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築23年そば屋リフォーム

先日、築23年(たぶん)のそば屋さんの店舗+住宅のリ-フォームの現地調査をしました。その家は、まず「店ありき」ですから、当然それ以外の住居部分は2の次ぎです。生きていくためにしょうがないのですね。。
調査のために、建築確認申請時の図面をみせてもらいましたが・・・現状とぜんぜん違うのを見て、絶句しました。図面と実際の建物は反転されているし、間取りはほとんど違います。お店の御主人は「これは、許可を取るためだけの図面だから・・・」って言います。。「あの・・」言葉を飲んでしまいました。
欠陥住宅というのが問題になり、ローンと工事の完了検査の関係が厳しくなる以前は、そんなふうに、建築確認の図面と実際の建物が違うなんていうのは、結構あったのです。「3階建ての家が4階になった」なんていう話しも聞いたことがあります。
100歩譲っても、それはそれで、キチンと構造を考えられたものなら良しとしましょう(本当はダメです!)。でもたいがい、ただ面積を大きくしたいだけで勝手に変えてしまったのだから、構造もなにもありません。当然違反ですから、建築士または設計事務所も現場には関わっていないはずです(それはそれで別の問題があるのですが)。普通の状態ならいいでしょう。でも、大地震が来た時には、残念ながら・・・。
阪神大震災の時、「昔からの木造はだめでツーバイはいい」みたいなことが言われましたが、「昔からの木造」はどうにでも補強して作ってしまうことができるので、構造的なこと無視してもできてしまいます。そうゆう家が沢山あるから、被害が出ます。(*キチンと施工されたものは問題ないことが実証されています。)

2階に上がって、からだをゆすると家が動きませんか?風が吹くとゆれませんか?
できるなら、早めに近くの設計事務所や公共機関にご相談ください。。

できるだけ・・・



「ゼッタイに良くなるのに・・」なかなか理解されません + 志田建築設計事務所

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