで続々登ってくるんだが、降りるのに躊躇するような勾配を登ってこようとする人が多くてそっちもビビるわ。
つくづく大菩薩峠経由で来て良かったと思うわ、こんな登りだったら心が折れる。
足滑らせないように注意しながら下っていくけど、すれ違いで登ってくる人たちも、あと一押しで心が折れそうですって表情してる人が多いような気がするぜw
下り道の中間ぐらいで5~6人の(恐らく定年組)オッチャン集団とすれ違い、「おや、もう回ってきたんですか。上は人いっぱい居ましたか?」と話しかけられたので「ええ、大菩薩峠からのルートっす。上は結構人多いですね。こっちルートはこの先勾配きついし風が強いっすよ」と返す。
この集団、半分はここの経験者で半分はここが初めてって雰囲気で「そうなんだよなー、こっちは登り勾配きついんだけど、かといって帰りこっち下ると膝がくがくだからなぁ…」とか会話してる。
ふむ、オッチャン集団くらいの年齢になるとそういう考え方もあるか。
基本体力的持久力のハナシじゃなく、パーツ的耐久力のハナシだな、グルコサミンとかコンドロイチンとかの出番だ。
さらに下り進むと今度はどっかのチャラ系大学サークル男女混合大パーティ(10人以上)らしき一団とすれ違う。
すれ違いざまに聞こえた会話が、
男「○○ちゃん、装備買ったの?」
女「はい、靴からリュックから今日のために全部一式揃えましたよ~」
察するに、その女の子、今日が本格的な山ガールデビューなんじゃないかい?
まださわやかに会話してるけどさ、この先かなり勾配キツくなってくるぜ?大丈夫?
逆ルート(自分らと同じルート)の方が良かったんじゃないの?なんて余計な心配しながら、まぁあの子達の年齢なら多少の無茶も若さで乗り切れちゃうような気もするよなぁ…なんて思いつつ、さらにその先ですれ違ったさっきの子らと同年代っぽい三人組は1人が「だって俺本格的に運動したのなんて半年ぐらい前の水泳がどうのこうの…」って早くも弱音吐いてて「え、もう言い訳始めてんの?」なんて思ったりで、下山道は実は人間観察の方が面白かったり。
まぁそんなこんなで福ちゃん荘に到着。
福ちゃん荘→大菩薩峠→大菩薩嶺→福ちゃん荘のルートで約3時間、12時前には戻ってきたけど、福ちゃん荘周辺はこれからスタートしようとしてる人が多数。
中にはルート選択で頭を悩ます集団が多数決取ってたけど、メリットデメリットが整理できてないのか決めかねてたり、こっちでも人間観察のネタには事欠かない様子でしたよっと。
アタクシはストックなしでひょいひょい歩いてまして、大して消耗してないので、大菩薩峠でゼリードリンク喰っただけで道中はほぼ水分補給しかしてなかったんですけど、誠サンは行動食とやらに魅力を感じているようで、休憩毎になにかを口にしていたが、別に自分が喰うぶんにはなにもいわんが、いちいち人に勧めないで欲しいな。
子供じゃないんだから、欲しかったら自分から欲しいって言うわい。

箱根駒ヶ岳

2013-10-15 08:59:41 | トレッキングとか旅行とか
今月はやたら週末に予定が入っててなかなか時間がないので、近場へゴー…ってことで14日は駒ヶ岳。
誠サンがトレッキングに目覚めたことは良いことだし、それにお付き合いすれば自分も自動的に運動できるので、反対する理由がないから喜んでお付き合いしますよ。
渋滞にはまったりするのもイヤなので6時ごろ自宅を出発、近いので別にSA等で休憩することもなく東名から小田厚経由で箱根園駐車場へ。
箱根園のHPで調べたら駐車場が有料なのは分かったけど何時に開場するのかわからなかったが、箱根園の各施設が9時スタートってことを考えれば1時間前には空いてるだろうと思ってたんだけどね。
ちょっと早く7時半すぎに着いてしまったんだけど、駐車場は8時半に開場らしい。
まぁ駐車場入口が道路よりちょっと入った所にあるから路駐にはならず、駐車場の外で待つか中で待つかの違いだけなので全然問題なかったけどな。
