20年前ある建築家に依頼した家。1階は円形のプラン、2階の半分は浴室とインナーテラス。施主はとても気にいっていました。しかし…お子さんの成長とともに、「居場所」のない家になってしまいました。
元の家を尊重しつつ、家族それぞれの居場所のあるやすらげる家に作り変えました。
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写真は、工事前の2階浴室。南面にある浴室が、この家の一番の場所でした。
ガラス張りの屋根で、風呂に入りながら青空や星空をを楽しむ事ができました。
ご夫婦はお気に入りでした。しかし、年月が経ち床から水漏れをするようになり、何度も何度も補修をされていて、「このまま対処の補修をしていてもどうにもならない」というのも、リノベーションをされた理由のひとつでした。
この写真を見て想像つくと思いますが、もっと歳をとり「この浴室に入り続けられるのか?」と聞かれれば、自信はないですよね。真夏以外、寒いんです。タイル張りの部屋を掃除し続けるのも苦痛になります。
そして、南の良い場所に浴室がある事で、家族それぞれの「居場所」が作れませんでした。
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リノベーションでは、この浴室を北側に移し、この場所を寝室にしました。
新しく出来たこの寝室の窓からは、自宅の庭の緑が見えるようになりました。低層の住宅地なので、遠くまで見える眺望もあったのです。
「こんな景色があったんですね、初めて気が付きました。」と奥様が言われました。
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家に「うわ~」って思えるスゴイ事があってもいいと思います。
人それぞれですが、「それがあれば自分は満たされる」という人はそれでいいと思います。他人がどう思おうと「自分の居場所」がそこにあるわけですから。
家で大切な事は、「自分の居場所がある」という事です。
どこが「居場所」か?というのはそれぞれです。個室、寝室、食卓、キッチン、リビング、書斎、・・。家族と共有しているのがよければそれもいいのです。
でもたぶん「居場所」とは・・・
「ひとりになれる場所」もしくは「ここは私のスペース」と専有できる場所。
特に、定年以降の「次の人生」が始まるとなれば、夫婦ともにそういう場所があるのがいいと思います。いや、必要です。
夫婦というのは従属関係ではありません。パートナーです。
ですから、尊重しあえないといっしょに暮らすのは苦しくなります。
そのために、居場所を作る事 または 居場所を整える事 がとっても大切です。
そしてまず、ご自分が満たされてください。満たされるから、相手の事を尊重できるのです。
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石神井の家(建築家設計の家のリノベーション)
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