講談 旭堂南陵一門会
2024年2月11日(日)大津市伝統芸能会館 13:30~
司会進行 旭堂みなみ
演目
一、『楠のなき男』 旭堂南風
一、『三雲城の風雲児 猿飛佐助』 旭堂南桜
一、『徂徠豆腐』 旭堂南照
一、 立体講談
西行 和歌伝説『鼓ヶ滝』 旭堂南鈴、旭堂南遊、旭堂南璃、旭堂南和、旭堂南風
一、『無事の出世』 旭堂南慶
※ 演目の詳細についてはこちらをご参照ください。 講談るうむ (fc2.com)
さて、能楽堂~♪ に初めて身を置いたんだけど、想像以上に能舞台が威厳を放つ。その神々しさに気後れしてしまい少々面食らう。どっしょ^^;場違いやないかしらと思わんばかりの空間です~^^;;;
昨年、池田町で初めて薪能なるものを鑑賞してみたのですが、そこは野外だったこともあって広大な宇宙空間に抱かれながらのんびり眺めみる感じでした。でも、屋内ともなると意外と客席はこじんまりと凝縮されていることに驚き@@; そっかー、この宇宙間で緊迫感をもって舞手は舞語り、息をひそめながらそっと観客は見守ることになるのですね^^。
しかし、この能舞台で^^本日舞演じられるのは講談~~☆
なるほど、舞台の高座には赤い毛氈が敷かれ、もじもじと独り佇む釈台が今か今かと主が来るのを待っていた。
ほやなもぉー^^;こんなところに祀り上げられてもいつもと勝手が違うもんなぁ~釈台の君よ(^笑^)。ほやって、ほやって、私だって講談のテンポは好きだけど子供の頃にTVで見てたというか聞いてただけやし、生で聞いたことなんて片手にも余るほどの数、ずぶの素人が楽しめるのかしらぁ~~と^^;
大丈夫やで、ほんな心配はいらんとばかり司会進行を務める^^みなみさんの明るい声が会場にこだまする。その陽気な声からどんな講談が飛び出すのか聞いてみたかった気もするけど、今回はお時間上またの機会ということでした。
そして、南風さんの『楠のなき男』から舞台はゆっくりと語りだしていきます。
そもそも、講談は歴史上に本当にあった実話が元になって語り継がれているものらしい・・んっ?違うか!? でも、「事実は小説より奇なり」とも言いますから、歴史話を興味深く聞かせてもらえるのはとても有難いものです。
さりながら~(汗)
私、歴史はまったく弱く^^わからんちんのボケナス、加えて感性のみで生きてる人間なので、すぐ気持ちがどっかに飛んでってしまうんやけどいいんやろかぁー^^;;;
初っ端は、楠公が最後の最後には作り話に騙されて男泣きしてしまうというお話です。
ふと、涙って雨なんだよねぇ~って、講談中いらんこと思ってしまった途端、もぉ~話の筋が頭に入って来なくて弱ってしまった^^;;
今日は、午前中に三尾神社へ参拝してこちらにやって来た。その神社境内にて、肌で感じられるような霧雨を浴びたような雨にあったことを思い出したのです
今までポツポツと急に降り出してくる雨に遇うような経験はあったけど、雨ともなんとも見えない雨?を受けたのは初めての経験だったもので、今のは?と暫し天を仰ぎ見上げていたものです^^;
そんな、すっとぼけた感覚を私一人感じてたみたいなのですが、事もあろうに、アッ!これがパワースポットの現象なのかも~^^;;;(しらんけど~(笑)) だって、振り返ったら、白山の神さんがいらっしゃったもんな~^^v
そんな戯けた事を妄想してる間に、南風さんの涙腺話はどんどこ進んでいってしまったのですが、知らず知らずにお話の楠公のように涙を流している自分に気づき、講談話術のもつ凄さに驚かされた。
だからか、今から何が始まるんだろうかという先が見えない不安にも襲われたが、同時に今日はいったい何を見せてくださるのかしらとワクワク感にも似た気持ちも増していった。