駒ヶ岳ロープウェイが9時10分始発なのでどうせ待たないとならんし。
駐車場に入って支度してロープウェイ乗り場に並ぶころには周辺にも山の格好した人たちがちらほら。
そして普通の格好した団体サン登場。
団体付きの添乗員さんはしきりに「時間が無い」を連呼してたが、漏れ聞こえたスケジュールは9時10分始発のロープウェイに乗って上まで行ったら、9時30分のに乗って降ってくるんだって。
そりゃ時間ないわ、上に居るの10分くらいしかないじゃん、山頂の神社もいけないわな。
そんなかわいそうな団体サンを尻目にトレッキングスタート。
今回アタクシはトレッキングシューズではなく5本指のベアフットでチャレンジ。
ハイカットのトレッキングシューズがいいってのはわかるんだが、あれ、ソールが厚すぎて地面の感触が一切足の裏に伝わってこねぇのよねー。
アタクシとしては岩や木の根のデコボコだったり、枯葉やウッドチップでふかふかしてたりっていう「足の裏を伝ってくる情報」ってのが結構好きっつーか重要視してるほうなので、そういう意味で今回はベアフットによるトレッキングを敢行したわけ。
持ってたベアフットが、よくわからず買ったらたまたまトレイル向けだったっつーラッキーな面もあるんだけどさ。
目的は「トレッキング」だから、本格的な「登山」やるつもりなんて無くて、そのへんのトレッキングガイドに超初心者向けで日帰りできると紹介されてるようなところしか行かない、行くつもりがないのでベアフットでも問題ないわけだよ。
箱根駒ヶ岳は筑波山に比べて少しアップダウンがきつい感じ。
そう感じるのは整備されてる1段1段が高いからかな。
もっと細かく刻んであれば楽にアップダウン出来るんだろうけど。
ほぼ山林を歩き、眺望の良い場所もほとんどないルートだけど、自然の中を歩くっていう意味ではいいよな。
まぁ「登山」なら森林限界の上からの眺望も重要だろうけど、「トレッキング」したいんだから眺望は二の次でオーケー。
神山ルートで3時間ばっかし歩いてきたけど、最後はちょっと膝に来た。
帰宅するまで何ともなかったけど、帰宅したらいきなり全身に倦怠感。
さっさと風呂に入って寝ちまおう。
翌朝、起きたらふくらはぎに筋肉痛発生。

筑波山

2013-09-28 23:48:06 | トレッキングとか旅行とか
今日は筑波山へ。
まぁヘタレなんちゃってトレッキング組なので、ロープウェイのつつじヶ丘駅までクルマで行って、ロープウェイで山頂駅までショートカットして、女体山山頂→連絡路→男体山山頂→研究路一周→連絡路とたどってロープウェイでショートカット下山する行程なんだけどさw
朝5時頃自宅を出発して、守谷SAで朝食取りつつロープウェイ乗り場の駐車場へ。
事前に調べたら駐車場は3時間まで400円、以後1時間毎に100円ってあったので、早く着くと若干余計に駐車料金がかかってしまうがまぁいいか、と7時半頃到着…するも、入場ゲートとか発券機とか見当たらずすんなり駐車場に入場できてしまうので「???」。
一瞬無料化されたのか?とぬか喜びしたが、9時以前に入場した場合は9時から料金が発生するとのことで、9時までは発券機にはカバーが掛かってるし、ゲートのポールも撤収してあるらしい。
まぁそれはそれで数百円得したのでよし。
ロープウェイの始発は9時20分とのことなので時間まで本読んだり寝てたりしたわけだが、9時前にホテルのマイクロバスが到着して老人集団がゾロゾロとロープウェイ乗り場へ。
あれ、もうそろそろ並ばなきゃならんのか?とチケット買いに売り場へ行くとどうやら団体用の臨時便を9時に出すらしく、一般客には案内していない模様。
一般客は通常ダイヤ通りに9時20分が始発みたいなので、往復チケット買って靴とか履き替え準備してロープウェイ乗り場に並ぶ。
