前回の仮説の続きですね
私は引っ立てられて行って町の大祭司の家に入った
そこは陰気くさく、謀略に満ちていた
なんとなれば、何週間も前から彼ら群衆を差し向けた人々は、いつか私をとらえて審問しようとしていたから
宮をけがし、祭りでは業者から賄賂をもらったり、寄付を懐に入れて私腹を肥やしたり、民衆をだまして詭弁を弄し堕落させ、威信だけを保っている彼らは神から最も遠い所にいる人々で、
だからこそ私は彼らに会わねばならなかった
長老達は私をじろじろ見、どこから攻略してやろうかと考えていた
彼らは私を有罪にしたかったので、何とかして口実を見つけようとした
初めに、ある男が呼ばれた
その男は、こいつは祭りの聖域につばをはいていたと言った
次に呼ばれた者は、こいつが人をあやめるのを見たと言った
また、私がどこかの家から食べ物を盗むのを見たと述べた者もいた
しかし、そのどれもが嘘で立証できなかった
祭司長や長老達はいらいらし、何度も相談し合った
明晩から安息日に入るので、どうしても明日の夕方までに決着をつけねばならなかった
それは、私とても同じだった
私は、きっかり明日の夕方までに『死なねば』ならなかった
それが、神のご命令だったということである
(上記の内、「その男は、~述べた者もいた」までは、私の仮説です)
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