耕助のブログの中国に関する記事 (2024年3月分まで。2024年4月分から次記事。
# 追加/更新位置1、2(2024/09/26)
No. 2092 自信に満ちた龍が近代化の指針を説明 2024/03/19
No. 2091 帝国の衰退と高価な妄想 2024/03/18
# アメリカ帝国の国際経済+国際政治における影響力低下
「西側諸国(ほとんどのG7諸国:米国とその主要同盟国)の集団は、…妄想によって
誤った判断」「西側諸国の相対的な経済的衰退を否定する動きが広まったことが一因」
「米国とヨーロッパは、中国やBRICSの台頭によるアメリカ帝国の衰退を大したことないと
考え、あるいは無視するか、単に否定することでその衰退が意味するものを見逃した」
「アメリカ帝国衰退の経済学」
「BRICS諸国のGDP、富、所得、世界貿易に占める割合、そして新技術の最高レベルにおける
存在感はG7のそれを…上回っている」
「この絶え間ない経済発展は、G7の政治的・文化的影響力の低下をも縁取っている」
「2022年2月以降の米国とヨーロッパの大規模な対ロシア制裁プログラムは失敗に終わった。
ロシアは特にBRICSの同盟国を頼りに…制裁が意図した効果の大半を…免れた」
「ガザでの停戦問題に関する国連の投票は、中東と世界における米国の立場が直面している
困難の高まりを反映し、補強」
「紅海航路へのフーシ派の介入もそうであり、イスラエルに対抗するパレスチナを支援する
アラブやイスラムのイニシアティブも同様」
# 経済ナショナリズムへの政策転換
「トランプ大統領がNATOを軽視するのは、帝国の衰退を食い止めることができなかった責任を
追及できる機関に対する失望感の表れでもある」
「トランプとその支持者たちは…アメリカ帝国を世界的に運営する上で極めて重要だと
考えられていた多くの制度を幅広く格下げ」
「トランプ政権もバイデン政権も、中国のファーウェイ企業を攻撃し、貿易戦争と関税戦争への
コミットメントを共有し、競争力のある米国企業に多額の補助金」
「新自由主義的グローバリゼーションから経済ナショナリズムへの歴史的転換が進行」
「アメリカ帝国は、複数の新興地域圏と対峙する、単なる地域圏へと縮小しつつある」
「米国の指導者たちの積極的な経済ナショナリズム政策は、帝国の衰退から目をそらし、
したがってその否定を促進している。しかしそれはまた新たな問題を引き起こす」
「米国の経済ナショナリズムがすでに自国と米国との経済関係に悪影響を及ぼしているか、
近いうちに…及ぼすことを恐れ…多くの国々が、対米経済関係や…将来への期待を見直し」
「過去半世紀の新自由主義的グローバリゼーションの熱狂の一環として海外に多額の投資を
行った企業は、特に恐怖を感じている」「彼らは、経済ナショナリズムへの政策シフトによる
コストと損失を予測」
# 現実認識を欠き、効果的な対応を打ち出せない二大政党
「アメリカを再び偉大に」(MAGA)というスローガンは、常に曖昧で一般的な言葉を
注意深く使うことで、アメリカ帝国の衰退を政治的に武器化してきた。彼らはそれを
別の妄想の中で単純化し、誤解している」
「G7の衰退の経済学に真剣に注目することはめったにない」
「資本家の利益主導の決定が衰退の主要因であることを決定的に示唆してしまうから…
共和党も民主党もあえてそれをしない。」
「バイデンは、あたかも世界経済における米国の富と権力の地位が、20世紀後半(バイデンの
政治家としての生涯の大半)にわたって衰えることがなかったかのように発言し、行動」
「ロシアとの戦争でウクライナに資金を提供し武装させ続けることも、イスラエルの
パレスチナ人に対する扱いを支持し支援することも、変化した世界を否定することを
前提とした政策」
「目的を達成することができていない経済制裁を次々と行っていることもそうである」
「衰退の否定から来る、最も大きく、最も代価の大きい妄想は今度の大統領選挙」
「二大政党とその候補者は、自分たちが率いようとしている帝国の衰退にどう対処するかに
ついて真剣な計画を示していない」
「両政党が交代で衰退を主導してきたにもかかわらず…否定と他方への非難だけ」
「バイデンは帝国が衰退していることを否定するパートナーシップを有権者に提案」