乗り場には10人くらいのニッカポッカ作業着に安全靴姿でヘルメット所持の土木作業員さん達がいて、ロープウェイに乗る様子。
山の上の方で工事してんのか、観光ロープウェイで出勤しなきゃならんとか大変だな。
しかし、良い天気だなぁ…とロープウェイで下の景色みながらのんびり。
そーいえば、今月ロープウェイに乗るの3路線目だな。
山頂駅から女体山山頂へはほぼ整備された階段を上るだけで到着するという山装備なぞ一切不要のヌルヌル道なのであっさり到着し、そこから連絡路を通って男体山方面へ移動。
これも15分くらい整備された道を歩けばケーブルカー乗り場やお土産屋のならぶ広場へ到着。
この広場から男体山山頂へは距離にして300mほどだが、高低差はそこそこあるので一気に登ろうと思うとちときついだろうなと思ったが、廻りの人たちも休み休み登ってたし、自分がヌル初心者なせいじゃなかったので一安心。
男体山山頂から降りてきて自然研究路へ。
自然研究路は一周するのにだいたい1時間ちょいかかるくらいの、ほぼ全面整備されたハイキングコースで初心者にも安心。
コースの所々に解説看板が設置されてて筑波山の成り立ちや動植物や関するトピックスが解説されてる。
あっしらはこのコース初めてなんで看板にふられてる番号の順番通りに進む時計回りで歩いたんだけど、意外と逆回りで進んでくる人たちとすれ違ったなぁ。
途中の東屋で靴紐締め直してたら、誠サンの靴のひもを通すためにループになってるリボンが1箇所すっぽ抜けるアクシデント発生。
リボンが引きちぎれたあとも無く、綺麗な断面のまま抜けてるので明らかに縫製不良だな、帰ったらクレーム交換してやる。
今日の目的は新品靴の履き均しだったハズなんだけど、新品交換したら今日歩いて育てた分がチャラパーになっちゃうとか誠サン不幸だなwまぁまた近々どっか軽めのとこに歩きに行けばいいんだけどさ。
それ以外は特に問題なく踏破完了、昼前に下りロープウェイで下山。
レストハウスで飯食って、時間があるので近くにある茨城県フラワーパークへ立ち寄り。
結構広い土地に季節の花々が植わってて、今はダリアとか秋咲きのバラだとかが咲いてた。
広い芝生の小山があって寝そべったら気持ちいいなぁ、ベアフット持ってくれば良かった。
しかしアレだな、直射日光が熱いよ。
まぁ植物園だから日陰がないのは仕方ないんだけどさ、筑波山とか1000m以下の山なんだけど、この程度の高さでも、肌に直射日光が当たっても熱くなかったってのにはオドロキだな。

トレッキング用品 その2

2013-09-23 23:37:00 | トレッキングとか旅行とか
誠サンのトレッキングにおつきあいする用の準備をアタクシもしようか。
とりあえずリュック・ザックといった背負うカバンを所持していなかったのでザックを購入。
ただし日帰り以外はお付き合いする気無しなのでシュラフや食器のような大がかりなものを持ち歩く必要ないので20~30リットルクラスの安いヤツを。
次に靴。
個人的にはベアフットか運動靴でいいやと思ってたんだけど、誠サンが買った山歩き指南書みたいな本をチラ見したところ、ハイカットのトレッキングシューズを準備する意味が解説してあって、足首をホールドすることで下りでつま先が靴の先端に当たらないようになるって書いてあったの見て、確かに普通の運動靴じゃ下りでつま先当たるなぁと思い当たってやっぱシューズも必要だなぁと思い直す。
まぁ不具合出なけりゃいいやってレベルなので特にこだわりも無くアウトドアショップで安くなってたヤツを試着し問題ないこと確認して購入。
そのショップではお客が自分しか居なかったせいか、やたら構ってくる。
靴しか買わねぇって言ってるのに靴下がどうのウェアがどうのと強力プッシュ。
まぁこれからトレッキング始める中年なんて、そこそこ金持ってて道具揃えるのにも変な見栄とかあってオーバースペックなの買ったりあまり必要のなさそうな中上級者向け装備まで一式揃えたがるようなカモばかりなのでさもありなん。
