虹子でのThe Cradle 記事への言及(新しい順、2024年9月分まで前記事)
# cf. 他のCradle記事。なお、記事の和訳自体は、以下のような方法でも得られる。
# The Cradle サイトのGoogle翻訳連携機能/手動での連携やブラウザの機能での翻訳。
後からの追加更新位置1:ロシア外相セルゲイのコメント引用、2、3:関連記事から引用
1(2024/12/13):最近のBRICS情報、4:「テロ組織」の定義ほか
イエメンが米軍F18を撃墜(アメリカは自軍の誤射と主張) 2024/12/23
# cf. フーシ派が紅海上空で米軍機を撃墜した可能性が高い - 元国防総省アナリスト
イラクの人民動員部隊(PMU)とは? 2024/12/23
ハマス、ガザに数千人の戦闘員を補充 2024/12/21
過激派グループ、HTS支配下のシリアで復讐や宗派間の殺害を実行 2024/12/11
# ↕cf. シリア全土でHTS戦闘員による虐殺が行われていると報告され始めた@櫻井ジャーナル
「ダマスカスでは…学者が殺されているが、イスラエルによる暗殺だと見られている」
「これまでアサド政権に守られていたキリスト教徒も彼らのターゲットになることが予想
されているが、キリスト教徒の中にはイスラムへ改宗する動きも見られる」
「アレッポではHTSの司令部がキリスト教コミュニティの指導者と会談したと伝えられ、
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はPKK(クルディスタン労働者党)と
ダーイッシュを撲滅するように呼びかけているが、現実は違うようだ」
「テロ組織」は、アメリカがそう呼びたいもののこと@マスコミに載らない海外記事
「アメリカ政府は(A)シリアのバッシャール・アル・アサド政権を追放する攻撃を主導
した集団を指定テロ組織リストから削除する準備を進めながら(B)シリアがテロリストに
乗っ取られたと主張して、イスラエルによるシリア領奪取を正当化」
「ある説によれば、シリアは勇敢な自由戦士によって解放され、それは素晴らしいことだが、
同時に語られる別の説によれば、シリアは邪悪なテロリストに乗っ取られたばかりなので、
明らかにイスラエルはシリアに侵攻する必要があるとされており、更に別の説によれば、
それら邪悪なテロリストは、アメリカ傀儡政権を運営することになるので、もはや邪悪な
テロリストではないとされている」
↕「世界支配の闇雲な追求によって政策が導かれる時に遭遇する矛盾の一種」
イスラエルはシリア問題に介入するつもりはないというネタニヤフ首相の滑稽な主張@同上
「ある国を侵略し広大な地域を占領し、48時間以内に480回爆撃し、軍事防衛の80%を破壊
しておいて、その国の内政に干渉する意図はないと主張できるのはイスラエルだけ」
「リビアの時と同じように、シリアで起きる全てのことに今後何年も見て見ないふりを
しなければならないと知っているので、欧米諸国による政権転覆応援団連中は、今シリアの
件で大いに盛り上がっている」
「国内市場を開放し、世界経済に統合するとシリアで新たに権力を握った連中が発表…
従わない国に対する帝国主義による権力掌握で必ず見られる教科書的な破滅的資本主義」
# ↑アルゼンチン、ウクライナ…かってのソ連崩壊、チリのピノチェト・クーデター…
「今や、シリアは最高額を提示した者に、ばらばらにされ食い尽くされる」
イスラエルのシリア攻撃についてわかっていること @虹子
「イスラエル軍は…シリアの戦略軍事力の70~80%を破壊したと主張」
「現段階では、最も単純な説明は次のようなものだろう:
「アメリカは長年の敵対勢力の崩壊を歓迎している;
イスラエルやトルコのような近隣諸国は、領土を獲得する機会を狙っている;
反政府勢力の指導者たちは、縮小したシリアの国内支配と引き換えに、主権と領土を
失うことを喜んで受け入れているようだ;
ロシアとイランは、他の地域の優先事項を考慮し、損切りを選択した;
ハマスのような小さなプレーヤーは、適応するために奔走している。
…これらの出来事の前例のないスピードと連携は、私たちがこの非常に奇妙なパズルの
重要なピースを見逃していることを示唆している」
米軍ヘリがダマスカス北東郊外カラムーン山に入る@日々の感想
「イスラエル軍は首都を見下ろす高地を次々占領 ダマスカス郊外県に進軍…南部の
田園地帯にある…の村々を占領」
新政府が平和を語る一方でシリアでは実際何が起きているのか?@E-Wave_Tokyo
「権力を掌握した過激派が西側ジャーナリストを喜ばせる約束をする一方で、国は血に