「トランプは、民主党の悪いリーダーシップによって引き起こされた衰退を元に戻すことを
漠然と約束」
「いずれの党も、変化する世界経済を冷静に認め、評価し、それぞれがそれにどう対処する
つもりなのか、何も示していない」
# まとめ
「G7の過去40~50年の経済史…富と所得が極端に上方に再配分」
→「国内の反応(経済的・社会的分裂…)」+「海外の反応(今日の中国とBRICS…)」
→「新自由主義的グローバリゼーションを弱体化」
しかし、「米国の資本主義…帝国は…衰退に直面することができない」
No. 2082 米国は台湾を戦争の引き金にした 2024/03/08
No. 2078 Nvidia、ファーウェイにやられそうだと語る 2024/03/03
No. 2072 未来を決める5つの変数 2024/02/26
# 歴史からの導入: トロツキーによる第二次大戦の戦局(+その後の世界情勢)予想
「レオ・トロツキー…未来の「混沌の帝国」が何を企むか…ビジョンを描いていた」
↑ i.e.「ドイツ…「ヨーロッパを整備」…米国は世界を『整備』…」
+「歴史は、人類をアメリカ帝国主義の火山噴火と対面させている…。さまざまな口実や
スローガンの下で、米国は、世界支配を維持するために壮大な衝突に介入する」
「次に何が起こったかは皆知っている」←トロツキーの予想通りになった。
「今、我々はトロツキーでさえ識別できなかった新たな火山の下にいる。衰退する米国が、
ロシアと中国の「脅威」に直面」←トロツキーの向こうを張る「先行き予想」宣言
「ロシアを衰弱させる戦略…NATOの永久拡張主義…中国を衰弱させる戦略…台湾」
「しかし、この2年間、ウクライナでの悪質な代理戦争は多極化したユーラシア主導の
世界秩序への移行を加速させただけ」
「マイケル・ハドソン」:「現在の移行を条件付ける5つの重要な変数」
# i.e. 膠着状態↓、BRICS↓、孤独の皇帝↓、脱ドル化↓、庭とジャングル↓
「1 膠着状態:」「ウクライナに関する…米国の新たな強迫観念的なシナリオ」
## ↑「朝鮮戦争のような形で戦闘を(いったん)終結させたい」という↑願望。
## ↓ 現実的には、一方的勝利が予想されるロシア側条件でのみ、戦闘終結が可能。
「クレムリンは…条件を出している:完全降伏とウクライナをNATOの一部にしないこと」
### ↓次の予想の前半は既に現実化した。∴後半も現実化していると推定すべき。
「人気のあるザルジニーを脇に追いやり、ブダノフをウクライナ軍(AFU)のトップに任命
…AFUはNATOの将軍ではなく、CIAの完全な支配下に置かれる」
### ↓次の予想も現実化。∵ロシア大統領選挙期間中の攻撃の様相と一致。
「ウクライナは…ゲリラ戦に入り、攻撃目標はロシアの民間人と民間インフラだけになる」
「モスクワはその危険性を十分に認識」→ウクライナ領内に「緩衝地帯」設置を検討
## 西側の妄想と現実
「NATOがウクライナの分割を準備している可能性」
「どのような形であれ、条件を決めるのは敗者ではない。決めるのはロシア」
「EUの政治家たち…ロシアがヨーロッパへの「脅威」となると信じ…パニック」
↑「それはナンセンスだ」←プーチンの年次教書演説(2024)でのコメント
「ヤンス・ストルテンベルグでさえも「NATOは、ロシアの脅威を領土のいずれにも感じて
いない」と認めている」
## ↑ i.e. NATO 代表は、軍事的現実を、EUの政治家よりは、よく理解している。
「2 BRICS:」
「ヨーロッパがロシアへの制裁の反動やドイツの非工業化によって引き起こされた不況に
陥る中、いくつかの分野で実際の生産を増加させるだろう」
「ワシントンはまたブリュッセルに対して中国に対する全方位の制裁を命じている」
「マイケル・ハドソン」:「過去5世紀にわたる植民地拡張を元に戻し、取り消し、巻き戻す」
「中国、ロシア、イラン、BRICSを中心に世界が分裂し、転換している」
「3 孤独な皇帝:」←アメリカ帝国自体ないし集団的な帝国の支配層を擬人化
「膠着状態」←上述の願望
「実際には戦争に負ける」「ということは、その補償に直結」
