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氷月神示 錬金の10

クニノトコタチノ神より皆様へ

さっき、書き手のヒヅキさんから質問を受けた

日本にサタンが昔いなくても、人々は争っていた、
どうしてなのか

いや、なかなか鋭い質問じゃな(汗)

実は、日本には結界は張ってあったが、内部ではどのようにも巨大な神様は気の力で人心を操作できた
まず神様は、日本だけは弥勒をそこで将来生まれさせて正しく育てるので、社会が混沌としていては困るとお考えだった
そこで考えて、個人の無欲の追究をする仏教と、他人への思いやりを養うキリスト教と、そして自然との調和を図る神道の3つを組み合わせて、
個人、他者、環境が充実する理想的な場とされた
だから日本国は現在に至るまで頑丈な精神的骨組みを持っており、皇室も国民のお手本となるべく、仁徳を重視していたので、国民は良い理想に導かれて、何があっても国は安定していた
それが、日本が世界で最も長く続いている国の1つである理由である、と私は思う

つまり、日本は成功した国、社会なのだ
戦争に負けようが勝とうが、内乱があろうが、国の根幹は変わらない
錬金術の頑丈な構造の黄金と同じで、どんな状況に出くわしても、精神的基礎がしっかりしているから、金が薄く伸び縮みして壊れず柔軟であるように、日本の精神は柔らかく対応し、時に剛毅にもなりうる

神様は宣教師が来るようになる戦国時代を除き、幕末まで結界でずっと日本を守っておられたのだが、それはサタン達に邪魔されず、日本の純粋な精神が育つように仕向けられるためと、
サタン達に撹乱されず、晴明のような心霊者達に、落ち着いてお祓いの術を完成させさせるためであった

一方で、日本人の心を鍛えるため、神様はあらゆる災害を起こさせ、地震、台風、風水害、火山の噴火等に時折遭遇させ、鉄のように強い気持ちを育てられた
プラス、時には権力闘争や内乱などを起こさせて、苦い経験も積み重ねさせられた
対人的に老練な国にするためである
そうでないと、未来にキリスト教宣教師や黒船が来た時に、彼らの作戦に乗せられてしまう
権謀術数にも長けていた方が、いいのである…

だから日本は子供のように正直で純粋な面と、相手の内心を読み、したたかで強い面との両方の性質を、神さまにより育てられた……
それは丁度、ミロクが天界等で、生来子供のように素直でお人好しな魂を持つがゆえに、それだけでは転生した時にサタンに対抗するには足りないと、
兜率天(とそつてん)という所で、2人の四天王から、怪しいことを見つけたら疑うことや、悪と冷静に戦うすべを教え込まれたのと似ている…
もしかしたら、弥勒と日本人全体の心とは、このように、性質的に同調しているのかもしれない……

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