次なる登場は^^桜花ちゃんこと南桜さん『三雲城の風雲児 猿飛佐助』 オリジナルの書下ろしミュージカル台本。久しぶりに眺める講釈師としての桜花さんの姿を今日はとっても楽しみにしてきました。
そういえば、講談を始めた初期に武生で聴かせてもらった『真柄のお秀さん』以来やないかと記憶をたどる。こりゃイカンわ、楠公にもらい泣きしてる場合ではないと涙をぬぐい耳を傾けることに。
猿飛佐助の物語りに関しては、湖南市で以前ご披露されてるようです。桜花さんのブログで詳しくご紹介されていますのでご覧くださりませ^^;;;
ミュージカル講談「三雲城の風雲児 猿飛佐助‼️」 | 桜花昇ぼるオフィシャルブログ「桜花昇ぼるの Noboroom」Powered by Ameba (ameblo.jp)
でも、今回は袴姿やなかったのがチト残念^^; 能舞台をここぞとばかり勇ましく使いこなして欲しかった気もするが、神聖な場やから走り回るのはアカンのかも・・ネッ。
いやいや、そんな事はいいんだけど、、猿飛佐助@@!者なる南桜さん、意外や意外に カワ(・∀・)イイ!! お着物でご登場された~~♪
えっ?? でも、、、もしかして? 裏でもずっーーと、、、桜花ちゃんと丘を駆け登っては修行してはったんですか???みたいな^^? まるで、そのまま息切って走り込んできたかのような出で立ち~、からの座り込んだその無防備な姿に少々戸惑った^^;
いや、きっと、あの桜花ちゃんのことやから、たぶんやってたんかもなぁ~って思いを巡らす^^;;;(笑)
さりながらぁ~~ ♬
そのまま^^うわぁ~と講談が始まると、あのデングリ返りした桃子さんを見ているようでもあり^^また逢えて嬉しかったような~~♪(夢と現実が入り乱れておりますが気にせんといてな~(笑))
しかし、さすが桜花ちゃんやわ^^v 真田幸村に変身すると周囲の景色が一変する。今回はアカペラながら、歌詞が導くその力に引き込まれてあの世界観が蘇ってくる。
馬にまたがり徳川家康の首をめがけ突っ走っていく様は、言い方が悪いのかもしれませんがとても異様だった。なぜか、竹林の藪の中を勢いよく走っている光景が浮かび上がってきて、行けども行けども竹が覆いかぶさってきて行く手に阻まれる姿がこれまたぁ~リアル過ぎて~~♪
昔、大河ドラマの「風林火山」のDVDにハマりつつ、OSK現役時代の真田幸村を観に行った時に桐生家康の首めがけて襲い掛かる姿もダブって思い出されてきて~、あれ『』よかったよねぇ~~~♬
ほやっ、この曲で舞っていたこともあったなと、辿る記憶はボヤけて何もかも今となっては夢だったんだけど、思い出すと涙を誘ってしまう~。
ふと、我に返ると南桜さんの講談は終わっていたが、それに伴って辺りにうっそうと茂っていた竹林は、退場と共にしょぼしょぼと姿を消しながら能舞台の背後に描かれた青竹の絵の中に吸い込まれていった・・。
なんだ、絵だったのかぁ~~^^;;;と、夢から覚めてまた涙をぬぐう。
それはそうと、あれっ?猿飛佐助の話はどこに消えてしまったのかしらと終わってから頭をひねった・・アカン!また聞いてなかったのか、も、、m(__)m 。
すると、、、あほかぁー!!!とでも言いたげに、「とーふ~♪ とぉーふぃ~~♬」と、豆腐売りの大合唱が聞こえてきた。
毎度のことながらアカン話になってまいりましたので、ちょっと^^;頭を冷やすことに致します^^;;;
中入り休憩にはまだチト早いのですが、ここで (^。^)y-.。o○ させていただきますネッ。。。
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