## ↑e.g. ウクライナが全面降伏した場合、少なくとも「新たに確定するロシア領」に
## 存在する「西側がウクライナ傀儡政権下で取得した資産」は没収されるだろうし、
## 西側が「凍結した(盗んだ)」ロシア資産の「凍結解除(返還)」は最低限必要。
## ∵紛争状況がロシア側の条件で終結すれば、資産凍結の*口実*がなくなる。
「さらに悪い事」「地球全体がリアルタイムで追いかける大量虐殺を支援」←ガザ状況
「バイバイ、ソフトパワー」
「4 脱ドル化: グローバル・サウス全域はこう推定した。」
「もし米国とその属国のEUが核・軍事大国のトップであるロシアからその外貨準備高
3000億ドル以上を盗むことができるのなら、彼らは誰からも盗めるし、盗むだろう」
「現在BRICS 10のメンバーであるサウジアラビアが、ガザでの大量虐殺に対しておとなしく
している主要な理由は、彼らの持つ多額の米ドル準備高が米国の人質になっているから」
「米ドル離れは2024年にはさらに拡大」
「5 庭とジャングル:」
「ラドヤード・キップリングが最初に作った言葉」「イギリスの「白人の重荷」という概念も、
米国の「明白な運命」という概念も、「庭とジャングル」の比喩から派生」
「NATO諸国のほとんどは庭…グローバル・サウスはジャングル」
「再びマイケル・ハドソン:現状ではジャングルは成長しているが、庭は成長していない。
なぜならその哲学は工業化ではないから。庭の哲学は、価値を生み出さずに眠っている間に
受け取る単独利益、つまり独占技術に対する特権的な権利を持ち、寝ている間にお金を
徴収する特権をもっているということ」←「レント」↑追求=新自由主義の哲学
「今の違いは、「技術の進歩の大きなシフト」…北米や米国から、中国、ロシア、そして
アジア全域の特定のノードへ移行」
# 結論: 「永遠の戦争」が帝国の既定路線。プランB(当初案失敗時の対応案)はない。
「これらすべての変数、‐ 膠着状態、BRICS、孤独の皇帝、脱ドル化、庭とジャングル ‐↑ を
組み合わせて最も可能性の高いシナリオ…帝国の「逃げ道」は既定路線…永遠の戦争」
「西アジアにおける現在のアメリカ空母」←ISIS、アルカイダ、イスラエル
「パレスチナ、ヒズボラ、シリア、イラクの武装勢力、イエメンのアンサールアッラー、
そしてイランという「抵抗の枢軸」に対する多面的な戦争をしようとしている」
## マイケル・ハドソンの分析:「911直後の状況」との類似性
「ネオコンたちが…望んでいたのは…イラクへの侵略…石油を支配するため
だけでなく「イラクにおいてISISとアルカイダという形で、米国の外国部隊を作ること」
## ↑「イラク石油の支配」は失敗した/しつつあるが、予定通りに外人部隊は設立。
「米国は近東で戦うためにISIS/アルカイダ外人部隊(アラビア語を話す外人部隊)と
イスラエル人部隊という2つの軍隊を持っている」
「ISISとイスラエルはともに抵抗の枢軸と戦い、決してお互いは戦わない」
## 西アジア戦局予想
「ネオコンの計画…卑劣…本質的には「最後のウクライナ人まで戦う」…の変形」
「「イランを空爆しつくし(ジョン・マケインの言葉)、政権交代を引き起こすという
聖杯への道程で「最後のイスラエル人まで戦う」」
「イラクやウクライナでうまくいかなかった…「抵抗の枢軸」に対してもうまくいくことは
ないだろう」
No. 2071 米中の経済関係に関心のある人はこれを見るべき 2024/02/25
「ウィリアム・C・カービーは、この話題に関して最も詳しい欧米の専門家の一人」
「中国は…これまで以上に外国投資に対して開かれている…米国は著しく閉鎖的」
「米国の多国籍企業や中国の多国籍企業が両市場でビジネスを行う…際…最大のリスクは
ワシントンからくる」「彼が取り組んでいる企業のいくつかの例」
# TikTok
「世界の二大国がティーンエージャー向けの動画アプリについて対立しているという事実は、
外交や国際関係史上における最低の状況だと言っても過言ではない」
# EVバッテリーメーカーのCATL
「フォード・モーター・カンパニーはこの国で競争力のあるEVを開発するために、【CATL】と
提携したかった。そうすればフォードはこの国で競争力のあるEVを持てるようになる。しかし
