藤井聡太二冠、高校自主退学

将棋の藤井二冠が高校を自主退学する選択。
なぜもうすぐ卒業を控えたこの時期に？ってハナシだが、師匠の杉本八段によれば高3になってからはタイトル戦予選など対局が目白押しでまともに学校に行けてなかったとのことで、おそらくは出席日数が足りずに留年が確定し、来年度においても今年度以上に対局などで忙しくなりそうなのは目に見えてるから卒業できる見込みなしってことで退学を選択したんだろう。
師匠曰く「卒業はしなくても多感な時期に2年間高校に通って得た経験は貴重」ってのもまぁその通りだろう。
その師匠も高校行かずに将棋(奨励会)に専念して21歳でプロ入りしてるし、本人も当初は高校進学せずに将棋一本でって思ってたが両親に「高校ぐらいは出ておいたら？」と希望されて渋々進学した経緯があるので高校には拘りなんてなかったろう。
両親にしてみれば、いくら「天才」だと騒がれていても本当に将棋一本で食っていけるかどうかってのは未知数なわけだから、万が一将棋の世界を離れるとなったら中卒よりも潰しの効く高卒のほうがいいと考えるのは当然。
藤井二冠のビジョン的にはプロ入り時点で17～8歳の時期にはタイトルを視野に入れてて学校なんて行ってるヒマなさそうだってのが見えてたから進学する気なかったんじゃねぇかなとも思う。
で、実際タイトル挑戦したことでトップ棋士としてやっていけることを証明できたから高3からはもう高校へ通う時間は無駄と判断したんだろう。