会計時に「不足してる物があったらすぐに来て下さいね」と、それはもう未練たっぷりに見送られるw
スマンね、「ついでにこれも」的な買い物しなくてさ。

トレッキング用品 その1

2013-09-22 23:36:24 | トレッキングとか旅行とか
誠サンがトレッキングに目覚めたのでアウトドア用品店へ行き、トレッキングシューズを物色。
壁に展示してある様々な靴の特長やデザインを見ながら、機能とデザインと価格と重量をみながら2つ3つピックアップしてサイズ出して貰って試着しようと店員を呼ぶ。
第1候補の製品を告げるとどうやらサイズ無し。
んじゃ「オススメとか他に軽そうなのはどれ?」って聞くと「山登るのにいろんな装備担いでいくんだから靴の100gや200gにこだわっても意味ねぇだろ。しっかりフィットして歩きやすいのがベスト。見た目気に入ったの言えばサイズ出してやるからいっぱい試し履きして合うヤツ探せ」って言われた。
あー、うん、まぁそれも一理あるな。
ただそれは男が本格的に山登りする時の理屈だわ。
全行程を確実に走破できる体力的なマージンがある前提の場合それが正論なんだけどね、体力的にギリギリって前提ならたかが数十グラムの軽量化が分水嶺になるんじゃねーの?
まぁたぶん店員とこっちの「山登り」に対する認識度が異なってるんだろうけど。
ま、アタクシは当事者じゃないので、アタクシの意見と店員の意見を聞いた上で、靴履く本人に決めて貰えばいい話なのでアタクシも別に店員の意見には特に口を挟むこと無く。
いくつか試着して納得したみたいだから、まぁそんなこんなで予算内でそれなりの靴見つかったみたいだからいいやな。

駒ヶ岳(長野)へ行く

2013-09-15 08:20:09 | トレッキングとか旅行とか
なんと2週続けて中央道だな。
誠サンが「駒ヶ岳」行きたいっつーから、金曜夜に会社から帰宅した直後に「じゃあいくかー」って、相変わらずの軽いノリで決定。
アタクシはあまり睡眠を必要としない人種なので、夜出発して目的地までクルマ運転しつつ時々0.5~2時間程度の仮眠をSAで挟めば、朝イチで目的地に着いてから丸一日元気に活動可能なので誠サンはクルマの中で寝てて下さいっつー寸法でんがな。
誠サンがそれで「十分に寝た」ことになるかどうかは知らんが、アタクシの目的優先順位の筆頭はロングドライブだし、誠サンの優先順位筆頭は目的地を満喫することなので、このへんは上手いこと利害が一致してると思うんだがなぁ。
まぁそんなわけで目的地設定なんかを全部誠サンに丸投げして「どんな格好してけばいいのさ?」と聞いたら「先週の室堂レベル」との解答。
駒ヶ岳のこと全く知らないので軽いハイキング程度かなって想像してたから7分丈ズボンにサンダルでいいのかと思ってたんだが、もうちょっと標高のある所みたいだな、下調べしないってコワイねw
んー、じゃあチノパンに運動靴、上半身はTシャツに長袖シャツ、プラス予備でネルシャツ1枚準備しとけばいいか。
駒ヶ岳へはロープウェイで山腹までいけるようだが、そのロープウェイ乗り場までは一般車の乗り入れ規制された道路しかないので麓のバスセンターからのバスかタクシーを利用しなきゃならんようで。
で、バスの始発を調べたら6:15が始発だったので、6時くらいにバスセンターに着けばいいかーってつもりで仮眠挟みつつ運転してたが、自分の眠気と相談しながら運転してたら5時過ぎにはバスセンターに着いてしまう感じでまぁ駐車場でマッタリしてればいいかーって思ってたのに、いざ着いてみるとバスセンターに併設された駐車場にはすでにバス待ちの行列。
幸い駐車場にはすんなり入れて駐められたけど、バス・ロープウェイのチケット売り場とバス乗り場の2箇所にすでに長蛇の列が形成されとる。
早速支度してアタクシがチケット売り場に、誠サンがバス待ちの列に並ぶ。