それは政治的に不可能となり、彼らの持続可能性の目標は確実に後退し、米国の目標も後退」
# マサチューセッツ州の地下鉄
「マサチューセッツ州スプリングフィールドでCRRC(中国企業)によって製造」
「CRRCへの投資は、共和党のチャーリー・ベーカー知事が監督し、実現させたスプリング
フィールドにおける半世紀で最大の産業投資」
「にもかかわらずシューマー上院議員は上院の議場で、スパイウェアがあるかもしれないし、
あなたが何を読んでいるのか知られてしまうかもしれないので、中国車を地下鉄で使うべき
ではないと言う」
# 新疆ウイグル自治区
「1910年に上海で創業し4代目になるエスケールという織物会社」
「世界の高級メンズ織シャツの半分を生産し、最大の市場は北米とヨーロッパ」
「新疆コットンに依存しているため政治的な対立に巻き込まれている」
「戦略国際問題研究所[CSIS]の大学院生が、新疆の紡績工場で強制労働が行なわれているとして
杜撰なレポートで告発」「私が実際に訪れた工場は完全に自動化されていた」
「同社は北米市場と3万人の従業員を失い、新疆の綿花農家、つまり近年彼らが綿花を購入していた
個人農家は綿花の市場を失った」
「中国でのビジネスや中国とのビジネスに関連する不安定さやリスクの大部分は…ワシントンから
もたらされている」
「新疆ウイグル自治区の話は、その結果、新疆ウイグル自治区のウイグル人農民が困窮し、収入の
かなりの部分を奪われ…ても、ワシントンが「人権」の主張を利用しているかを示し…特に興味深い」
No. 2063 一帯一路構想(BRI)は正しい 2024/02/17
「中国の「一帯一路構想(BRI)」…西側…では…否定的な報道」
「パラグ・カンナ…フォーリン・ポリシー誌…紅海危機…中国が先見の明」∵陸路の整備⊂BRI
「カンナが注目するBRIのイニシアティブの一つは、並外れた中国-ヨーロッパ間の貨物列車体制…
現在25の欧州諸国にサービスを提供」
「開始以来10年間で、8万回近く運行され、3400億米ドルを超える物資が輸送された」
No. 2045 中国は世界唯一の製造業大国 2024/01/30
No. 2037 中国の軍隊は他国を脅すためでなく防衛のため 2024/01/21
No. 2036 中国が他国を征服しようとしない理由 2024/01/20
No. 2035 中国が脅威ではない理由 2024/01/19
No. 2034 中国は脅威ではない 2024/01/18
「パート1: 中国が脅威でない理由:中国嫌いが米国を団結させる
中国への憎悪は、今や米国の民主党と共和党を結びつける唯一のテーマ」
「パート2:中国が他国を征服しようとしない理由
自国の国境問題を解決して確保する以外、他国に対しては何も主張していない」
「パート3:中国の軍隊は防衛のために作られたのであって、他国を脅かすためではない
国境と海上貿易の防衛が焦点にあり攻撃ではない」
No. 2019 ワシントンの中国封じ込めの執念は続く 2023/12/29
No. 2017 中国の経済規模は米国の経済規模を22%上回る 2023/12/27
No. 2016 BRICSと抵抗の枢軸:目標の収斂 2023/12/26
No. 2003 西側諸国、ファーウェイを相手に世界を巡回中 2023/12/13
No. 1996 アメリカ帝国について習近平は正しい 2023/12/06
「2015年、習近平は軍の司令官たちにこう言っている:
一部の西側諸国は中国共産党の指導の下、社会主義中国が力強く成長するのを絶対に見たく
ないのだ」
「アメリカ帝国について習近平は正しい:
歴史を通じ…帝国は常にライバル、対抗者、敵対者、競争相手…の台頭を阻止するためなら
有害な経済的措置の発動を含め何でもする…戦争を仕掛けることさえある」
「その目的は、帝国にとって脅威とみなすものを弱体化させること」
「中国はその資金を使い大規模で壮大な社会主義プロジェクトを行う国々を支援することで、
世界中に影響力を拡大」
「米国の国家安全保障体制の視点では、中国の台頭は冷戦後の世界唯一の世界帝国としての役割に
重大な脅威をもたらした」
「たとえ米国民に害を及ぼす結果になっても…中国の経済的繁栄を抑圧…中国政府の財源となる
