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体操協会は「悪」なのか?

2018-08-30 16:18:10 | ニュースとか
体操女子の宮川紗江選手(18)が体操協会からパワハラを受けたと会見。
マスコミ各社も「またもスポーツ界の闇が暴かれる!」と面白おかしく報道し18歳の宮川選手を組織の闇に対して立ち上がったジャンヌ・ダルクであるかのように持ち上げる。
事の発端は宮川選手が師事する速見佑斗コーチ(34)に対して7/11に「選手指導で日常的に暴力行為がある」と体操協会にタレコミがあったことで、体操協会がパワハラの調査開始。
→協会側の聞き取り調査に対して速見コーチは暴力行為の事実を認めて反省の意を示す。
→協会の懲戒委員会で速見コーチの□無期限抹消処分に。
→処分が重すぎるとして宮川選手が会見、その際に協会側のパワハラを告発、という流れなんですけどね。

速見コーチが処分食らった時点で宮川選手側は指導時に暴力行為があったことは認めつつ、それは指導の一環であってパワハラとは感じていないとの直筆文書を公開し速見コーチの指導継続を希望。
体操協会側も処分に関する見解を発表し、
・体操協会はH25年から暴力行為の撲滅に取り組んでおり、暴力行為のあった指導者には一貫して厳しい処分を科している。
・倫理規定による処分は規定違反の有無に基づくもので被害者側の申し立てや許容は関係ない。
・無期限資格抹消は除名処分ではないので反省し実績を重ねて都道府県より申請があれば資格の回復は可能。
・宮川選手は従前通り協会管理の施設その他を利用可能だが速見コーチは出禁なのでナショナルトレーニングセンターでの指導はできないが、別に練習場所を確保すれば速見コーチによる指導は可能。
としている。

で、宮川選手の会見内容をみると、主な「協会側のパワハラ」として告発された部分は、
・速見コーチのパワハラ行為を認めるよう強く迫られる
 →幼い頃から師事して心酔する速見コーチをかばうそぶりを見せる宮川選手に対して暴力行為がダメなことを協会側が説得してるだけ
・「家族でどうかしてる、宗教みたいだ」と高圧的に言われた
 →どれだけ暴力行為がダメなことを説明しても頑なに速見コーチをかばって指導継続を要求する宮川選手の態度を見たらごく自然な悪態というか感情
・朝日生命クラブへ勧誘するためにパワハラをでっち上げて速見コーチを陥れた
 →速見コーチ不在による指導・練習不足を心配して純粋に速見コーチ以外の指導・練習場所を提供しようと申し出てるだけ、頑なに暴力コーチをかばう姿勢の宮川選手にはすべて陰謀に見える

ああ、あれだ。
こういう状況、一言で説明できるわ。

完全に
「ストックホルム症候群」
じゃん。


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