溺れている」← ↕「反政府勢力の声明は真実とは程遠い」
「HTSテロリストと同盟を組む反政府勢力は…アラブ・クルド人部隊、シリア軍兵士
(…投降した者も含む)、アラウィー派、シーア派の処刑…ビデオを数十本公開」
「いくつかのビデオクリップでは、武装勢力が捕虜の喉を切り裂く様子が映っている」
「ハヤト・タハリール・アル・シャムと…所属する反政府グループの行動…公式声明とは
全く共通点がない」
# HTS のイドリブ「統治」の実態
「イドリブを統治した「貴重な経験」をシリア全土に問題なく応用できる…と彼らは主張
現実には、住民は甚大な経済的、社会的困難に直面していた」
「トルコからの多額の財政支援…タハリール・アル・シャーム…に横領されただけ」
「アブ・モハメド・アル・ジュラーニは、拷問、反対派の拉致、超法規的殺害が横行する
…な全体主義体制を確立…イドリブ県では、HTSとその指導者に…抗議が毎週行われた」
「アル・ジュラーニは、テロ攻撃、人身売買、麻薬取引の組織化にまで手を染めた…
同グループの元最高資金提供者兼治安責任者、アブ・アハメド・ザクラによって確認」
エルドアン トルコ大統領、アサド政権崩壊を歓迎「真の革命は成功の栄冠に輝く」 2024/12/11
# 関連記事∈CRDL:「予想される混乱の責任は、反政府軍、NATO、イスラエル、トルコにある」
イスラエル、ダマスカス陥落以来250回以上の空爆でシリア全土に地獄を放つ 2024/12/11
# 関連記事1∈CRDL、2∈SCF←↑cf. この記事執筆時点までの空爆は350回以上。
アサド政権崩壊後のシリアを「祝福」する - ハマス 2024/12/11
# 関連記事1∈CRDL、2∈SCF、3↓CRDL*
「イスラエル軍はシリアに侵攻し、占領を拡大し、政権崩壊後にシリア全土と首都で激しい
攻撃を開始した」
# ↑当然ながら、この状況を「祝福」しているわけではなく…、
「シリア国民には困難を乗り越え、この危機的時期を乗り越える強さがあると信じている。
シリアはパレスチナの大義と抵抗を支援する歴史的かつ極めて重要な役割を取り戻し、
アラブ世界とイスラム世界におけるリーダーシップを再確認」
# ↑この可能性を「祝福」。↓下記パレスチナ・イスラム聖戦運動(PIJ)の見解も同様。
「シリアで起きた変化はシリアの問題であり、兄弟であるシリア国民の選択に関係する
ものだと考えている」
# 伝えられる流れからは、傭兵による帝国主義的侵略の成功例にしか見えないし、筆者が
# 目にした地政学的論説の大半も、そういう前提で議論しているようだが、現地の状況の
# 当事者たちには、別の側面が見えているのかも知れない。e.g.↓櫻井ジャーナルの記事
「シリアのアサド政権崩壊でトルコはロシアを裏切ったのか、両国は連携したのか」
「東部の油田地帯をアメリカ軍に支配され、アメリカ主導の経済封鎖でシリア経済は回復
しない。シリアで稼ぐために傭兵集団の戦闘員になる人もいたようだ。
苦境の中、シリア政府は国民の税負担を増やし、国民の離反を招いたと言われている。
これは欧米支配者の計算通りだったのだろう。
ロシアにとってシリアはアフリカへの中継地で、重要な国だと指摘されている。ロシアから
そうした国を奪うことも欧米支配者がシリアを侵略する目的のひとつだったはずだ」
# ただ、櫻井ジャーナルの記事は「別の側面」が存在する可能性も考えているので一味違う。
「2020年にプーチン露大統領、トルコのエルドアン大統領、イランのハッサン・ロウハニ
大統領がビデオ会議を開き、シリアでの戦争に軍事的な解決はなく、政治的プロセスを
通じてのみ解決しなければならないという「確信」を3カ国は共同声明で表明」
「今回のアサド政権崩壊は「政治的プロセス」だったという見方もできる。このプロセス
には勿論、アサドも含まれていたのだろう」
「2011年には侵略に断固として立ち向かった彼が今回はあっさり退いて亡命した。2011年に
シリア侵略を始めたアル・カイダ系武装勢力はキリスト教徒を虐殺、それをアサド政権が
守っていたのだが、今回、HTSはキリスト教徒と話し合う姿勢を見せている。2011年と現在
では何か違うことが起こっている」
「こうした見方が正しいかどうかは西側諸国が今後、どのように反応するかで推測できる」
「現在、西側諸国はHTSを「自由の戦士」として扱っているが、とりあえず、アメリカ政府が
HTS体制を認めるかどうかが注目されている」
# 大半の論者は、トルコは過去に何度も見せた二枚舌を使っただけと思っているようだが。
イエメンはガザへの忠誠を堅持:
「平和か長い戦争か、世界は選ばなければならない」 2024/12/11
地域と世界のパワープレイに翻弄されるシリア・アラブ共和国の崩壊 2024/12/11
# 別の訳@locom2_diary
ネタニヤフ首相、元側近による機密情報漏洩に関与か? 2024/12/06
中国、ハイテク・軍事材料の対米輸出を禁止 2024/12/06
# 西側諸国が中国に対し*ずっと前から*継続中の「デュアル・ユース品目」輸出規制
# (産業技術で西側を凌駕した中国に対して続けている意味は不明)の逆バージョン。
「半導体に対する米国の輸出規制の拡大と、AIに必要な高度なプロセッサー・チップへの
中国のアクセスを制限しようとする動きに対応」
# 米国が中国敵視発言を強め、フィリピン、台湾、日本などでの軍備集積を続ける昨今の
# 情勢も背景にあるはず。
↓イラン、ダマスカス(シリア)の要請に応じて(←国際法上の重要なポイント:後述)
シリアへの軍派遣を検討する用意あり : 外相 2024/12/06 *↑
# ↑アメリカ、イスラエル、ウクライナ、トルコのシリア侵略に集団的自衛権を行使
# すると言う事。既にシリアは*武力攻撃を受けている*ので、シリアからの要請が
# あれば、*ICJ判例で示された集団的自衛権の行使要件が、完全に満たされる*。
# つまり、イランは*国際法を厳密に守る*姿勢を見せている。一方、先の4国を
# 中心とする諸国は*武力攻撃を受けていたわけではないHTS等の武装勢力*を支援。
# つまり、ICJ判例での定義上、4国はシリアに対し*違法な武力行使*をしている。
# ∴*比喩や誇張ではなく文字通りの意味で*、先の4国はシリアを侵略している。
# 西側公式言説は*都合が悪い時は国際法に言及しない*事を、改めて強調しておく。
# (筆者の知る限り、最近のシリア報道で国際法のコの字、侵略のシの字も出ない)。
# ちなみに、BRICS諸国は、ある意味、国際法が*きちんと/公正に*守られる世界
# (米国を筆頭とする西側の勝手気儘で横暴な振る舞いのない世界)を目指している。
## cf. BRICS キューバとボリビアが正式加盟へ 2025年1月から
# 最近のタッカー・カールソンのロシア外相セルゲイ・ラブロフへのインタビューでは、
# 近年のロシアに関する主要な国際法上の論点について、ラブロフによる、包括的かつ
# 良く整理された説明がされている。インタビューの最後の方で、進行中の HTS などを
# 傭兵として使った西側の侵略についても、少しボカした外交的(笑)言及がある。
# 「タッカー・カールソン [01:12:39] イスラム過激派、先ほどあなたが言及した
# テロリストたち。彼らを支援しているのは誰ですか?」
# 「セルゲイ・ラブロフ [01:12:44] ええ、我々はある程度の情報を入手しており、
# この件について、またこのプロセスについて、資金調達や武装のルートを断つ方法を
# すべてのパートナーと話し合いたいと考えています。
# 流布されている情報には、アメリカやイギリスなどの名前が挙がっています。一部の
# 人々は、イスラエルがこの状況を悪化させ、ガザ地区が厳しく監視されないように
# していると主張しています。」
# ペペ・エスコバルが「今回の紛争は、「最初のBRICS戦争」になるかも知れない」と
# 言っているのは、(1)トルコはBRICS加入意欲を言明したにも関わらず侵略者側にいる
# (2) イランがロシアと協調して軍事行動する事態に発展する可能性もあり、そうなれば
# BRICS 諸国による最初の集団的自衛権行使になるなど、BRICSの将来像に影響しそうな
# 要因が複数ある事を意識しているように思われる。
イエメンとイラクの抵抗勢力がイスラエルに対して共同作戦を開始 2024/12/04
「レバノン停戦後も…イスラエルへの攻撃を継続」
# ∵イスラエル+西側諸国はガザで虐殺、破壊、占領を継続中@日々の感想
# cf. ナクバ↔イスラエルのジェノサイド的イデオロギーのルーツ@川流桃桜の日々の呟き
「イエメンとイラクの作戦は、過激派グループがシリア北部でシリア・アラブ軍(SAA)に
対して開始したトルコ支援の大規模攻撃と同時期に行われている」
「シリアへの攻撃…ハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)は、イスラエルと深い関係」
「シオニスト組織…レジスタンス・ネクサスの注意をそらし、分散させようとしているが、
我々の決意を弱めることはない」