税収を減少させ…世界への影響力を拡大する能力を制限することを狙った」
「これは帝国の常套手段…しかし当然ながら…疑問が生じる。米国政府が他国の国民に経済的打撃を
与えること…米国政府が帝国であること自体、正しいのだろうか?」
No. 1994 立ち退き通告が書かれている 2023/12/04
「立ち退き通告が書かれている。そしてそれは4つの言語で来るだろう」
「ロシア語。ペルシャ語 北京語。そして最後が英語だ。」
「パレスチナに対する中国の…立場」「BRIの貿易と輸送回廊…地理経済学の常識を…超えている」
「プーチン大統領はガザへの人道支援を「神聖な義務」と定義」「ロシアの行動基準では軍事的なことも
含まれる」
「BRICS10は…アラブ・ストリートやイスラム教の国々は…特に国民の声に耳を傾ける」
「ワシントンとテルアビブの連続体は自らやったことの囚人」
「ここはホテル・カリフォルニアではない。好きなときにチェックアウトすることはできないが、
強制的に退去させられる」
「例えばサイゴンの再来のようだったカブールのように。もし最悪の事態となれば、海軍版の
「アポカリプス・ナウ」(1979年コッポラ監督のベトナム戦争映画)が発生する可能性」
# ↑ "Apocalypse Now" の邦題は「地獄の黙示録」。「海軍版」←紅海の状況を暗示
「ロシア」「特にラブロフ…によってグローバル・サウス/グローバル・マジョリティに相互尊重の
多極化に焦点を当てた文明プロジェクトを提案」
「中国」「習近平を通じて、「未来を共有する共同体」という概念と一連の構想を提案」
「西洋文明の残骸」
「「闇の奥」(Heart of Darkness)(コンラッドの文学的偉大さはない)に突入」
「新中世時代」←悪い面: ↑「帝国」、良い面?
「Xidan大学の哲学教授…Shuchen Xiang…「中国のコスモポリタニズム」(2023年)
「人種差別の「kill apps」(殺人アプリ)によって引き起こされた」i.e.
「変化への恐怖、
二元的二重主義の存在論、# e.g「ダブルスタンダード」
人種的他者として「野蛮人」を創出すること、
植民地主義の形而上学、# e.g. 「ヨーロッパは庭、他はジャングル」
…人種差別心理の飽くなき性質」
「これら…「apps」が今、西アジアで…爆発…西欧の「価値観」は…崩壊…ガザの瓦礫に
埋もれてしまった」
No. 1990 中国とロシアは包括的な世界秩序を追求する 2023/11/30
No. 1989 ロシアと中国の戦略的忍耐は西アジアの火を消すのだろうか? 2023/11/29
No. 1986 習近平、サンフランシスコでバイデンを出し抜く 2023/11/26
No. 1962 中国に関する言説の武装解除が必要 2023/11/03
# メディアの反中国プロパガンダ
「人種差別的なツイートからヘイトクライムの増加まで、攻撃的な風潮を作り出している」
# トランプ政権の中国敵視政策
「トランプ政権がスパイを訴追するチャイナ・イニシアチブを立ち上げたとき、司法省は
中国系アメリカ人や中国人を人種的にプロファイリングした」
# バイデン政権の中国敵視政策
「前任者が行ってきた取り締まりを継続」
「アジア太平洋地域でエスカレート: 熱い戦争の条件を整えようとしている」
「フィリピンにおける軍事基地の拡大」「台湾有事に参加するための基地の建設」
「中国を標的にしたAI無人ドローン群の構築」
「2021年、イギリスとオーストラリアとAUKUS軍事協定を締結」
「昨年は中国経済を制限するために厳しい輸出規制」
# 「スパイ気球」騒動
## 「煙」は立ったが、
「2月8日付のニューヨーク・タイムズ:
3人の匿名政府関係者を引き合いに出し、「アメリカの情報機関は中国のスパイ気球計画は
世界的な監視の一環だとみなしている」
## 「火」はなかった。
「ライダー米空軍准将が、データが送信されていないことを認めたのは6月29日」
「9月… 当時のマーク・ミルリー統合参謀本部議長が気球はスパイ行為すら行っていなかったと
CBSに語った。これは気球に関する中国の声明やアメリカの気象学者の声明と一致」
「しかしすでにダメージは大きかった」」