行列的にはバス待ちで並んでるとこに合流する形になるんでマナー違反のような気もするが、行列を整理してるおっちゃんがそういう風にしろって声かけ回ってるからな。
チケット売り場の行列のほうが並ぶスペースが狭いので、グループで来てる人たちは代表者だけチケット売り場に並んでまとめて買ってくれっつー苦肉の策なんだろう。
それにしても廻りは見事に「山装備」な人たちばかりなり。
アタクシ1人だけが「普段着」で並んでる異質物ってななんだか居心地が悪いね。
「オマエ、山ナメてるだろ?」って廻りから無言のプレッシャーを受けてるようだ(被害妄想)。
6:15始発でそのあとは30分感覚で運行ってことのようだが、それにしてもどう考えてもバス1台じゃ収まらん人数が並んでるんだがどうすんのかね?って思ってたらバスはドンドン臨時便を出して人数をさばくらしい。
そのため、立ち乗りはさせず全員着座するよう整理するおっちゃんが居る。
ま、ドンドンとは言いつつ5分くらいの間隔あけてバスが来るので、客待ちバスの列が出来るようなのを想像しちゃダメだよ。
我々は始発便が出てから5本くらいあとのバスに乗車することが出来た。
バスが出発してまもなく、道路に猿の群れ。
道路脇のガードレール上に陣取る猿、その脇を通り抜けるバスにも全く動じず。
窓からみる自分と目が合う、エテ公かわいいよエテ公。
余談だが、なぜ猿のことをエテ公と呼ぶのかっつーと、「猿」の読みである「さる」が「去る」に通じることから忌み言葉として反対の「得て」を当てたっつー事らしい。
植物の「葦(アシ)」を「葦(ヨシ)」と読み替えたのと同じ理屈だな。
「去る」の反対は「来る」じゃねーのかと思うが、このへんは忌み嫌ったのが商人だってことで、ただ単に人とかが去るとかどうとかっつーハナシでは無く、自分の手元から銭や物が去る(失う)から縁起が悪い、だから逆に「得て・得手」公で猿は幸福や裕福をもたらす縁起の良い動物ってことにしようっつーことのようだな。
ハナシが逸れたので元に戻す。
バスはクネクネ道をひたすら登ってロープウェイの駅(しらび平駅)を目指すが、基本的にクルマ1台分しか幅のない道路なので一般車両の通行規制もさもありなん。
バスは無線で現在位置を交信しており、所々で待避してすれ違い。
臨時便が5分程度の間隔を空けながら出発してた理由がそれ。
連続で出せるだけのバス台数は待機してるけど、道路事情で出せないんだな。
で、ロープウェイ乗り場につく。
通常30分間隔で運行するダイヤを9分間隔での運行に変更して対応だが、やっぱりここでも待ち行列。
このロープウェイはスキーのリフトみたいに固定ゴンドラがぐるぐる回るタイプじゃ無くて、右側と左側の2基のゴンドラがそれぞれを往復するタイプなので片方のゴンドラが上の駅(千畳敷駅)にある時はもう片方のゴンドラは下の駅(しらび平駅)に停車中。
同時に動き出して中間点ですれ違いっつーヤツなので、9分間隔ってのは駅間動いて7分半、乗客の入替に1分半ってこと。
東京の出勤ラッシュより若干緩い程度の乗客満員ゴンドラは順調に千畳敷駅へ到着。
いざ千畳敷カールへ…と、はやる気持ちを抑えてまずは朝ご飯。
まぁ自分的には食べなくても平気なんだけど、お薬飲まないといけないので。
てんぷらそばで朝ご飯を済ませつつ、廻りを見渡すと売店にはお菓子の「カール」が。
気圧差でパンパンに膨らんだカールを持って千畳敷カールで写真撮れっつーベタなネタのためだけに売店に運ばれてきたカールを見て微笑。
で、ようやく千畳敷カールへ。
神社の脇から伸びる緩やかな散策道を進むと、途中で左に行けば登山道、右に行けば散策道の続きっつー分かれ道。
誠サンがいけるとこまでいってみたいというので左の登山道へ。
まぁ基本整備されてるので非常に登りやすい道なんだが、段差の1段1段がちょっと大きいので年配者や女性、子供にはちとキツい道かしらね。
…つーか、暑いんだよ!