シリアとロシア、アレッポとイドリブの過激派を標的に 2024/11/30
「ロシアとシリアの軍用機がアレッポ北部のマレ近郊でトルコが支援する
シリア国民軍(SNA) の過激派を攻撃」
シリア軍、米占領基地近くでのISISの奇襲を阻止 2024/11/22
ロシア…ゴラン高原付近でのプレゼンスを強化 2024/11/22
「ロシアは、シリアが「エスカレーションを阻止」できるよう、イスラエル占領下の
ゴラン高原付近(=シリア南部ダラア県とクネイトラ県郊外)の9か所の監視所を強化」
∵「イスラエル軍は最近、占領下の町マジダル・シャムス付近で「分離壁」の建設を開始」
↑「停戦協定に違反」=「非戦闘地帯への侵入」⊂「国際法の重大な違反」←国連が非難
「AP通信が公開した衛星画像」(=国際法違反の物証↓)
「アルファライン沿いに7.5キロにわたって大規模な建設工事と道路舗装が行われ、装甲車と
戦車が警備に当たっていることが確認された。」
「イスラエルのクネセト議員で元国防相のアヴィグドール・リーベルマン」:
「我々はヘルモン山のシリア領を奪取し、追って通知があるまで手放さない」
(=イスラエルの自白/犯行予告/犯行声明↑)
cf.「イスラエルによるシリアへの空爆は、9月下旬のレバノン戦争拡大以来大幅に増加」
=「主要都市をほぼ毎日」+「西部ラタキア県にあるロシアのフメイミム空軍基地の近く」
→「モスクワ軍は防空システムを作動させた」
# (1) 都市への空爆⊂文民への攻撃⊂戦争犯罪。
# (2) 合法的に駐留するロシア軍への攻撃は、シリアとロシア両方への戦争行為。
CIA職員がレバノンに上陸、イスラエルの戦争を支援するため情報収集を強化 2024/10/25
「CIA は、ヒズボラに関する情報を得るために、レバノンに諜報員を追加」
「レバノンとイスラエルとの公開戦争が始まって以来、西側諸国、主としてアメリカが、
レバノンのすべての軍および治安部隊と、毎日集中的に連絡を取り合っている」
# そもそも、↓軍を指揮していない*政治指導者*は、軍事目標として正当ではない。
「ヒズボラの政治指導者ワフィク・サファ氏を暗殺しようとしたイスラエルの
最近の企てに、CIAとレバノン治安当局者とのこうした接触が一役買った可能性」
「10月10日、イスラエルの空爆によりベイルート中心部の住宅ビルが破壊され、
22人が死亡、117人が負傷」
「イスラエルはサファ氏が攻撃の標的であったと発表した。 しかし、彼を殺すことは
できなかった。」
# つまり、目標識別すら行わず「「大物」がいるかも知れない」から*市街地を空爆*。
# こんな攻撃↑がイスラエルの常なわけだが、当然*戦時国際法違反*または*テロ*。
死傷者以外の全員が精神的ダメージを受けている 2024/10/24 cf. 別の訳∈CRDL
: 沈黙の危機に見舞われるイスラエル軍
シリアとロシアの戦闘機がシリア北西部の過激派グループを攻撃 2024/10/21 ← 原文
「ダマスカスとモスクワ「ウクライナ当局と協力し訓練を受けている、イドリブの過激派」に
対する空爆を強化」←(「イドリブの過激派∪ウクライナ」⊂「NATO/米国の傭兵」)
「複数の報道(*)…シリア北部の反政府過激派武装勢力は、ウクライナとの(**)…協力を
通じてドローン兵器とドローン戦争の専門知識を拡大」
# (*)+(**): 西側報道で「ウクライナとの」←背後のNATO/米国への言及は当然省略(笑)
「ウクライナから遠く離れたシリアの過激派、アフリカの過激派にチラつくウクライナの影。
なぜなんだろう?また、ウクライナのどこにそんな余裕があるのだろう?(cf. 1、2、3、4)」
# ↑「虹子」著者コメント。「ウクライナの関与」という「物語(%)」で、NATO/米国の関与
# という実態を隠そうとしていることは言うまでもない。「虹子」著者は、分かっていて
# ワザと疑問文にしている。i.e.「修辞疑問」/「ニブイ読者に向けた教育的配慮」。
# (%) https://webryhibikan.seesaa.net/article/505116563.html
# 「統治とは、ナラティブ・コントロール(=物語の支配)がすべて」
レバノン南部の国連軍、イスラエル軍による銃撃を確認 2024/10/11
# ↑銃撃に加え、戦車で駐屯地に侵入、化学兵器(白リン弾)使用も(日々の感想)。
「イランの戦略的忍耐は終わった」とハメネイ師はテヘランで異例の説教で警告 2024/10/05
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