「中国人を信頼できない不道徳な存在とステレオタイプ化する傾向」
「中国の脅威に関する情報リークが古くからの黄禍症候群と結びついて、絶え間ない中国恐怖症が
我々の政治を支配している」
# 「誤報、もうひとつのパンデミック」
## 「煙」は立ったが、
「2020年5月、トランプ大統領は100万人の新型コロナ患者と10万人近い死者を記録したアメリカで、
パンデミックは中国のせいだと語った」
「バイデン政権は結局、研究所のリーク説も調査」「メディアもそれに同調」
## 「火」はなかった。
「1年後: ポリティコはトランプが … 情報を選んで使ったことを認めた」
「複数の匿名アメリカ政府高官: トランプ時代の情報はまさに状況証拠に過ぎない」
「武漢ウイルス学研究所のShi Zhengliが2020年7月、彼女の研究室のスタッフと学生全員が
新型コロナ陰性であることを明らかにした」
「Shiは自分の研究をアメリカの科学者たちとも共有」
「中国人を病気の運び屋とステレオタイプ化した1875年のページ法(中国人の入国を
事実上禁止した法律)」「パンデミック時の職業差別」
「メディアの無責任さと医療人種差別: ツケを最終的に払うのはアジア系アメリカ人」
# 国交回復、国連加盟時の前提だった「一つの中国」原則が「なし崩し」にされている
「この夏、アメリカは主権国家のみに許された対外軍事移転プログラムに基づいて台湾を
武装させた。これは台湾海峡の両岸がひとつの中国であることを認めるというOne-China
(一つの中国)政策に反する」「殺傷能力の高い武器の流れが強まっている」
「メディアはまた、戦争を望まず、統一を支持し、教科書から中国の歴史を削除しようと
する試みを拒否する台湾の声をしばしば無視する」
# 死の商人たち
「Microsoftもこの動きに参加」「CNNやロイターの記事が先月このソフトウェア企業の
主張を無批判に掲載」「その主張とは中国がアメリカの選挙に干渉するためにAIを使用
しているというものだがその証拠は有権者に知らされていない」
「戦争で利益を得ようとする者たち」「我々を戦争に近づけようとしている」
「ロッキード・マーチンは儲かる契約を手にしている。RTXはイスラエルにアイアンドーム
(ミサイル防衛システム)を供給し、現在は太平洋の砲艦のエンジニアリング・システムを
設計している。武器商人が儲かれば帝国主義の犠牲者は死ぬ」
# 死の商人、メディア、諜報機関に未来をゆだねてしまわないために必要なこと
「軍と強いつながりを持つMicrosoft、News Corp、ワーナーブラザース・ディスカバリー」
「諜報部員やメディアの大物たちは、人間や地球にとって何が最善なのかわかっていない」
「中国についてバランスの取れた細部や微妙な違いを理解することが必要だ。それは言説を
武装解除し、太平洋を平和に保つことから始まる」# 「言説を武装解除」:e.g. ↙No.1937
No. 1956 モロッコでIMFが中国と対決 2023/10/28
No. 1937 中国論争のルールを理解する 2023/10/08
No. 1936 中国のファーウェイAIチップ技術は米国崩壊の兆候を示している 2023/10/07
No. 1932 アメリカは中国の台頭を止められない 2023/10/03
No. 1913 中国に対するアメリカの経済戦争 2023/09/14
No. 1912 なぜ制裁は中国の発展を妨げられなかったのか 2023/09/13
No. 1900 中国の民主主義のレベルは? 2023/09/01
No. 1899 アメリカの「新しい」中国物語 2023/08/31
No. 1893 中国バッシングはワシントンの政治家の愚かさを露呈する 2023/08/26
「米国における中国バッシングは、21世紀において最も重要なものと広く認識されている
世界最大の経済大国である2国間の関係にダメージを与えた」
「それはまた、14億人の中国人だけでなく中国をよく理解している世界中の人々に対して、
米国の政治家の愚かさを露呈」
「ビジネス界のリーダーたちが、中国に対してより理性的で現実的であるように見えるのは
政治家たちのような無意味なことをする余裕がないから」
No.1881 中国を標的に 2023/08/12