千畳敷カールは実に好天で、朝6時の段階で気温10℃前後とのことだったが、Tシャツに長袖1枚着ただけのアタクシでさえこの暑さ。
辛抱たまらず長袖を脱いでTシャツ1枚になる…うひょう、キモチイイ-!!
一緒にバスやロープウェイ乗ってきた人たちはがっつり秋冬向けの本格的登山重装備な人たちばかりだったので、脱げる状態の人はみんな脱いでるんだが、脱げない装備の人は暑くて死にそうな顔してんぞ、熱中症にならないように注意なw
登山道は10mくらい登るとちょっと広めになってて休憩出来るようになってるのでちょくちょく休憩しーの写真とりーの。
最近はミニ三脚を持参して誠サンとのツーショットを撮影するようにしてるので、いつものように三脚セットして撮影してたらそれを見た家族連れが「あんな小さな三脚があるんだね、ああいうの持ってくればみんなで撮影できたのにね」とか話してるのが聞こえた。
うーむ、山の人はみんなすれ違ったら挨拶するような礼儀正しく互助精神理解してる人ばかりなので、シャッター押してって頼めばみんな快く押してくれるんじゃねーの?
現に我々にも「撮りましょうか?」ってわざわざ声かけてくれた人も居たし。
アタクシ的には結構上の方まで行けそうだったんだけど、誠サンが復路の距離とか高低差を考えて早めにNG出してきたので来た道を引き返す。
うむ、引き返す勇気って大事だよね。
あとから登ってくる重装備の方達がチノパンTシャツ姿で降りてくる涼しそうなアタクシをうらやましそうな目で見てたのが印象的。
あの人達はきっと「はやく曇って気温低くなりやがれ」と恨み節をつぶやいているに違いないw
散策道をスタートした直後、「ギャーギャー」という鳴き声とともに、遠くの方で木がゆさゆさ揺れてなにか動物の影が見え隠れして「猿でもいるのかな」と思ったんだが、登山道から散策道へ戻ってきて、ふと今居るあたりがその動物らしき影を見た当たりだなぁと思い周囲を伺うと奥の方に猿の一家を発見。
前を歩いてた人もこの辺で立ち止まってなにかを見ていたようだったが、猿だったのか。
岩肌の真ん中に親らしき大きな猿、それより右の木陰になった岩に3~4頭の小猿。
肉眼ではそれっぽいのがウロチョロしてるのが分かる程度。
我々が猿を見てると後ろから来た熟年夫婦がそれに気づき「なにかあるの?」と我々の見てる方向に注目し、猿発見して奥さん大興奮。
旦那さんもコンデジ取り出して撮影にチャレンジするも「だめ、小さすぎてわからない」と諦め。
同じようにカメラを構えるアタクシを見て奥さんが「遠すぎて写真はダメかしらね」と旦那さんと話すのを尻目に目いっぱい望遠にして撮影開始すると、奥さんが「まぁあんなに伸びて…ああいう機械ならちゃんと取れるのかしら?」とちょっと残念そう。
ふっふっふ、そこは40倍ズーム機を持ってきたアタクシの大勝利。
コンデジにはない望遠機能と一眼レフにはない手軽さ(まぁ帯に短したすきに長し、とも言うがなw)を併せ持つカメラだからな。
本格的にカメラやってる連中からはバカにされるような代物かもしれんが、アタクシは別にプロでもセミプロでもないし、カメラや写真が趣味でもないし、でも実用から考えたら(アタクシにとっては)一番使い勝手が良いカメラなんだからこれでいいのだ。
そんなこんなで散策道を一周し、千畳敷駅まで戻ってくる。
戻ってくる途中でみたロープウェイは相変わらず9分間隔で運行中だが、しらび平駅に向かうゴンドラは乗客ゼロの状態で運行してたので今なら余裕で帰れるな。
駅のアナウンスでは昼過ぎから帰りも混むから早めにねって言ってたことだし、早めに下山しようか。