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設計事務所

Livin06_2

『設計事務所です』と言って、よく『工事もするの?』って聞かれます。  工事・・しません。
雑誌やネットで「建築家」とか「設計事務所」というものがだいぶ一般の人に身近に感じてもらえるようになりましたが、まだまだその実体は、認識されていません。というより、工務店とどう違うのか、わかってもらえていないようです。
設計事務所は、図面を作り、工事がちゃんと行われているどうか、何度も現場に行って確認と打ち合わせをするのです。それは、施主の代理としての立場で。。だから、設計料いただきます。・・・それが、普通、もったいないように思われているんです。工務店やハウスメーカーに頼めば『そんなのいらない』と思っているからですね。その事については以前書きましたが、実際はある程度払っています。それなのに、工事になると工事をする側の都合のいい方向に変えられてしまう部分がでてきます。設計料払ってる(気づかないとしても)のだから図面があります。工事中、その図面を誰が確認しますか?現場には監督がいますが、監督は工事側の人です。必ずしも施主の意向を第一とは考えてもらえないかもしれません。それを設計事務所は行うのです。
設計事務所の仕事は形やプランを考え図面を作ることですが、実はかなりの時間を施主・現場との打ち合わせに時間を使います。
写真は先日完成した「鴻ノ巣の家」というマンションの全面改装のものです。この仕事では、設計中の打ち合わせ約8回(約4ヶ月)工事中の施主打合せと現場監理の回数:約13回(約2ヶ月)、そしてその約6ヶ月の間にメールで施主とやりとりしたのは約60回です。・・これが多いのか少ないのかはわかりません。でも、少なくてもメーカーや工務店よりは、はるかに多いはずです。鴻ノ巣の家では『もっと以前からのお知り合いのような気がしてなりません。』と言っていただきました。
もっとも、家づくりが面倒なことだと思われる方には、向きません。。
設計事務所=自分の好き勝手につくる・・みたいな事言う人もいるでしょうが、、、今どきそんなのあんまりいません。(中にはいるかも。。)
施主の考えることをふまえて、いろいろ提案するのです。最初は思いもしないことが出て来てとまどうかもしれません。でも、それは、ある意味、理にかなっているのです。『当り前』と思われている事は、本当は『不自然』なこともあるのです。
そんなことをいっしょに考えることを楽しめそうなら、一度、設計事務所と話してみてください。話すだけでは、お金もらいませんから。

住まいは楽しい!+ 志田建築設計事務所

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