No. 1871 ロシアと中国に対する、米国の戦争 2023/08/01
「経済論理からすれば、ロシアや中国との衝突を避けた方がアメリカ(やヨーロッパ)の
経済は良くなる」
「しかし、マイケル・ハドソンが説明するように、これは今や国家安全保障の優先順位に
よって上書きされ、驚くべき結果をもたらしている」
「アメリカの一極外交は、自国とその衛星…NATOを世界の他の地域から孤立させている」
「グローバル・マジョリティは成長しているが、NATO経済は脱工業化への道を進んでいる」
「驚くべきことは、NATOがロシアや中国との貿易の「リスク」を警告する一方で、産業
としての存続可能性と経済的主権を米国に奪われることをリスクとは考えていないこと」
「これは実に奇妙な「国家安全保障」である。経済に関して言えば、米国と欧州が自国を
世界から自ら孤立させる … 影響は世界大戦に匹敵する」
「個人や利害関係者が、制度への影響をほとんど、あるいはまったく気にせず、自分たちの
立場を最大化するために動いている」
「バイデン、ブリンケン、サリバン、そして彼らの超党派支持者たちは、世界の現実を
希望的観測で…置き換え…盲目的なイデオロギーによって動かされている」
「対ロシア制裁の失敗は、現実の世界が彼らの信じる世界とはまったく違うことを証明した
はず」「しかし、… 中国に対して同様の戦争を仕掛け … 過ちを繰り返そうとしている」
No. 1869 中国との戦争を望むネオコン 2023/07/30
No. 1855 ロシアと中国に関する西側の偽りの物語 2023/07/14
No. 1848 中国に関する10の作り話--Part 2 2023/07/07
No. 1847 中国に関する10の作り話--Part 1 2023/07/07
No. 1844 中国がアメリカを無視する理由 2023/07/04
No. 1821 「反中国の作業場」に成り下がったG7 2023/06/09
No. 1780 米国、将来の中国の利益から自らを切り離す 2023/05/05
No. 1768 ロシア・中国・イスラム: 新たな超大国? 2023/04/22
No. 1763 イランとサウジアラビア:中国のwin-win 2023/04/17
No. 1761 中国がきた、とブリンケンは言う 2023/04/15
No. 1748 なぜ中国が敵になるのか? 2023/04/03
「なぜ英国が米国と一緒になって中国を敵視し、中国に対抗するために太平洋で軍備を
増強しようとしているのか、私はまったく理解に苦しむ。」
# イギリスが今なお中国敵視政策を続ける理由が「アメリカへの援護射撃」だとして、
# 首魁であるアメリカの動機が問題。cf. ↓川流桃桜の日々からの参考記事。
# ワシントンが中国に関して本当に恐れていること:アメリカの覇権に対する障害
No. 1734 台湾は独立国家なのか? 2023/03/20
# cf. 台湾@川流桃桜の日々から↓台湾問題の法的側面についての記事
# 台湾の現実の法的立場に関する知られざる真実
No. 1733 中国の人権 2023/03/20
No. 1732 中国が “衝突と対立”で米国を脅す 2023/03/20
No. 1718 ロシアと中国、互いの国境を「レッドライン」に 2023/03/02
No. 1714 イランと中国の戦略的パートナーシップ 2023/02/26
No. 1712 イラン・中国の戦略計画が本格始動 2023/02/24
No. 1685 日本と中国の歴史 2023/01/26
No. 1641 あなたの中国製Apple 2022/12/08
No. 1630 コロナ死、米国vs中国 2022/11/27
No. 1599 中国:習近平、最後のカウントダウンに備える 2022/10/27
No. 1566 中国の不動産が「崩壊」しない理由 2022/09/23
No. 1513 中国は冷静でなければならない 2022/07/29
No. 1509 中国がダボス叩きに参加 2022/07/25
最近の「中国」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事